カフネ

  • 講談社 (2024年5月22日発売)
4.33
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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784065350263

作品紹介・あらすじ

☆2025年本屋大賞受賞作☆

【第8回未来屋小説大賞】
【第1回あの本、読みました?大賞】

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。

最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。

食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。

感想・レビュー・書評

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  • あなたは、『遺言書』を書こうと思ったことがあるでしょうか?

    あなたも私もいつの日かこの世を去る時がきます。日本人は縁起が悪いという言葉の先に、自分が死んだ後のことを考えること自体を拒否する傾向があります。しかし、自分にとって大切な人がいるのであれば、自分の思いを『遺言書』という形で残すことはとても大切なことだと思います。

    しかし、『遺言書』を作成しても『弁護士に預けるか、公証役場に預けるか、自分で保管する…』とその取り扱いにハードルがあるのも事実です。しかし、『令和二年七月十日、相続法が改正された』ことによって『法務局で気軽に預かってもらうことができるようにな』ったことはそのハードルを下げてもいます。とは言え、そんな『遺言書』を作成していたことを遺族が知らなかったとしたら、そして本人の死の数日後に『遺言書』の存在が『法務局』から通知されたとしたら、そこには予想外な展開が待ち受けているかもしれません。

    さてここに、二十九歳で亡くなった弟が生前『法務局』に預けていた『遺言書』が届いたことから始まる物語があります。そんな『遺言書』に書かれた弟の元彼女が相続を拒否することから始まるこの作品。そんな元彼女と繋がりを持っていく主人公を見るこの作品。そしてそれは、「カフネ」という『家事代行サービス』が繋ぐ人と人の関わり合いの貴さを見る物語です。

    『死んだ弟の元恋人は、すでに十九分遅刻している』と、『八王子駅北口のカフェ』で『「少し遅れます」などの一報』もない中に人を待つのは主人公の野宮薫子(のみや かおるこ)。『今どちらですか?ご都合が悪くなったのならご連絡ください』と『メッセージ』を送ると既読にはなるものの返事はありません。『なぜ何も返してこない、小野寺せつな』と『すでに二十分』も遅刻しているという『九ヵ月前に一度顔を合わせただけの相手』に苛立つ薫子。そんな中、『遅れてすみません』と『ブルーデニムのつなぎ服に、ごつい黒のコンバットブーツ』という出たちで現れた せつなに『どこの作業員だ?』と思う薫子ですが、『おひさしぶりです、小野寺さん。お忙しいところ、お呼び立てしてごめんなさいね』と語りかけます。それに『このあと予定があるので、三十分以内で済ませてもらえると助かります』と語る せつなに『盛大にイラッと』する薫子。『春彦さんは、どうして死んだんですか?』と訊く せつなに『心不全だったの。本当に突然のことで』と言う薫子に『それは死因じゃありませんよね』と返す せつな。『むかっ腹』を立てた薫子ですが、『大人の対応』を意識し『春彦は生前に遺言書を作成していました…あなたも春彦が指定した相続人になっているんです』と説明します。『正確には相続人ではなく、受遺者というんだけど。私は春彦から遺言の執行者に指名されています…』と『法務局に勤めている』薫子らしく丁寧に状況を説明しますが、『いりません』、『もらう理由がないですから。相続とか面倒くさいし』と返す せつなは薫子が細かく手続きについて話しても『私は放棄しますから』と拒絶します。
    『二週間余り前』、『二十九歳の誕生日のお祝いに焼肉屋につれていった時』、『せつなさんとは別れたんだ』と切り出した春彦のことを思い出す薫子。『両親にはすこぶる不評な小野寺せつなだった』ものの『姉として精いっぱい応援しよう、と思っていた』薫子ですが別れた理由を聞いても春彦の真意は理解できません。そして、『春彦がひとり暮らしのマンションで息を引き取ったのは、その夜』のことでした。さまざまな手続きに奔走される中、『東京法務局から』『遺言書』に関する通知が届きます。生前に春彦が『本局に預け』『死亡時にそれを通知する相手および遺言の執行者として薫子を指定していることを知らせる』通知に基づく『遺言書』には『両親と自分のほかに小野寺せつなの名前が記されてい』ました。『春彦を発見してくれた会社の同僚』から『彼女の勤務先』を入手し、『「カフネ」という家事代行サービス会社にすぐさま連絡を入れ』、春彦の死を伝え、『直接お会いしたいと』申し入れ、『今こうして春彦の遺言を伝えた』薫子。『それを、この女は』と思う薫子は『あなた、冷たすぎるんじゃないの。別にあなたに何かをさし出せと言ってるんじゃない、ただ春彦が遺したものを受けとってほしいと言ってるだけよ』と詰め寄ります。しかし、『自分がもらう理由のないものはもらいたくないと言ってるだけ…受け取るかどうかは私が決めていいはず』とあくまで受け取りを拒む せつな。『あの子はあなたに贈り物を残したかったのよ。それが人生最後の願いだったの…せっかくの気持ちをこんなに粗末にされて、あの子がどんなに悲しむか』とさらに続ける薫子ですが、『死んだ人間は悲しみませんよ』と『冷淡な声』で返されてしまいます。『怒りの発作が心拍を加速させる』中、『だめだ、落ち着け』と思う薫子ですが、春彦は『本当は深い傷を負っていたのではないか。この女のせいで』という思いが込み上げ『ねえ、春彦が死んだのは、あなたが原因じゃないの?そうなんでしょ!?あなたのせいで春彦は ー』と声を荒げます。しかし、その瞬間『ぐらりと視界が大きくゆれ』ます。『え、何これ?』という中に『意識が途切れた』薫子。弟の春彦を亡くした薫子が、弟が生前付き合っていた せつなと再会する先に、新しい繋がりが生まれていく物語が始まりました。

