『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

  • 講談社 (2024年6月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784065349595

作品紹介・あらすじ

“革命の話をしよう”という一文から始まる、大河ファンタジー小説「レーエンデ国物語」。大国に挟まれた地政学的要因、特殊な自然環境などから苦難の歴史を刻むレーエンデ国を舞台にした壮大な物語です。第一部から第四部まで刊行され、各部ごとに異なる登場人物、時代設定で広がるクロニクルは第五部で完結予定です。
刊行当初より、その世界観に魅了されたファンは多く、2024年の本屋大賞ではシリーズ作品として初めてノミネートされました。
本書は、この物語の作品世界の細部にわたり掘り下げ、多くのカラービジュアルと共に解説していく公式ガイドブックです。
各部ごとの物語解説はもちろんのこと、年表、登場人物の移動ルート、人物相関図、名セリフ集、聖イジョルニ帝国の歴史から支配構造、レーエンデ国の地誌まで完全網羅。印象深いシーンの描き下ろしイメージボードに加え、カラーのキャラクターイラスト、装幀イラストの全貌、さらには著者が物語制作のために制作した図版など、ビジュアルでも『レーエンデ国物語』を改めて楽しめる内容になっています。そのほか、著者へのロング・インタビューも収録。いかにして、この壮大な物語世界が作り上げられたのかを、あきらかにします。

みんなの感想まとめ

物語の深い世界観を掘り下げたこのガイドブックは、読者にとって貴重な情報源となります。各部の物語解説や年表、登場人物の移動ルート、相関図が豊富に掲載されており、シリーズの理解を助ける内容です。特に、カラ...

感想・レビュー・書評

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  • 既刊4冊までの内容を整理したムック本。当然の事ながら各巻の結末が含まれているので、「第一部から第四部まで読まれた上で楽しまれることを強くおすすめします」という注意書きがある。親切(笑)
    このムック本、最大のポイントは地形図が多数載っていること。各巻ごとに、主な事象の移動経路がカラーで描かれている。さらに、各巻の出来事が年表化されていること。人物名一覧もある。これらを参照しながら読めば、より理解がしやすい。とても良い。

    ブクログで各巻のレビューを読むと、
    「カタカナ名が多くて苦労した」
    「前巻との繋がりがあるのかわからなかった。忘れた」
    などの声があった。人物相関図も入っているので、手元に置いて振り返りながら読むのに最適です。

    …一つだけ疑問なのはまだ最終巻が出てないのに『公式ガイドブック』となってること。最終巻が出たらまた別のが出るのかな?増補改訂版になる?

  • レーエンデの物語を楽しんだ後におさらいとして読むとすごく理解が深まる。
    文字だけだと理解しきれなかった登場人物たちの移動経路や地形が詳しく載っていて、思ってたより遠距離移動してたんだなというのがわかったりして、方向音痴としてはとてもありがたい。

    シリーズごとの年表も詳しく載っているため、いつ、どこで、何が起きていたか、これを読むとすぐ思い出せる。

    カラーの人物画もきれいだし、本編の冒頭ではイラストが載っていなかった他の人物も見てみたかったな〜

    個人的に、人物の紹介が本編で既出の内容をまとめただけだったのがちょっと残念です。
    せっかくならガイドブックでしか知れないような、ちょっとした裏設定とかも見られたら嬉しかった。
    作者さんのインタビューでちょっと触れられてはいるけれど、そういうのじゃなくて人物紹介として見たい。

  • 私が地図を制作しているファンタジー大作
    『レーエンデ国物語』(多崎礼 著)の
    公式ガイドブック
    『レーエンデの歩き方』
    4巻までのカラー地図が
    良い感じのサイズで掲載されています。
    (編集さん→私監修→多崎さん最終確認)

