サロメの断頭台

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  • 講談社 (2024年3月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784065348956

作品紹介・あらすじ

全ての謎が解けるとき、『サロメの断頭台』が読者を待つ。
天才芸術家の死、秘密を抱えた舞台女優、盗作事件に贋作事件、そして見立て殺人。

大正ミステリを描き抜く『方舟』著者の本格長編。

油絵画家の井口は、元泥棒の蓮野を通訳として連れて、祖父と縁のあったオランダの富豪、ロデウィック氏の元を訪ねた。
美術品の収集家でもあるロデウィック氏は翌日、井口のアトリエで彼の絵を見て、「そっくりな作品をアメリカで見た」と気が付いた。
未発表の絵を、誰がどうして剽窃したのか?
盗作犯を探すうちに、井口の周りで戯曲『サロメ』に擬えたと思われる連続殺人が発生してーー

みんなの感想まとめ

複雑な人間関係と緻密な謎解きが織り成す大正時代のミステリーが展開されます。画家の井口は、元泥棒の蓮野と共に、自らの絵が盗作されたのではないかという疑念から調査を始めますが、その矢先に連続殺人事件が発生...

感想・レビュー・書評

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  • 画家の深江龍紅という中野のバラック小屋に義妹の深江時子と住んでいた男が自殺をし、その後戯曲『サロメ』になぞらえた連続殺人事件が起こります。


    以下、ストーリーは書くのが込み入っていて私には難しいので書かずに感想のみ書きます。

    最初は大月という画家をとりまく白鴎会という画家数名のグループの誰が深江龍紅の描いたモデルで舞台女優の岡島あやの絵を盗作したのか、犯人を捜す話で、あまり私にはピンとこなくて、面白くなく前半を読むのに3日間もかかってしまいました。

    後半では戯曲『サロメ』をなぞらえた殺人事件が3件おきますがそれもあまり面白いと思えませんでした。

    しかし、最後にこの一連の事件の黒幕がわかってからの解決編は非常に面白くなりこれは星5つをつけざるを得ないと思いました。

    やはり、誰が犯人かより、なぜ犯人となったかの方が数十倍面白いのです。

    最後に印象に残った一文を。
    欲しかったものは手に入った。
    もう一つの欲しかったものは、絶対に手に入らないってことがはっきりした。
    愛する者はみんななくなってしまった。
    憎いものは憎めるだけ憎んだ。

  • 方舟があまりに印象的だったので、期待大で読みましたが、期待が大き過ぎでそれほどでもありませんでした(笑)
    さらに、人物設定がなんとなく変だと思ってググったら、シリーズものでした(笑)
    大正ミステリシリーズ?
    「絞首商會」に続く第2作でした。
    そもそも、大正時代の物語と、語り口が好きじゃないのも、この作品がいまいちと思うところ!

    主人公は画家の井口。
    アメリカの大富豪が彼の書いた絵を気に入って、かなりの高額で購入しようとしたら、以前に同じような絵を見たことがあるとのこと。
    井口の絵は贋作なのか?
    贋作でないことを証明するために、友人の蓮野と調査を始めます。
    自分の絵を見たことがあるのは、『白鷗会』のメンバー。
    その中に贋作犯がいるのか?
    しかし、調査を進めようとしている中、そのメンバが殺されてしまいます。
    さらに、次々に起こる殺人事件。
    それは「サロメ」の戯曲に見たて殺人。
    誰が犯人?