    “法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく”と内容紹介にうたわれるこの作品。「小説現代」の2024年4月号に発表されたこの作品は、”第8回未来屋小説大賞”を受賞、2025年本屋大賞にもノミネート、そして見事に大賞を受賞しました。

    では、この作品の書名でもあり、主人公の薫子も深く関係していくことになる「カフネ」についてまず触れておきましょう。

     ● 「カフネ」って何?
      ・『家事代行サービス会社』

      ・『ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」を表す』

      ・社長は常盤斗季子、43歳であり、『毎日の家事に溺れそうになっている人の助太刀』を目的にはじめた

      ・『家事代行のほかに、毎週土曜日に「チケット」という活動をして』おり、『一年以上うちのサービスを利用してくれている顧客に、二時間無料で家事代行を利用できるチケットを配付』している。『ただし、そのチケットは自分では利用できない。知り合いの中で私たち家事代行者を必要としている誰かに、そのチケットを渡してもらう』というシステム → 『家事代行無料体験』

    おおよそお分かりいただけたでしょうか?この作品では『家事代行サービス会社』に関わることになった主人公・薫子の視点を通して、その”お仕事”に光が当てられていくのです。小説で『家事代行』に関連した”お仕事”を取り上げる作品としては成田名璃子さん「今日は心のおそうじ日和」があります。家政婦のプロとしてすご技を見せていく成田さんの作品はどこまでも家政婦の”お仕事小説”の側面が強く、読みながら思わずメモを取りたくなるような家事の豆知識が数多登場する作品でもあります。それに対して阿部暁子さんのこの作品で主人公を務める薫子の本業は『法務局に勤める国家公務員』です。当然のことながら『営利目的の活動』をするわけにはいきません。しかし、『掃除の有段者ですね、薫子さん』という側面を褒められた薫子は毎週土曜日に『ボランティア』という形で『家事代行』に関わっていきます。では、『掃除の有段者』と褒められた薫子の掃除の手際を表した表現を見てみましょう。まずは、『茶の間の奥の窓を開け』るところから掃除を始める薫子。『停滞していた空気がきれいに洗われる感じがする』という中に、『ゴム手袋をはめて、大きいサイズのごみ袋を二枚とり出』した薫子。

     『茶の間の出口側から床に散らかったごみを、燃やせるものとプラスチックに分別しながらどんどん袋に放り込んだ。ものの数分で、茶の間の出口側に一メートル四方のきれいなスペースができる。ここを足掛かりとして、このスペースをどんどん拡大していくのが薫子のやり方だ』。

    なんとも頼もしい仕事のとっかかりです。依頼主の部屋はどんどん片付いていきます。

     『ごみを分別し終えた次は、洗濯後に取り込んだまま放置されていた衣類の山を、トレーナー、Tシャツ、ボトムスなどの種類別に畳んだ』。

    二時間と決められた時間内でどこまでも手際良く作業を進めていく薫子。上記で触れた成田さんの作品であればここに掃除の小技が繰り出されるのですが、阿部さんのこの作品はそういった部分は見せずあくまで薫子の手際の良さを読者に印象付けていきます。『チケット』を利用する依頼者の元へは二人一組で行くのがお約束ごとです。物語では『よそ様の家に上がるわけですから、何かを盗った盗らないのトラブルにな』る懸念を防ぐため等の理由が説明されますが、主人公の薫子とペアを組んで依頼者の元へ訪れるのが、薫子の弟・春彦がかつて付き合っていた小野寺せつなです。このことによって二人の関係性が深まってもいきます。そんな二人の分担は明確に定まっており、薫子が掃除を担当する一方で せつなは料理を担当します。実はこの せつなの料理の描写が非常に魅力的なのです。これは”食”をテーマにした作品なの?と思えるくらいに鮮やかな料理の腕を見せていく せつな。では、そんな せつなの料理の場面を見てみましょう。色々あって、薫子のために『ローストチキン』を調理することになった せつなという場面です。