    書籍では認識できなかった緻密な部分も
    楽しんでいただけると思います。
    あ、あと、地図から表紙に
    コンパスを使用いただいています。

    また
    多崎礼さんによる設定資料やインタビュー、
    孳々さんや よー清水さんのイラストはもちろん
    禅之助さん、薄雲ねずさんの描き下ろしイラストまで。
    このガイドブックのためだけに
    用意されたものがたくさんある。

    いやこれ良いガイドブックよほんと。
    予想を上回る出来栄え。
    関係者各位、ありがとう。

  • 2巻を読んでいる最中に、このガイドブックを読んでしまった。
    どうしても気になって、我慢できなかった。

    失敗した。
    2巻、3巻、4巻に登場する主役たちの運命を先に知ってしまった。

    けど、1巻に出てきた主役たちを讃える気持ちは強くなった。ガイドブックはファンブックでもある。

    この本の素晴らしいところは、まず物語の年表があること。レーエンデ国の歴史が、現実世界の歴史さながらに年表上にまとめられている。まさにガイドとなる。
    そして地図。この地図を頭に置きながら物語をたどると、物語が立体的に見えてくる。あたかも登場人物たちとともに場所移動していくように感じる。馬で移動する距離感が何とも言えず良い。現代のように、飛行機や新幹線でビュンではないところが、かえって登場人物たちの行動の熱意を感じさせる。距離に対する時間の感覚が違うと言ってしまえばそれまでだが、移動の困難があっても人はやる時はやる、と解釈すれば、登場人物たちの労力は意志の強さの現れだとは言えないだろうか。

    令和の時代に著されたレーエンデ国物語には、これまでの私たちの現実世界の歴史や現代の社会が写し絵となっている。だから面白い。どこかの世界史が垣間見えるところや、現代人の目で見た歴史観が物語に投影される。やはり歴史は見る側の主観で切り取られた事実の寄せ集めであることが分かる。
    ファンタジーは、更新されなくてはならない。
    同時代人として、この物語の成立に立ち会えたことを幸せに思う。

    そして、ガイドブックは、物語を読んでから手にすることをオススメする。

  • レーエンデ国物語4作目に挟まれていたチラシがきっかけで。
    レーエンデ国物語1作目から4作目までを読了済みの読者向けファンブック。

    ⚠︎本書でも度々記載されていたが、4作目まで読んでいないと盛大にネタバレしてしまうので注意。

    「年代記」「帝国」「人物」「創造」「地誌」
    の5章で構成されており、本書を読めばレーエンデへの理解がより深まる内容。
    B5サイズと大きく読み応えがあった。
    名セリフ&ストーリーを読んで再度胸と目頭が熱くなり、イメージボードを見て再現度の高さに感動し、著者の多崎礼さんのロングインタビューを読んでワクワクした。
    5作目が出る頃に再読しようと思う。

  • レーエンデのガイドブック。
    1~4巻の良いおさらいになった!

    5巻への期待がさらに高まりました。
    5巻読むときのお供にしたいと思います。

    本当にすごい作品。世界観が細部までしっかりと作り込まれていて圧巻!
    あらためてレーエンデの面白さを実感できました。

  • 第5部の完結前に復習できるありがたい本。

  • 発売を待って読むので、地名や人名がわからなくなりがち。さらに巻頭の人物説明も少ないので誰が誰かわからなくて困っちゃう。
    そんな私にぴったりな本でした。
    「夜明け前」と共に読ませていただきましたが、相関図はありがたかったです

  • 本当は最終巻発売後に全てを網羅して出して欲しかったなと思いますが、売れるのは今なんだろうなとも。
    実際私も買ってしまったし。

    年表、相関図、地図に始まり、各キャラのお姿等ファンなら必見。
    ネタバレ前提の本なので既読勢向け。未読勢は触れてはならぬ。

  •  レーエンデ国物語のガイドブックであり、辞書でもある内容。

     1〜4巻を読んだ方向けのおさらいでもあり、より物語の深みに誘われるであろう本です。

     100ページあまりですが、年表、登場人物紹介、用語など、びっちりと書かれている説明に、レーエンデの美しい景色など、ファンなら必読と言っても良いかもしれない本です。

