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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784065354513
作品紹介・あらすじ
できないことを、数えないで。
どうやって生きていいのか分からない。
自分を責め続ける、小説家志望の私。
夢を抱いた仕事に躓く、会社員の夫。
そして、インコのピピ。
心理サスペンス『誰かが見ている』でメフィスト賞を受賞した著者が挑む新境地。
小さな家族の幸せをめぐる物語。
――美景はうまいことやったよなー。
旦那に稼ぎがあるから、なんの心配もないだろ?
パートでお小遣い稼いでたらいいんだし。(略)
傍から見れば、なんの悩みもなく、苦労もなく、ぼんやりと生きているように映るのだろう。(略)
うまくいかない自分を責める妻の気持ちを、想像することもできないのだろう。――本文より
美景と雄大は結婚して十年。
ある日、妻の書斎に入った夫は何か様子が違っていることに気づく。
ままならない毎日をどのように生きてきたかを語り出す二人。
小説家になる夢を叶えたかった美景。
夢を抱いた仕事に躓く雄大。
二人をつなぐインコのピピ。
メフィスト賞作家の新境地となる、小さな家族の幸せを探す物語。
感想・レビュー・書評
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よく解らないが、怒りを抑えながら、罪悪感を感じながら一緒にいる生きづらい夫婦。
それでも2人ともお互いを思うから一層生きづらい。カウンセリングのシーン、ADSLではないかと言われるシーンは興味深かかった。もう少しこの辺りのことが知りたいと思うのは私だけだろうか。
しかし、登場人物の中で高橋は許せんな(笑)
簡単に人の事を語るやつは許せない(笑)
と、思わせるこのお話にずくずくとはまり一気に読み終えた。
しかしながら、なんといっても居てくれるだけでいいと言う旦那さんはうらやましい限りだ。 -
ちいかわ栞が欲しくて購入。
まあなぁ、若くて自意識過剰なときは、これくらい生きづらかったなぁ、なんてことを思い出しながらも面の皮が厚い厚くなったので、共感はしにくかったかな。主人公たちの年代くらいて読んだら良い本。 -
タイトルの通り、生きづらさを抱えている人の心にまっすぐ届く本です。
この本の魅力は、「頑張らなくてもいい」と優しく言いながらも、
現実から逃げずに向き合うまなざしがあるところ。
著者の言葉は、どこか詩のようで、でも嘘がなくて、
読むたびに「私もここにいていいんだ」と思わせてくれます。
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今の自分と重なる部分が多すぎて読んでて少し辛くなってしまった。
それでも夫婦が繋がりあって生きていっていて見習いたいなと思った。
自分も頑張っていこうと思える本だった。 -
人生は進んでいく、存在する事とは。簡単にまとめるのが難しいけれどキャッチコピーを付けるなら自分はこうかなと思った。まるで自分の人生かのような既視感を感じてしまった。
紛れもなく今までの好きな本トップ3のランキングに入る本に出会えてしまった。
まずタイトルから手に取った。まさに今の自分だなと感じた。
大学生からの長い付き合いを経て結婚した2人の交互の視点から語られる、全く性格の違う2人がそれぞれのやり方でお互いを思いやりながらお互いの人生を進めていく素敵な話だった。
1人1人が生きていくには苦し過ぎる問題でも、いつかは誰かに出会ったり、自分でもよくわからないきっかけや経験で乗り越えられるものや、割り切る事で少しづつ人生が、進んでいく感じが堪らなく好き。
結局は人間関係…
相手の気持ちを理解する事は絶対に出来ない。でも、歩み寄る事はできるし、いつかまた成長した自分なら考え方次第では少しはわかることも出来るかもしれない。割り切る勇気も必要。
自分さえわかっていればいいんだ。と思えるようになる事が、今の自分に必要な事なんだと思えた。まだ時間はかかりそうだけどそれでも人生は進んでいく。その時はまた成長した自分がなんとかしてくれると思いたい。
何かに悩んだ時や、うまくいかない時、何も手につかない時に読み返したい。解決策なんてなくていい、ただ存在するだけでいいんだと、一歩踏み外せば落ちていきそうな時にそっと手で支えてくれるような温かい本だった。 -
精神疾患や発達障害、人間関係の悩み、そういった生きづらさを抱えながら共に生きている夫婦のお話。
私自身うつ病を患っているのですが、精神疾患を抱えている人の生きづらさがとってもリアルに描かれていて、自分と重ねて何度も涙しました。
お互いに相手のことを大切に思っているのに、どこかすれ違って喧嘩になってしまう。それが見ていてとってももどかしかったです。
「いいんだって!あなたは、いてくれるだけで!」
そう言った雄大の懐の深さに感動しましたし、私もそう思い続けたいし、伝え続けたいと思いました。
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なんか読んでてしんどくなる閉塞感を感じる内容だった。結局、この夫婦はどうなるのか、幸せに暮らしていけるのかよくわからないエンディングだった。
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美景の「あなたがいるから離婚できない」と母親から言われてきた積み重ねも色々考えちゃう性格も、雄大の時計の秒針が気になって眠れない神経質なところやココナッツサブレに執着するところも、真面目であるがゆえの生きにくい感覚はすごく共感できた。鬱も適応障害も医療に頼る気持ちも。
さらに、世の中には“いらんこと言ってくる奴”は一定数存在して、その心無い言葉に揺さぶられる。
それでも自分なりに生きるしかない。お互いに神経質がゆえに気を遣い合うけど、結局のところ、根っこで繋がっている夫婦に救われた。 -
この本のタイトルに惹かれて手を取った人の背中を優しく支えてくれる作品。
雄大の性格が今後も美景の心を揺さぶるかもしれないけど、美景は彼の懐の深さを忘れずにいてほしい。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00658122
できないことを、数えないで。
どうやって生きていいのか分からない。
自分を責め続ける、小説家志望の私。
夢を抱いた仕事に躓く、会社員の夫。
そして、インコのピピ。
心理サスペンス『誰かが見ている』でメフィスト賞を受賞した著者が挑む新境地。
小さな家族の幸せをめぐる物語。
(出版社HPより)
著者プロフィール
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