     『湯煎でもも肉を十分程度温めたあと、せつなはオーブンを百二十度に設定して予熱を開始し、コンロにはフライパンを置いた。お湯で温められてうっすらと表面が白くなった足先の肉を四つ、フライパンに並べる』。
       ↓
     『たれに漬け込んでいた牛の薄切りロース肉を丁寧に敷いて…飴色にローストした骨付きチキンを、骨の端が牛肉の両側から飛び出るように二つずつ配置して、太巻きずしを作るように巻き込んで成形していく』。
       ↓
     『予熱したオーブンで二十分強、肉を焼く』。
       ↓
     『ついにオーブンが焼き上がりの陽気なメロディを奏でた。さわやかな緑のレタスの上に、ぎょっとするほど大きな骨付き肉が二組置かれた』。
       ↓
     『仕上げに、つやつや光る香ばしい醤油ベースのたれをたっぷりとかける』。

    いかがでしょうか?これでも本来の記述からは相当端折っています。実際の記述はもっともっと細かく調理のシーンを描いていきます。そして、出来上がった料理を目の前にして語られるのが、

     薫子: 『フォークとナイフは?』

     せつな: 『何言ってるんですか、これはかぶりつかないと意味ないです』

    こんな会話の先に『巨大な肉の両側に突き出した骨を両手でつかむなり、歯で肉をむしり取るように齧って…』と描かれていく食事のシーンが登場します。『肉を食らうたびにアドレナリンがあふれてくる』と感想をもらすこの場面は読者にとって拷問でしかないと思います。ただただ美味しそう、でも文字は食べるわけにはいかない(笑)。このような せつなの料理のシーンは全編に渡って多々登場し、またそのメニューも極めて多彩です。レストランや食堂を舞台にした作品でもないのにも関わらずこんなにも”食”の魅力に溢れるこの作品。”食”をテーマにした物語を探されている方にはもうこれだけでもおすすめしたい作品だと思いました。

    そんなこの作品は、弟の春彦が突然死した後に、弟が生前作成した『遺言書』の存在が『東京法務局』から通知されたという起点の先に展開していきます。春彦が生前付き合っていた女性にも遺産を残していたことから 小野寺せつなに接触した薫子。しかし、せつなは受け取りを拒否、色々な経緯の先に せつなの仕事であり、かつて春彦も手がけていたという『家事代行』のボランティアに関わるようになっていく薫子がそこで目にするもの…。これがこの作品の大まかな展開です。一方で物語は一つの謎を読者に提示します。

     『春彦。いったい何を考えていたの。あなた、どうして死んだの』。

    そんな風に今は亡き春彦に問いかける薫子。物語は、春彦の死に隠された真相が一つの”ミステリ”として物語を引っ張ってもいきます。その一方で『家事代行サービス』の”お仕事小説”の側面を見せる物語は、『ボランティア』として依頼者の生活を垣間見ることになった薫子視点でこの国に潜在するさまざまな人々の暮らしの実情を浮き彫りにしてもいきます。

     『いいだろう、四十一歳バツイチ社会人の底力を見せてやる』。

    そんな意気込みを持って せつなと共にさまざまな家庭へと立ち入っていく薫子。

     『まじめでがんばり屋の人ほど、誰かの力を借りることが苦手です。倒れる寸前か、倒れてからじゃないと、助けてもらうのは怠慢みたいに感じてしまう。自分がどのくらいまいってるのか、自覚できない人も多いです』。

    そんな先にギリギリの生活を送る依頼者の属性はさまざまです。しかし、そこに共通するのは倒れる一歩手前、ギリギリの日々を必死に生きる人たちの切実な日常です。その一方で、作品冒頭に提示される薫子の置かれた立場が物語を支えます。長く続いた辛い不妊治療の果てに流産、夫から突然の離婚を通告され、人生に行き詰まってしまっていた薫子。そんな薫子にも変化が訪れます。

     『もう何ヵ月も、いや何年も、自分に価値を感じられずに生きてきた。もう自分は誰にも愛されず、必要ともされないと思っていた。けれど今、誰かの役に立つことができた。たったの二時間、それもたいしたことではない。それでも今、ありがとうと言ってもらえた』。