    この作家さんはこうした変な殺人や見立て殺人が好きなんですかね?
    シーンが頭に浮かびません(笑)

    いよいよ、犯人が明らかになり、その動機、殺人の理由も明らかになります。
    そこまでたどり着くまで長かった。文体のせいか、なかなか読み進めませんでした。

    で、表題の「サロメの断頭台」の意味が分かります。
    ちょっとグロい。

    読み進めるのに疲れちゃいました。

  • 超★5 絵画の盗作疑惑から次々に事件が発生… 混沌とした謎が一気に紐解かれる傑作 #サロメの断頭台

    ■あらすじ
    舞台は大正時代の東京。油絵を生業としている井口のもとに、資産家のロデウィック氏が訪れる。彼は井口が描いた女優の油絵を称賛し、高値で買い取る打診をするも、この絵とそっくりの作品を見たことがあると気が付いてしまう。盗用した覚えがない井口は、友人の蓮野と共に調査を開始する。しかし捜査を進めていくうち、さらに恐ろしい事件が展開してしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい、超★5
    これは高評価、完成度がめっちゃ高いミステリーです。

    序盤の盗作疑惑から始まって、次々に起こる事件や謎の提示される。さらに贋作疑惑や人間関係の変化していく様子も読者を飽きさせない。終盤の終盤まで分からないことばかりで、これはどう解決するのか不安になってくるのですが、なんとも綺麗に収束する。ミステリーとして厚みがあるし、お手本のような展開で、読み応えがありました。

    登場人物についても分かりやすく魅力のあるキャラばかりだし、作品の中で生き生きとしていて立体的なんですよね。なぜこういった行動をするのか、何を悩んでいるんだろうかと惹きつけられてしまうのです。

    推しキャラは女優のあやと白鷗会の大月。気が強く攻撃的だけど、悩み多き女優のあや。すでに往年の大女優といった雰囲気、彼女のおかげでストーリーに生命力が吹き込まれますね。

    そして下品さ満載の大月がイイ!男が何人か集まると、必ずひとりは存在するガサツな奴。そりゃ女性に嫌われるだろうなと想像つくけど、素直で愛着があってついつい惹きつけられちゃうんですよね。また他のキャラも台詞の端々まで気を使われていて、どんな人間性かすんなりと入ってきます。

    夕木先生は『方舟』『十戒』でキャラが描けてないって言われがちですが、間違いなく制御してますね。本作においては、むしろこんなにも人物や関係性が描けている作品は珍しいってくらい巧妙に描けてます。

    さて本作の真相は、想像以上に強烈です。おそらくは予想がつかない。だからこんな展開だったのか、こんなタイトルだったのか、手がかりの理由はこういうことか…なるほど… 終盤、一気呵成に紐解かれる謎解きは圧巻で、ミステリーファンとしては痺れましたね。特に本格ファンには今年必読の一冊です。

    ■ぜっさん推しポイント
    人間だれしも一度くらいは失恋することがある。その渦中、しょんぼりとしちゃうし、真っ暗な未来しか見えなくなってしまうものです。

    しかし本作で描かれる失恋は、潔くて明るく、なんといっても美しいんです。人はつい人間関係にうじうじ悩みがちですが、他人に優しくなれることで、その結果自分にも強くなれるんでしょう。こんなにもカッコいい立ち振る舞いをしたいな~

  • 大正ミステリーシリーズ。

    画家の井口は、元泥棒の蓮野を通訳として連れて、祖父と縁のあった富豪のロデウィック氏と会う。
    井口の絵を見たロデウィックは、そっくりな作品を見て同じものをアメリカでも見たと言う。
    そこから盗作犯を探すことになり、動き出すと同時に連続事件が発生して…
    それは、まさに「サロメ」を模したかのような…。

    絵のモデルの過去が暴かれたときには…まさかこんなことがあったとは…と。

    長い、長いのだが、気になって読むしかない。
    次々と起きる事件に先が読めない…
    と想定外の犯人と断頭台の残酷さに茫然となる。

    今回は、井口と奥さんの紗江子が場の空気を変えてくれたり、峯子はお茶目で明るいのでいくらかほっとする場面もあった。
    蓮野の活躍ももちろんあるが、見目麗しいが素っ気なさは相変わらずだった。




  • 序章
    〝人が住んでいるとは思われない、木箱のような二階建てのバラックで一人の男が自殺の支度をしている〟

    うわぁ~
    なんだか恐ろしげな様子((((;゚Д゚))))


    そして本編
    画家の井口が描いた一枚の絵。
    〝薄暗い部屋に、直線的な幾何学模様の柄の、燃え立つようなオレンジ色の洋服を着て立つ女。
    厳かな美しさを持つ素晴らしい作品〟

    これとそっくりな絵が見つかり、盗作疑惑が浮上。
    井口が盗作犯を見つけ出す為に動き出すと、次々に恐ろしい事件が発生する!