     残念なのは、人物相関図が読みづらい(笑)

     各巻の主軸の登場人物には絵をいれてほしかったかもしれないくらいにぎっしりと詰まっています。

     個人的には年表が好きで、ユリアとトリスタンの時代からどれくらい経ったのかとかもわかりやすいし、ここにこだわってるんだろうなぁと思うところも。

     また、〇〇族がどういう民族なのかわからなかったり、忘れていたり、そもそも、なんですの?と読み飛ばしていたりもした本編の内容をしっかりと解説されているので、よりレーエンデの世界を知ることができるのではないか?と思います。

     あとは、作者の描いた地図や設定。

     これだけのものを書くことの大変さを知ることができたのではないかと思います。

  • 4巻まで読むのに一冊一冊の間が空いてしまい、繋がりがごちゃごちゃで、思い出せなかったりモヤっとしていましたが、

    読んでみると、
    人物の相関関係や、どこで何が起こったのか、いつどんなルートを辿っていたのか地図上でわかり、スッキリしました!


    対談で、
    −小説を書く前には地図を書く
    −物語から考えてキャラクターを駒のように置いていく
    −革命史を書こうと思ったら政治と宗教は切り離せない
    という話しがとても興味深かったです。


    重いけれど、とてもリアルで、
    読むのを止められなくなってしまうのはそういうことなのかな。

    小説だからこそ
    耳の痛い話しや危機感を受け止めやすくて、
    リアルの生活のことを考えるきっかけが出来るように思います。

  • おさらいには良き。
    これを読んでいきなり5巻はない。
    物語を楽しんだ人が世界をより深く知るためのガイドブック

    2025.4.20
    76

  •  方向音痴の私の為にあるようなガイドブック。惜しむらくは、夜明け前(4巻)の最後の城壁門も図になっているとよかった。アルトベリ城やルミニエル座の見取り図はあるのに。
     例によって、「第三章人物」の中の、アーロウに対する「女衒」という表現には引っかかったが、(女衒は、遊郭に売るまでの仲介業者)、地名も場所も微妙に変化していく物語を理解する上で、非常に助けとなった。
     これから、2.3.4巻と読み進める方には、是非お勧めしたい。

  • 作中、ややこしかった地理、移動経路が明確になった。まさに、レーエンでの歩き方!
    人物紹介などは、焼き直し感が否めず、ちょっと残念。
    年表で整理されたことは、見やすくなって良かった。
    レーエンデ好きにはたまらない一冊かも?

  • レーエンデに旅行した人向け。これを見て行った気にはなるけどおすすめはしない。やっぱり目で見ないとさっ。
    おさらいと思い出を噛み締めるのに役立ちます。

    名前と関係性複雑ですよね?困ってませんか?
    そんな時はこの一冊。読めば全体把握が容易で、5巻が出る前の繋ぎに持ってこい。

    個人的にはわかりやすく各巻の主人公達の足跡がmapに記されてるのが良き。ボネッティの場所を完全に間違えていたのに気づいて衝撃。
    あと、多崎礼さんの構想ノート、対談的なのも読んでて楽しい。ファンタジーを書く人の頭の中って素敵だわ。

  • 第1部〜第4部までの主要キャラ、用語、地理の解説本。ネタバレが多分に含まれるので、ネタバレ厳禁の人は注意。
    各章の人物移動を地図で解説してくれているので、その点は分かり易い。
    キャラ相関図も載っているが、各巻内での繋がりを表したものだけなので、巻数を跨いだ相関図が有るともっと面白かったと思う。
    最終の第5部が出版されるまでの おさらい的な本なので、最終巻が発売されたら完全版として別のファンブックが出るのだろうか?