    力強い姿を見せ、立ち直っていく薫子。そんな中に春彦の死に隠された、想像の数段上を行く展開は、そこに阿部暁子さんの深い思いを落とし込んでいきます。そして、そんな物語が至る結末。そこには、人と人との繋がりの愛おしさに涙する、人の優しさに満ち溢れた物語が描かれていました。

     『春彦。私にどうしてほしかったの?何を考えていたの? 問いかけたところで答えは返らない。答えてもらえなくとも問わずにいられない』。

    突然死した弟の春彦のことを思いながら、そんな彼が生前携わっていた『家事代行』のボランティアに携わっていく薫子の日常を描くこの作品。そこには、阿部暁子さんらしいどこまでも丁寧な描写で魅せる物語の姿がありました。『家事代行』の”お仕事小説”の側面も見せるこの作品。弟の死の裏側に隠されたまさかの物語が予想の数段上をいく展開を見せるこの作品。

    『一緒に生きよう』。そんな言葉の重みと優しさに心熱くする結末、素晴らしい作品でした。

    • さてさてさん
      まことさん、こんにちは!
      はい、阿部暁子さんの昨年ターンでは、同じく2024年刊行の「カラフル」を読みました。なので一年先の今になってしま...
      まことさん、こんにちは!
      はい、阿部暁子さんの昨年ターンでは、同じく2024年刊行の「カラフル」を読みました。なので一年先の今になってしまいました。まあ、実際には二月に読み終わっていたのですが…。
      阿部暁子さんというと、「カラフル」のさらに一年前のターンの時に「金環日蝕」のまことさんのレビューでやり取りさせていただきましたよね。「アオハライド」のお話もしました。あの後、「アオハライド」も読みました。阿部暁子さん、タイムスリップ系の二作品も絶品でしたし、来週水曜日予定のレビュー作品は2025ベスト候補を予定してますし、私にとってとても相性の良い作家さんです。
      2025/04/12
    • nyaさん
      さてさてさん。

      カフネのレビューから失礼します。
      いつも本棚、ブックリスト参考にさせていただいています!
      私のレビューやブックリストにも ...
      さてさてさん。

      カフネのレビューから失礼します。
      いつも本棚、ブックリスト参考にさせていただいています!
      私のレビューやブックリストにも いいね ありがとうございます。

      カフネ然り、52ヘルツのくじら然り、
      他にもたくさんありますが、メッセージ力の強い作品は心に留めながら、読み進めていきたいです。
      これからもたくさんの素敵な作品を共有させてください!
      2025/04/23
    • さてさてさん
      nyaさん、こんにちは!
      こちらこそいつもありがとうございます。
      私は女性作家さんの作品限定の読書ですが、その視点でnyaさんの本棚を見...
      nyaさん、こんにちは!
      こちらこそいつもありがとうございます。
      私は女性作家さんの作品限定の読書ですが、その視点でnyaさんの本棚を見せていただくと、有川ひろさん、青山美智子さん…と重なる作品が多いですね。その点でもnyaさんの読まれる本について是非参考にさせてください。
      今後ともよろしくお願いいたします!
      2025/04/24
  •  薫子さんはティッシュをたくさん使う人だった。

     心を削られながら読み進めた。自分の半生を思い起こしながら読み、作者に人生を諭された気がした。
     ラストで髪を整えられたように心が整った。明日何が起こるか分からないけど生きていくしかない。
     元気に生きていくために食事に気合を入れよう。

     

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      本屋大賞!
      オイラも読了しました♩
      「いいね」ありがとうございます。

      本屋大賞!
      オイラも読了しました♩
      2025/06/08
    • みのりんさん
      祝・読了!
      祝・読了!
      2025/06/08
    • きたごやたろうさん
      みのりんさんへ

      ありがとうございます♪
      みのりんさんへ

      ありがとうございます♪
      2025/06/08
  • 2025年本屋大賞ノミネート作品
    →改大賞受賞作品 おめでとうございます祝
    正直言いますとジャケットの見た目、色合い、極めつけはタイトルの『カフネ』ときて、落ち着いたしっとりとした作品を勝手に想像して敬遠してました。今回ノミネートされていなければきっと読むことはなかったです。読み終えてみて、外見だけで決めつけちゃいかんなと改めて思うと共に、数多の作品からこちらを選んだ本屋さんは流石だなぁと思いました。
    この作品、私は結構俯瞰して読ませていただきました。途中、涙もしました。でも、結論付けて作品を通してこれを伝えたかったんだよねっていうものはそれほど強く感じない。じゃあ私もこう生きていこう!みたいなものも特に。冷たいかな?でも、共感はできなかったものの一小説として楽しめたので満足してます。
    地元八王子なので「わーい!」ってなりましたー!