    とても面白そうな展開なんだけど、何故かなかなか読み進められなかった。
    どうしても物語に入り込めなくて、半分読むのに数日かかった。
    さすがに終盤の解決編は引き込まれたけど、私にとっては読みづらい作品だったかなぁ。

    そしてラストの断頭台のシーンはあまりにも衝撃的で、想像するのすら恐ろしい。



    この作品、何かの続編なのよね?
    読んでないから楽しめなかったのかな(・・;
    でも読みづらいのは、文章が自分に合わないのかも。

    • aoi-soraさん
      方舟、十戒は読みやすいの!?
      大正シリーズが読みづらいんですね…
      いずれチャレンジします。

      かなさんは守備範囲広いから、サロメもいけるので...
      方舟、十戒は読みやすいの!?
      大正シリーズが読みづらいんですね…
      いずれチャレンジします。

      かなさんは守備範囲広いから、サロメもいけるのでは?
      2024/10/17
    • yukimisakeさん
      めちゃくちゃお気持ち分かります^^;
      なんか、普通でした…。そして読みづらかった…。登場人物覚えられないし。
      本当はこれの前の大正シリーズ読...
      めちゃくちゃお気持ち分かります^^;
      なんか、普通でした…。そして読みづらかった…。登場人物覚えられないし。
      本当はこれの前の大正シリーズ読むつもりだったんですが、やめました。
      でもきっと次出たら読んじゃう、謎の夕木さんとの関係…笑
      2024/10/17
    • aoi-soraさん
      雪さんのレビューも読ませて頂きました
      やっぱりそうですよね~
      ハマる人には面白いんだろうな、とは思います
      だって、ラストは凄いですもんね
      夕...
      雪さんのレビューも読ませて頂きました
      やっぱりそうですよね~
      ハマる人には面白いんだろうな、とは思います
      だって、ラストは凄いですもんね
      夕木さんとは、お友達のような関係だとか?(笑)
      私は無理かな…
      2024/10/17
  • 読み切るのになかなかに時間がかかった。
    先は気になるのにどうにも続かない。
    試しに井口を松下洸平、蓮野を松坂桃李で脳内変換したら驚くほどペースがあがった。
    キャスティング大事。

    真相に驚きはなかったけど、ラストのインパクトは相当なもの。

  • 切ない‥。短躯の画家井口と美形の元泥棒蓮野のコンビらレギュラー陣のやり取りも楽しく、独特の言い回しも癖になってきたのにあの結末になるとは。盗作犯を探すうちに起こる奇妙な事件の数々。謎が明らかになった後呆然。シリーズ続くこと願う。

  • 『方舟』で偉そうな事を言って『十戒』で夕木さんに土下座した私。
    さて最新作ははどうだったかというと…

    普通でした。決して悪くは無いんですが、普通…。
    別に前のようなどんでん返しを期待していた訳では無いんですが、差し引いても普通。(3回言ってしまう程に普通)
    ですが夕木さんは本来こういう作品が書きたいんだろうなと何となく思いました。

    時は大正時代。
    主人公の井口はそこまで売れている訳では無いですが絵で食べていける程には認められている芸術家。
    ひょんな事から(ややこしいので割愛します)アメリカの大富豪、実業家のロデウィックを出迎える事に。
    芸術好きなロデウィックに君の絵を見せてくれと頼まれ、アトリエへと案内したところ、大層気に入ってくれます。
    中でもオレンジの服を着て後ろを向いている女性の姿絵を痛く気に入り買取を検討しますが、気になる事が。
    ロデウィックはどこかで同じような絵を見た事がある。

