雪渡の黒つぐみ

  • 講談社 (2024年6月19日発売)
3.10
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本棚登録 : 104
感想 : 5
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  • 本 ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065354834

作品紹介・あらすじ

【第18回小説現代長編新人賞受賞作】

「物語が進むにつれて状況が二転三転し、先が気になって仕方がない」(塩田武士)

「一読して、抜きんでている印象を受けました」(中島京子)

「エンターテインメントのツボをきちんとおさえた力作」(薬丸岳)

――選考委員、大絶賛!
日本文学史上、最も「優しくて強い」武器を持つ忍びがおくる、驚愕必至の時代・エンターテインメント!

「この忍者、手裏剣も吹き矢も使わない!?」

伴天連教迫害が進む1625年。
東北では過激な新興宗教・大眼宗の台頭に、隣国との領地争いと、いくつもの火種が燻っていた。

南部藩の若き忍者・景信は、この世でただ一人の“声色使い”。
どんな声も完璧に真似できる唯一無二の喉を使えば、
無数の敵も指一本触れず制圧することができる。

隣国・伊達藩の動向を探る命を受け、諜報活動に挑む景信が目にしたのは
信仰にすがる声なき人々と、闇に身を潜める邪教の黒い陰謀。

背負わされた十字架、お上の掌返し、見ぬふりをされる人々の思い。
いま、この時代にこそ突き刺さる、驚愕の時代エンターテインメント!

感想・レビュー・書評

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  • 宗教の台頭に渦巻く東北の舞台と、
    そこに蔓延る陰謀を探る間者・景信の旅路。
    私にとっては新鮮で読み応えがありました!

    ただ、世界観は素敵で面白かったのですが、訛りに精通がないせいで肝心のセリフが読みづらく‥。
    所々、雰囲気で読み進めていました。

    それと使い所が思ったより少なかったせいか
    ウリの「声色使い」がどこか弱い気が‥。
    さらに、何か確信する場面でも、根拠よりもどこか勘頼りなところが、
    少し物足りないかなと思ってしまいました。

    でも、人間味のある間者・景信のキャラクター性は魅力的で、
    時代背景も奥深さを感じました。
    ラストもどこか含みのある終わり方でしたし^^

    再読してみたらもっと理解が深まりそうですね!

  • つまらない。その一言に尽きる。
    文章も魅力がない。自己満足の文章という印象。
    わざわざ時間をかけて読む価値はない。

  •  面白く読めたが読み辛い❢

  • まるでスパイ映画さながら、潜入にハニートラップに騙し騙され…こんな忍者目線の活躍小説は新鮮でした。
    忍びの術や暗殺・暗躍ではなく、七色の声を武器に立ち回る景信。主人の命で動く忍びの者としてのイメージを覆し、自分の意思で動き人間味のある姿にとても寄り添いながら読み進めることができました。
    奥州の言葉遣いが可愛くて良いなあともったりしていたら…油断なりません。

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