    • きたごやたろうさん
      「いいね」をありがとうございます。

      この本お読みになったんですね。
      みんなに支持されるにはやっぱり意味がありますよね。
      「いいね」をありがとうございます。

      この本お読みになったんですね。
      みんなに支持されるにはやっぱり意味がありますよね。
      2025/03/20
  • ブクトモの皆様の本棚で頻繁にお見かけして気になっていた。
    週末になったら購入するぞぉ!書店でちゃんとブックカバーつけてもらおう!と思っていたのでポチらず週末まで我慢した(^_^*)

    ふわぁ、買って良かった!
    最初っから全力で面白い!o(^▽^)o
    読みやすくて、序盤の薫子がせつなに出会う場面から物語に引き込まれてしまう。

    一旦引き込まれると、続きが気になり脱出不可能になる(笑)

    この本は皆さん読んだ方がいいので、というか、きっと皆さん読まれるだろうからネタバレしちゃダメですね(^^;;

    読んで損無いですo(^▽^)o
    新品の単行本買っても、損したーって思いません!!
    友人みんなに回してあげたいなと思う、そんな本でしたo(^▽^)o


    いつもはAmazonでポチポチ本を買っているのだが、困るのが栞。
    栞が入っていない本が意外と多いのだ。

    私は紙の栞が大好きだ。TSUTAYAで無料で入れてくれるような、何でも無い紙の栞が大好き(^^)とても使い心地が良い。

    毎回、書店に行ったタイミングで無料で置かれている宣伝用?の栞を数枚頂いてくる(^^)

    一度Amazonで紙の栞を購入したのだが、厚みが厚すぎて使い勝手が悪かった(-。-;

    今回は宣伝用の栞が数種類、たくさんの枚数置かれていたので、それぞれの種類を頂いてきた。
    これでまたAmazonでポチポチ本を購入できるぞぉ。。。

    • bmakiさん
      ゆーきさん

      大好きなバンドが気になります(*≧∀≦*)

      次男くん優しいー╰(*´︶`*)╯
      私息子に物貰ったこと皆無かも。。。...
      ゆーきさん

      大好きなバンドが気になります(*≧∀≦*)

      次男くん優しいー╰(*´︶`*)╯
      私息子に物貰ったこと皆無かも。。。
      くそぉ。ビールくらい買ってこいっての!( *`ω´)
      2024/06/25
    • ポプラ並木さん
      bmakiさん、共読ですね。個性のぶん殴りあい、そして癒し、良いお話しでした。が、ラストは少し雑??振り切れていないと思ってしまいました。
      bmakiさん、共読ですね。個性のぶん殴りあい、そして癒し、良いお話しでした。が、ラストは少し雑??振り切れていないと思ってしまいました。
      2025/05/04
    • bmakiさん
      ポプラ並木さん

      前半ゆっくりペースだったのに、後半で詰め込み過ぎたんでしょうか?
      時々、前半に時間をかけ過ぎて、後半駆け足な小説があ...
      ポプラ並木さん

      前半ゆっくりペースだったのに、後半で詰め込み過ぎたんでしょうか?
      時々、前半に時間をかけ過ぎて、後半駆け足な小説がありますが(^_^;)

      この小説は、私は最後まで割と楽しく読ませて頂いたような記憶があります(^^)
      2025/05/04
  • ブク友さんたちの間で本屋大賞と囁かれている作品なので、とても楽しみに読みました。


    野宮薫子40歳は12歳年下の弟の春彦が突然死して、遺言書を作っていたことを知ります。
    その遺言書には春彦の別れた恋人の小野寺せつなも相続人となっており、一度だけ紹介されて会ったことのある、せつなと再会します。
    せつなは「カフネ」という家事代行サービスの会社で働いていました。
    薫子は不妊治療がうまくいかず、夫の公隆と別れたばかりでした。

    薫子はせつなの前で倒れてしまい、せつなに料理を作ってもらい、せつなが天才的な料理の腕をもっていることを知ります。
    ただ、なぜ、別れた恋人であるせつなにまで春彦は相続させようとしていたのか…?
    そもそも、まだ若い春彦がなぜ遺言書を作っていたのか…?
    また、薫子の41歳の誕生日に、春彦からの高価なプレゼントが届いた謎など、春彦には謎が多く…?

    そして、薫子もまた、掃除の腕を生かしてせつなとペアを組んで「カフネ」で反目し合いながらも働き始めます。



    これだけ人と人との繋がりを上手く描ければやっぱり本屋大賞ですね!
    春彦の死の謎。
    公隆の離婚原因。
    せつなの身の上など、全部が解明されると、そうだったのか、と思いました。

    せつなの作る料理も美味しそうです。
    極めつけは、私はポップコーンとピザかな?と思いました。

  • 阿部暁子さん、はじめまして (・ω・)ノ*。.・°*

    「金環日蝕」を読みたいと思いながら、未だにたどり着けず...