    贋作疑惑が持ち出され、莫大な値段で買い取って貰う為には自分の作品の方がオリジナルだと証明せねばならなくなった井口は、犯人探しの探偵にならざるを得なくなります。
    タイムリミットはロデウィック氏が帰国する2ヶ月後まで。
    これだけでも骨が折れますが、更に予想もしない見立て殺人に巻き込まれる事に。

    タイトル通り『サロメ』の戯曲に見たてられた殺人が次々と起こり、しかも犠牲者は井口の所属している芸術家や評論家の集まり『白鷗会』のメンバー。
    友人である蓮野の力を借りて犯人探しが始まります。殺人者は果たして贋作者に繋がるのか?!

    『方舟』の時にも思ったのですが、オーディブルなのでそのせいかと思っていたら今回も登場人物にあまり感情移入出来ませんでした。
    個性的な人物も多いのですがいまいちその個性が生かしきれていないと言いますか…消化不良。
    とにかく、状況や登場人物達の居る情景が分かりにくく、慣れるまで誰が誰と何にいるって?!と何回か前のページに戻ったり、全然頭に入ってこなくて同じページを2周したり、中々骨が折れました。
    (私の頭の方がちょっと…という可能性はスルーして下さい)

    普段、ミステリーを読む時には全く推理せず読むタイプなので、最後に真相が分かってスッキリ!と言う楽しみ方をしております。ですが、以前どこかのレビューにも書きましたが時々、本当に時々ですが急にはじめちゃんと化してなんとなくの動機と犯人が分かってしまう時があります。
    今回がまさにそれでした。中盤を大分過ぎた辺りで「じっちゃんの名にかけて!!」とか言い出しそうになる位確信があったのですがやっぱり当たってました。

    ですが、もしこれがわざと分かりやすい犯人と登場人物を作ったという、夕木さんの罠だとしたら、
    かなりの策士だと思います。
    当てはしたものの真の真相は予想以上に重たいものであり、犯人が何の為に人を殺していたのか、の本当の理由にもよく出来てるなと驚きました。
    夕木さんは本当にラストが面白いので、ラストシーンのプロットから作られてるのでは無いかと思う程。

    なら星4でも良いじゃないかと思われる事でしょう。
    それがですね、普通なんです。(再三失礼ですが)
    いかんせん感情が入りません。
    ラストも面白いのですが淡々と眺める具合になってしまいました。
    ただ、最後の殺人方法、これには眉根が寄りました。
    男性の方はご注意を。想像すると大変な事になります。なんという苦痛…。

    散々普通と書きましたが、これは私が本格ミステリーを読みすぎたのと、登場人物に感情移入出来なかったせいもかなりあります。
    あとは文体の相性ですね。
    お話自体は本当によく出来ていますし、お好きな方はとことんお好きなのでは無いでしょうか。

    どうやら夕木さんのデビュー作『絞首商会の後継人』と同じ世界観のようです。
    あちらがお好きなら間違いなく楽しめるかと。

    めちゃくちゃ面白い!!絶対に次も読みたい!!とはならないのに何故か新刊が出ると読まずにはおれない…そんな私と夕木さんの不思議な関係。
    (友達みたいに…)

    • yukimisakeさん
      普通に楽しかったです笑
      言えないのが悔しいんですけど、またゆーきさんの感想のコメントついでにしれっと書いて…大丈夫かな笑

      あれにアレがアレ...
      普通に楽しかったです笑
      言えないのが悔しいんですけど、またゆーきさんの感想のコメントついでにしれっと書いて…大丈夫かな笑

      あれにアレがアレで…考えただけで痛くなってきた…笑
      2024/04/02
    • kuma0504さん
      雪見酒さん、

      EYE Love YOU最終回、もっととんでもない事が起きるかと思いきや普通に終わってしまいました。

      ところで、彼女たちが...
      雪見酒さん、

      EYE Love YOU最終回、もっととんでもない事が起きるかと思いきや普通に終わってしまいました。

      ところで、彼女たちが最終回ソウルの夜景が見える高台でデートしていて、最後のDVDお知らせまでしていたスポットは、間違いなく、私が大晦日の日に陽の入りと夜景を見に行った駱山(ナクサン)公園です。人が全くいなかったので、おそらく深夜のロケに違いない。実はこれが言いたかっただけ。
      2024/04/04
    • yukimisakeさん
      kumaさんおはようございます♪
      今夜見る予定なんですが、そちらも普通なのかあ笑
      ドラマティックに終わる予想してました。