  • もう少し人物の前後の繋がりを知りたかった。

    例えば1章に出てきた人物の血縁が2章にも出てきているはずなのに、誰のひ孫なのか、どうしてそこに住んでいるのか、現在に至るまでの経緯など、脇役キャラのディテールをもう少し掘り下げて欲しかった。3章に出てくる妙にトリスタンと風貌が似ているウル族のシレンや、3章に引き続き4章にも出てくるボネッティ座のペネロペやミラなどもっと脇役キャラの事も掘り下げて欲しかったな~と。

    読者の考察に対する解説のような存在の本だと思っていたのですが、小説で描かれている事を分かりやすく整理した本でした。

    もしまたガイドブックを製作するのであれば
    小説では描かれなかった空白部分にも触れてみてほしい…。

  • 【きっかけ】
    本屋大賞ノミネート作品だった『レーエンデ国物語』シリーズ、ついに4巻まで読み終わったのでついに楽しみだった設定資料集に手を出すことに。

    【感想】
    『レーエンデ国物語』シリーズの大ファンとしては、パラパラとページをめくっただけでどどーんと大きなキャラクターや表紙のイラストが見えただけでも身体中がぶわっと熱を持つぐらい興奮した。
    こういう作品に出合えたことに感謝…。
    何よりも目を見張ったのは、多崎さん直々に描かれた地図!
    物語を書く人ってこれぐらい密に世界設定を図に具現させるのだなと改めて知った。
    逆に、これぐらい見取り図が描けないといけないのかもしれない…。
    頭の中だけで物語って書けないのだなあ、と。

    インタビューが載っていたのもとてもよかった!!!
    レーエンデ国のモデルはスイスなんだそう。
    永世中立国か…世界史に疎い私は、もっと勉強すべきだなと思ったし、これだけ帝国と宗教がはびこる革命の物語が面白いと感じるのなら、私が今いる世界の歴史自体とても面白いのでは?と思ったりした。
    5巻を読む時に手元に置いておきたい一冊だった(図書館で借りた本だけど…)

    【心に残ったところ】
    ◉“もともと革命の話を書いてみたいと思っていたんです。それこそ、祖父の代にやったことが孫の代で結実するような、長いスパンで革命に至るまでの話を作りたいと思ったのが始まりです。”

    ◉“全体の流れとしては、エールデが生まれて、すべてが始まるところまでが第一部。第二部では、第一部で「守るべきもの」として描いたレーエンデの森を焼け野原にする。そこから芽が出るのが第三部で、それが育って実を結び始めるのが第四部。そして革命を描く第五部に続くという明確なイメージがありました。”

    ◉やっぱり革命の話なので、一度は焼け野原にしないといけない。どん底から立ち上がる話にしないといけないので、それは最初から決めていました。

    【あらすじ】
    “革命の話をしよう”という一文から始まる、大河ファンタジー小説『レーエンデ国物語』。
    本書は、この物語の作品世界の細部にわたし掘り下げ、多くのカラービジュアルと共に解説していく公式ガイドブック。

  • 再読のお供に。
    人物関係や地形の整理に役立ちます。
    これのおかげで再読かとっても楽しかった〜〜

  • すげぇ…!!
    レーエンデ国物語の第一部から第四部が詰め込まれてるガイドブックです。ここいらで復習しときたいと思ってたからこのタイミングでの刊行ありがたい。よくわかってらっしゃる。
    各部の地図を見比べられて土地の変化が如実にわかるのが、嬉しいし面白い。年表は細かすぎて恐れおののいた。作者の多崎さんが物語ために制作した図版もすごいし、ロング・インタビューも読み処満載です。どういうふうに物語が生まれたかわかって大変興味深い…!印象深いシーンの描き下ろしイメージボードもよかったなー!

    ほんとこの作品は、物語、装丁、イラスト、地図…あらゆるところに関わる方たち全員で「レーエンデ国物語」を創り出そうとしている感じが出てるところがとても良いです。好きだ。

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著者プロフィール

2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。

「2023年 『レーエンデ国物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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