    そんな中、先週末にツタバで見つけた新刊「カフネ」。

    読むぞ!!って思いながら、先に手をつけた「存在のすべてを」(塩田武士著)の長編を読み終えた時に私の精神状態は「カフネ」に手をのばせる状況にありませんでした。

    ということで、2週続けていつものツタバへ^^;

    目的はもちろん、本書「カフネ」です。

    大当たりの作品でした♪
    まだ期間があるので、来年の「本屋大賞」とまでは言えませんが、ノミネート間違いなし!!
    たっ、(*´°∀°`)‬たぶん^^;

    「カフネ」という言葉は、愛おしい人への優しい仕草を表す言葉で、特に子どもの柔らかな髪を梳く時の心地よさや、その時に感じる愛しさを意味します。
    この言葉は、日本語に直訳することは難しいですが、深い愛情や慈しみを含んだ行為を指す美しい表現と言えるでしょう。
    言葉の意味を理解すればラスト4行、あなたは涙する!!(かも)

    <あらすじ>
    法務局に勤める野宮薫子が主人公。
    読み始めた時は原因不明で急死した溺愛していた弟・春彦の死の謎を...
    ってな感じだと思いながら読み進めましたが、...いや、なんか違うぞ...

    誕生日に一緒に焼肉を食べお祝いをした春彦、その翌日に自宅ベッドで亡くなっている状態で発見され、死に悲嘆に暮れる薫子。弟の遺言書を通じて、彼の元恋人である小野寺せつなと出会い、せつなが勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことになります。

    薫子は、他人を頼るのが苦手な誠実な努力家で、情に厚い性格。一方のせつなは、料理上手でサービス精神旺盛ながら、冷徹で可愛げがないとされています。二人は食べることを通じて、徐々に距離を縮めていきます。

    物語は、薫子とせつなが、散らかり機能不良に陥っている家庭を家事代行していく中で展開します。せつなは薫子の強さと心からの想いが熱く優しい一方で、問題を抱えていない人なんていなくて、それでも生きていくというメッセージを伝えます。

    『カフネ』は、人生の困難を乗り越え、再び立ち上がる力を与えてくれる作品です。読者は登場人物たちが抱える重い問題に共感し、彼らの成長と癒しを見守ることになります。この物語は、心にそっと寄り添い、やさしくもせつない感情を呼び起こします。

    最終的に、薫子とせつなは、春彦の死の真相を探りながら、お互いの存在の意味と、生きることの大切さを再発見します。
    春彦の死に隠されていた謎が解き明かされた時には一瞬本書はミステリー小説だったっけ?って思うほどに、ミステリー視点で捉えても面白い。

    でも、本書は違うんです!!

    読む人の心に温かい光を灯し、希望を与える物語。

    それは、どんなに小さな幸せも、人生を豊かにする力があることを教えてくれます。
    そして、人は一人ではなく、誰かと共に生きることで、本当の幸せを見つけることができるのです。



    本の概要
    一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
    やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。

    法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。

    著者について

    岩手県出身、在住。2008年『屋上ボーイズ』(応募時タイトルは「いつまでも」)で第17回ロマン大賞を受賞しデビュー。著書に『どこよりも遠い場所にいる君へ』『また君と出会う未来のために』『パラ・ スター〈Side 百花〉』『パラ・スタ ー〈Side 宝良〉』『金環日蝕』『カラフル』などがある。

    • ヒボさん
      これいい意味でヤバかったですよね~

      特にラスト4行!!
      個人的に来年の本屋大賞に1票♪
      ん?
      投票権無かったσ(・ω・`);
      これいい意味でヤバかったですよね~

      特にラスト4行!!
      個人的に来年の本屋大賞に1票♪
      ん?
      投票権無かったσ(・ω・`);
      2024/06/17
    • ぴこさん
      ヒポさん こんにちは。本当に取っちゃいましたね。大賞!
      私もカフネならいいなって思っていました。心温まるお話でした。
      ヒポさん こんにちは。本当に取っちゃいましたね。大賞!
      私もカフネならいいなって思っていました。心温まるお話でした。
      2025/04/09
    • ヒボさん
      ぴこさん、こんばんは♪