      わー!良いなあ!...
      kumaさんおはようございます♪
      今夜見る予定なんですが、そちらも普通なのかあ笑
      ドラマティックに終わる予想してました。

      わー!良いなあ!!実際は人多かったですか?!
      綺麗なんだろうなあ、韓国行ってみたいと言い続けて早や3年…
      クマさんのレポ読んで行った気持ちになってるんですよ(о´∀`о)
      最終回、クマさんの可愛いアイコンが浮かびそう笑
      2024/04/04
  • 長すぎた。でも諦めず読みきれたのは、夕木春央さんだから。
    方舟のような意外性はないけど、最後は、グッときました。
    蓮野さん、カッコいいじゃん!
    が感想です。
    そしてこれもシリーズものだった。
    また二番目から読んでしまった。
    怒涛の展開に、井口さんの絵の盗作をかいた人を探していたはずなのに、そこは思い出せない

  • なかなかヘビーでした、、
    どうやら「絞首商會」などと同じシリーズのようです。
    そちらのシリーズは今まで読んだことがなかったのですが、大正時代が舞台となっていて、言い回しや、普段使わない漢字などが出てきて、少し読みづらさを感じてしまいました。
    やっぱり自分は夕木さんの作品では「方舟」や「十戒」のようなテイストの方が好きでした。

  • なかなか読み終わらなかった…
    大正ミステリーという設定のせいか、読んでも読んでもなかなか内容が頭に入ってこない。
    500p弱のボリューム、大変だった。
    でも、強烈なインパクトを受けたところが一つ。
    ラストの断頭台のシーン。映像がリアルに浮かんで、なんとも恐ろしい。こんな怖いこと、犯人はよく思いついたなぁ。

  • 展開に目を見張る一冊。

    大正元泥棒シリーズ。
    画家の井口が描いた一枚の絵に持ち上がった贋作疑惑。
    この疑惑を晴らそうとしたら殺人事件に巻き込まれ、いつものごとく元泥棒の蓮野と全ての謎解きに奔走するストーリー。

    おなじみの超がつくほどの細かい笑い、井口妻、紗江子さんのキャラがたまらない。
    今回もナイス働きが最高。

    終盤からは全く目が離せない、かつ目を見張る緊迫感漂う展開にゾッ。

    相変わらずそうするしかなかったという一連の畳み方にこの作家さんの巧さを感じた。

    せつなさと美しさ感じる終章が印象的。

    映画のワンシーン感じるラスト。

    • あいさん
      くるたんちゃん、こんばんは(^-^)/

      夕木さんの作品は興味があるので読んでみたいのだけど、なかなか手が伸びなくて…

      「大正元...
      くるたんちゃん、こんばんは(^-^)/

      夕木さんの作品は興味があるので読んでみたいのだけど、なかなか手が伸びなくて…

      「大正元泥棒シリーズ」というのがあるんだね。
      キャラが良さそう!
      私「十戒」と「方舟」は購入しているんだ(^_^;)
      くるたんちゃんはどれが1番面白かったかしら?
      私にはどれが合いそう?
      2024/05/05
    • くるたんさん
      あいちゃん♪おはよ♪

      方舟、十戒、購入してるんだね♬こちらは絶対、方舟→十戒の順番で読んでほしいな✩⡱
      夕木さんって、方舟の現代ものは衝撃...
      あいちゃん♪おはよ♪

