低学年版 はりねずみのルーチカ たまごの あかちゃん だーれだ? (わくわくライブラリー)
- 講談社 (2024年3月28日発売)
本棚登録 : 77人
感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (80ページ) / ISBN・EAN: 9784065348543
作品紹介・あらすじ
2024年ショートアニメ化、決定!
「友だちを思いやる優しい気持ち」が育つと人気の
10年以上続くロングセラー童話「はりねずみのルーチカ」シリーズ(中学年以上向け)に、
待望の低学年向けシリーズが登場!
第1作は、はりねずみのルーチカが
森で不思議な「たまご」をひろって、愛情いっぱいに育てるドキドキする話。
弱い者を助ける優しい気持ちが育つ、心あたたまる童話です。
友だちの本当の幸せを祈るため、
ルーチカは「そらうお」にあることをします。
名作『泣いた赤鬼』『きいろいばけつ』などのように、
友だちを思いやる気もちを育てててくれます。
絵本を同じ横書きなので、絵本よりもっと長い物語を読みたくなったお子さんや、
はじめて童話を読む子におすすめです。
年長さん、小学1年生のひとり読みデビューにぜひ、手にとってください!
感想・レビュー・書評
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かんのゆうこさんの童話ですね。
絵は、北見葉胡さん(神奈川県生まれ)
武蔵野美術短期大学卒業。画家、絵本作家、イラストレーター。
にんきシリーズ『はりねずみのルーチカ』の低学年版シリーズの一冊目です。
ルーチカは、げんかな はりねずみの
おとこの こ。
フェリエの もりで、くらして います。
ほら、ルーチカが たのしそうに あるいて
きますよ。
あたまに、ちょこんと りんごを のせて。
フェリエの もりは、ふしぎが いっぱい。
さて、きょうは なにが おこるかな。
ルーチカが うっとりと
あじさいを ながめて いた とき
あじさいの しげみの そばで、
なにかが きらっと ひかりました。
「あれ、なんだろう。」
そこには、にじいろに かがやく、
きれいな たまごが おちて いたのです。
それは、ルーチカも はじめて
みる たまごでした。
「なにか、うごいている。
だけで、たまごの なかの こ、だれだろう」
ルーチカとふしぎなたまごのお話です。
独創的なメルヘンが、興味をひきながら、森のお友だちや、精霊と、たまごを見守ります。
生命の不思議や、友情の大切さを考えさせられる寓話と言えますね。
北見葉胡さんの絵が、可愛らしく温かな色彩で、楽しくルーチカのお話を飾ります。
ルーチカのやさしさに心をときめかせました。
(=^ェ^=)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ルーチカのお話、低学年版ということで、大きめの仮名文字、横書きで、「にじいろのたまご」所収の、虹色の卵から生まれたあの子のお話を、初めて読む小さい読書家さん向けに、分かりやすく書いてあります。改めて読むと、なんていいお話なのかしら…。桃胡は出てこないけれど。絵もカラーが多くて美しい! 「あたまのうえのりんごのうた」の楽譜ももちろん載っていますよ。
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1.2年。ルーチカが見つけたのは、そらうおのたまご。大好きなそらうおと離れたくない気持ちとうらはらに、離れなくてはならないことを受け入れる姿が描かれた一冊。ルーチカの柔らかい語りや、夢のある設定に読み進められる。だがそれとは反対に現実的な終わりが少し悲しくモヤっとしてしまう気がする。
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ただでさえ子ども向けの本なのに、それの低学年版てことで、だいぶ子ども向けではあるけど、低学年向け、てほど低学年向けでもない。
多分、低学年には内容が難しい。
ラストのお別れのシーンも、何でこれでよかったのか、大人の私でもよく分かんないし。
著者プロフィール
かんのゆうこの作品