      読み終えた瞬間に「本屋大賞」がちらつきました⸜( * ॑꒳ ॑*)⸝

      こういう温もりのある作品はやっぱりいいで...
      ぴこさん、こんばんは♪

      読み終えた瞬間に「本屋大賞」がちらつきました⸜( * ॑꒳ ॑*)⸝

      こういう温もりのある作品はやっぱりいいですね(*^^*)
      2025/04/11
  • 愛するとは、愛されるとは、どういうことなのか?
    考えさせられました。
    やはり、誰だって愛されたいし必要とされたい。
    でも愛し方を間違えると、愛された方は苦しくなってしまうこともあるのですね……
    初めは、おいしそうな料理を短時間でパパッと作ってしまう家政婦の志麻さんみたいだぁ(о´∀`о)なんて思って読んでいたけれど、読み進めていくうちに登場人物たちそれぞれの胸に秘めた寂しさが伝わってきました。
    特に主人公薫子の苦しい気持ちか痛いほど分かる女性は多いのではないかなぁ?
    でも、ものすごく力強く前を向いて歩き始める姿がとてもカッコ良かった。爽やかな読後感でした。





  • 阿部暁子さん著「カフネ」
    2025年本屋大賞受賞作品。
    大賞受賞おめでとうございます。

    ここ数週間本屋大賞ノミネート作品を読んでみていたがこちらの作品は読んでいなかった。大賞受賞のニュースの後に即書店に出向き購入。

    流石に大賞受賞作品だけありいい作品。
    舞台背景に社会性も取り込んでありリアルな現代社会が描かれている物語。
    弟の死を絡めてのミステリー要素も読み応えがあり、正直その点に関してはどういう結末になるのか予想はつかなかった。

    しかし他の物語展開は全て予想通りで終わってしまいハートウォーミングな作品としてだけの印象が強く残ってしまった。
    そのハートウォーミング感は最高に素晴らしいのだが自分にはもう少し物語に特質した展開を望んでしまった。

    読了後にそうした物足りなさを感じてしまったのは受賞直後に読んだからなのかもしれない。
    自分の中で大好きな早見和真さんの「アルプス席の母」が受賞するだろうと勝手に予想してしまっていたし、「禁忌の子」「成瀬」もかなりよかった。作品同士を比較して読んでしまったかもしれない。本年のどの作品もノミネートされてからというもの本屋大賞に関してはお笑い賞レース「M-1グランプリ」と同様の気持ちで接してしまっていた。そうすると作品や作風以外の所での別物の感情移入が強くなり、情報混乱をおこし作品自体に対して、読書に対して純粋な感情が損なわれてしまっていたのではないだろうか?

    これからは本屋大賞だけに関わらずどの賞でも、賞レースとして意識して読むのではなく1冊1冊を純粋な気持ちで読んでいきたいと強く感じさせられた。

  • 阿部さんは「金環日蝕」に続く2作目♪
    今作も、つかみが良いのか序盤から引き込まれてグイグイ読めた!
    今の自分に刺さる言葉もたくさん。
    心に沁みるとても良い作品だった♡

    最愛の弟を亡くし、夫からも一方的に離婚され、生きる気力を失い荒れた生活を送っていた薫子。そんな薫子が弟の恋人だったせつなに出会い、家事代行サービス「カフネ」を手伝っていくお話。

    この「カフネ」を通して、困窮する人達の様々な苦悩が描かれていて、時折胸がつまりそうになった。
    何かに絶望した時、気力を失い当たり前に出来ていた日常生活が送れなくなる事がある。
    すっかり荒れてしまった生活の中で、カフネの様に居心地のいい空間とあたたかい食べ物をさりげなく提供してくれるサービスがあればどんなに心ほぐれるだろう。。
    「食べることは生きること」とはよく言うけど、あたたかいご飯が心に沁みて、また歩き出すきっかけになったりもするんだろう。

    クソ真面目でちょっと面倒くさい性格の薫子と、無愛想でどこか投げやりなせつな。
    相反する2人が少しずつ距離を縮めていく様子も良かった!
    ラストは予想しなかった展開でちょっとえぇ?っと頭ついてかなかったけど、、笑

    お料理小説の様なじわじわと心に沁みるあったかさもあるけど、ミステリーっぽい要素もあり、さらにはLGBTや介護、貧困、、などにも触れられていて盛りだくさん。
    深くてなかなか考えさせられる内容だったな〜。

    ✎︎____________

    『誰かの役に立つことができた。
    ありがとうと言ってもらえた。
    今、私はあの人を助けたのではなくて、助けてもらったのだ。』
     
    カフネとはポルトガル語で
    『愛しい人の髪に指を絡める仕草』だそう。

    • mihiroさん
      一休さ〜ん、こんにちは\(*ˊᗜˋ*)/
      読む前はなんとなくあまりハマらない様な気がしてたのに、めっちゃどっぷり引き込まれました笑笑
      個人的...
      一休さ〜ん、こんにちは\(*ˊᗜˋ*)/
      読む前はなんとなくあまりハマらない様な気がしてたのに、めっちゃどっぷり引き込まれました笑笑
      個人的に当たりでした〜✌︎(๑˃̶͈̀◡︎˂̶͈́๑)✌︎
      2024/10/24
    • あいさん
      みひろちゃん♪こんばんは(^-^)/