      方舟、十戒、購入してるんだね♬こちらは絶対、方舟→十戒の順番で読んでほしいな✩⡱
      夕木さんって、方舟の現代ものは衝撃ミステリで読ませてくれるよ。

      大正元泥棒シリーズは推理劇と時代を楽しめるよ。
      このシリーズは、「時計泥棒と悪人たち」を一番最初に読むのがオススメ✩⡱
      短編集だから、雰囲気を掴みやすいよ¨̮♡

      あいちゃんには…方舟が最初がオススメかな〜¨̮♡
      2024/05/05
    • くるたんさん
      あ、私が一番面白かったのは「サーカスから来た執達吏」かな♬
      これも大正時代なんだけど、シリーズではないし、冒険活劇で楽しめるミステリだよ(^...
      あ、私が一番面白かったのは「サーカスから来た執達吏」かな♬
      これも大正時代なんだけど、シリーズではないし、冒険活劇で楽しめるミステリだよ(^^♪︎
      ご参考までに✩⡱
      2024/05/05
  • 油絵画家の井口は、元泥棒の蓮野を通訳として連れ添い、祖父と縁のあったオランダの富豪•ロデウィック氏の来日を出迎えた。美術品収集家でもあるロデウィック氏は、アトリエで井口が描いた絵を見て、「そっくりな作品をアメリカで見た」と言う。未発表の絵を、誰がどうやって剽窃したのか?盗作犯を探すうちに、井口の芸術家仲間の贋作疑惑や戯曲『サロメ』に見立てた連続殺人が発生して…

    盗作事件から端を発して、贋作事件及び見立て殺人に連鎖し、果ては冒頭に書かれた孤独な芸術家の自殺にリンクしていく、謎が謎に繋がっていく見せ方が上手い。
    剽窃、瑕瑾、閨房など見慣れないワードが出てくるため読みやすくは無い(国語の勉強にはなる)。大正時代を舞台とした旧時代的雰囲気は「本格ミステリ」にマッチしていると思う。
    キャラクターでは、井口の妻の紗江子と井口の画家仲間の大月が良い味出している。ピッチフォークを構える紗江子が目に浮かんで微笑ましいし、大月のデリカシーの無いセリフ回しが笑える。

    やや冗長に感じる序盤〜中盤を越えた後の“解決編”は、提示された謎の数々がロジカルに紐解かれ、作者の真骨頂とも言っても良い“うすら寒さ”を禁じ得ない展開が待ち構えている。常軌を逸したホワイダニットに、目を背けたくなる衝撃的な罪と罰。オェー。

    “元泥棒”で“美青年”で嘘を吐くことを病的に厭う癖のある蓮野が探偵役を担う。シリーズものとは知らずに読んだ。蓮野&井口の過去の出来事も気になるので、他のシリーズ作品にも手を出してみようかな。

    本格ミステリ・ベスト10 6位
    SRの会ミステリーベスト10 9位

    《蓮野&井口シリーズ》
    1.絞首商會
    2.時計泥棒と悪人たち
    3.サロメの断頭台

  • No. 24ほ068F
    読了日:2024年 5月18日

    ロデウィックは、油絵画家の井口の邸宅に訪れた。井口の案内でアトリエで絵を鑑賞することになっていた。ロデウィックは井口に見せてもらった一枚の絵に心をうたれた。だが、その一枚はロデウィックがカルホォルニア州で見た絵と酷似していた。井口は、蓮野と共に盗作犯を探すことになる。盗作犯を探す内に井口の身の回りで戯曲「サロメ」になぞらえた連続殺人事件が起こり始めて。

    ------
    犯人が判明したとき、犯人の動機にまんまとミスリードされたという気持ちと、犯人の犯行に強い嫌悪感を感じました。
    誰も救われず、後味が悪い物語でした。が、犯人との対峙は、鳥肌が立ちました。

  • 中盤までは読むの大変に感じるかも。
    しかし終盤は一気に伏線回収、解決に向かう。
    表紙は読んだあと見るとゾッとする。
    一冊をじっくり読みたい方はオススメかも。

  • 久々に読んでいてとても大変だった。なにしろ長い、でも先が気になる。
    枝葉の如き伏線が大量に出てきて(一部本当にこれはただの枝葉では…と思うものもあり)正直『方舟』『十戒』からこの作者に入った身としては、別人の作か?!と思うくらい。
    一方で結末の衝撃性は帯の煽りを超えてきた。これもし映像化したら凄まじいインパクトだけど、未だおじさんが権力を持つことが多い放送・映画界では厳しいかなあ。
    「美とは何か」「美とは所有し得るか」が裏(?)テーマであるがゆえに、もしぴったりのキャスティングで・もう少しテンポ良く構成して映像化したら傑作になりそうだと思った。

    かなーりお腹いっぱいになったので、本シリーズの続編よりは、できれば『方舟』の”あの人”をもっと読みたいというのが本音です。時間にゆとりある夏休みの読書としてはよかったかなと思います。

    【追記】ピンと来なかった理由の1つ、本作とは関係なしに私がサロメに結構思い入れ強いからかも。サロメをモチーフにするならばもう一声頑張ってくれぇ感が否めず…
    (原田マハ氏の『サロメ』と塩野七生氏の『サロメの乳母の話』。特に後者は、確か中学生くらいの時に読んで私が歴史創作物に目覚めるきっかけになったんでした)
    (あと松浦だるま氏の『累』における劇中劇としてのサロメ、そしてそれを舞踊含め見事に映像化してくれた土屋太鳳嬢にも、強い憧憬があって本作への期待値高かったのだな)

  • 「絞首商會」や「時計泥棒と悪人たち」同様、蓮野シリーズ。前作は大正期の混沌としながら新たな文化の時代をうまくミステリーに溶け込ませていた。が、今作はグロさでお腹いっぱい状態。登場人物はしっかり描き分けられていたが、内容が冗長でテンポがなく終わり方もしっくり来なかった。本当なら☆2だけど、好きな作家さんと言う事で忖度して☆3、次回に期待したい。

  • 夕木春央と言えば真っ先に【方舟】が思い浮かぶかもしれないが個人的には今作【サロメの断頭台】の方が印象に残った!


    大正が舞台なのも雰囲気的によいが、【方舟】や【十戒】は現代が舞台となってなってるがしっかり棲み分け出来て違った方向性なのも良し!

    物語終盤の不穏で嫌〜な想像を掻き立てられる描写は是非とも味わって欲しいですね〜!!

  • 「絞首商会」「時計泥棒と悪人たち」に登場する、盗人の経歴を持つ端正な顔立ちをした蓮野と絵描きの井口の2人を取り巻く事件を描いた話。井口の絵が盗作され、盗作犯を追求するうちに巻き起こる殺人事件。果たして盗作犯、それに殺人犯は誰なのか…?というストーリー。おそらく時系列的には「時計泥棒と悪人たち」の後の時間軸。

    いや、すごい結末だった。この人は残酷な描写が上手い。
    推理で次々と真相がわかっていく様子、登場人物の心情描写、やりきれなさ、全部ひっくるめて面白かった。
    やっぱり作品を読み進める毎に大月を好きになるし、井口の奥方も味があって良い。峯子の役割もかなり重要だった。
    全部読み終わったあと、序章を読み返して物悲しさを感じた。真相がすべてわかってもすっきりしない、あとを引く感じがするがそれがこの作品の良さなのだと思う。
    面白かった。

  • お笑い好きとしては井口ってウエストランドしか浮かばなくってずっと井口が頭の中に出てきた。乱歩みたいな大正ロマン的な探偵小説的に進んでいた話が、ラストで阿鼻叫喚。こんな仕組み考えたの凄い!こういうの嫌いではない。

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著者プロフィール

2019年、「絞首商会の後継人」で第60回メフィスト賞を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。
近著に『サーカスから来た執達吏』がある。
『方舟』で「週刊文春ミステリーベスト10 国内部門」「MRC大賞2022」を受賞。

「2023年 『時計泥棒と悪人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夕木春央の作品

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