      阿部さんの作品をまた読んだんだね!
      みひろちゃんはたくさんの人を追いかけていて凄いなぁ。
      ...
      みひろちゃん♪こんばんは(^-^)/

      阿部さんの作品をまた読んだんだね!
      みひろちゃんはたくさんの人を追いかけていて凄いなぁ。
      私、最近同じ人やシリーズばっかり(〃∀〃)ゞ
      もっと幅を広げたい。
      私も介護もの(藤岡さんの)読み終わって、色々思うことあったよ。
      ありがとうって言ってもらえるのって嬉しいよね。
      2024/10/25
    • mihiroさん
      あいちゃーん、こんばんは〜(*´˘`*)♡
      阿部さん、また読んだよ〜笑(≧▽≦)
      いや、ほんとは伊坂さんとかもっと追い続けたいんだけど、あち...
      あいちゃーん、こんばんは〜(*´˘`*)♡
      阿部さん、また読んだよ〜笑(≧▽≦)
      いや、ほんとは伊坂さんとかもっと追い続けたいんだけど、あちこち気になって図書館予約してしまうんだよ〜〜...(lll-ω-)チーン
      新作とか予約凄くならないうちに予約しとかないと〜って焦っちゃう(•ᴗ•; )
      このクセ治らないなぁ〜╮( •́ω•̀ )╭ヤレヤレダゼ
      あいちゃんは藤岡さん読んでたんだね〜!
      またレビュー楽しみにしてるね♡♡
      ありがとうって言ってもらえると嬉しいよね〜♪
      その言葉のおかげでまたこっちも幸せになれるな〜って\♡︎/
      2024/10/26
  • やっと辿り着いた。本屋大賞第1位の『カフネ』に。
    想像以上だった。納得の1位だった。
    小野寺せつなのぶっきらぼうな感じの悪さが、変わっていく。野宮薫子がせつなと訪ねた小学5年生鈴夏の家。半ば自暴自棄な捻くれ方をしている思春期の鈴夏に人生の戦闘力があがると握ったおにぎりと手作りプリンを届けるせつな。
    せつなも何かの事情で、鈴夏のような子どものまま大人になっちゃったんだろうな。なぜかそう思った。
    その鈴夏が「大人のくせに体調管理もできないの」と薫子と一緒におにぎりを握る。あの日以来、おにぎり修行に励んだ成果を見せながら。
    ここで自分の中の感情が溢れてきた。塊が溶けて、哀しみが喜びと入り混じりながら溢れ出てきた。寝込んでいたせつなと同じように。
    人と人が本当に理解することは難しい。でも、覚悟をもって真正面から向き合うことで、新しいものが生まれる。
    せつなと薫子に幸あれ。阿部暁子さんに感謝。

    • くるたんさん
      覚悟を持って真正面から向き合う…この言葉がとても心に響きます♪

      人って人によって救われる…そのことを今一度感じた作品でした。共読うれしいで...
      覚悟を持って真正面から向き合う…この言葉がとても心に響きます♪

      人って人によって救われる…そのことを今一度感じた作品でした。共読うれしいです(^^♪︎
      2025/04/12
    • まいけるさん
      くるたんさん、こちらにまでありがとうございます。
      覚悟をもって真正面からぶつかったから、頑なな心が溶けていったんですよね。共鳴したふたりの心...
      くるたんさん、こちらにまでありがとうございます。
      覚悟をもって真正面からぶつかったから、頑なな心が溶けていったんですよね。共鳴したふたりの心。ラストシーンがずっと残りますね。
      いつもすてきなレビュー、ありがとうございます。
      2025/04/12
    • きたごやたろうさん
      まいけるさんへ

      ふふふ。
      オイラも読了しました!
      おもしろかったです!!
      まいけるさんへ

      ふふふ。
      オイラも読了しました!
      おもしろかったです!!
      2025/04/12
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著者プロフィール

岩手県生まれ。『陸の魚』で雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選。『いつまでも』で2008年度ロマン大賞受賞。集英社オレンジ文庫に『鎌倉香房メモリーズ』シリーズ(全5冊)、『どこよりも遠い場所にいる君へ』コバルト文庫に『屋上ボーイズ』、ノベライズ『ストロボ・エッジ』『アオハライド』シリーズ、他の著書に『パラ・スター 〈Side 宝良〉』などがある。

「2022年 『読んで旅する鎌倉時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿部暁子の作品

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