真夜中ハートチューン(4) (講談社コミックス)

  • 講談社 (2024年6月17日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065357774

作品紹介・あらすじ

「深夜ひとり、ベッドの上、キミの声だけが救いだった。もう一度キミと話したい。言いたいことがあるんだ」。
高校2年生の山吹有栖は、「アポロ」という名の、顔も本名も知らないラジオ配信者の少女を探していた。だがある日、有栖は進学先の高校の放送部にアポロの手がかりを得る。そこにいたのは「声に関わる仕事に就く」夢を描く美少女が…4人!!

超人気VTuberに張り合って迷走中のVTuber志望・イコをステップアップさせるため、格上VTuberとのコラボを画策する山吹は、ゲームが得意なイコにホラーゲーム実況を提案した。実力が発揮されるかと思いきや、配信中に予想外の事実が発覚してしまって、大炎上必至!? アナウンサー志望・しのぶと山吹の勉強会、歌手志望・六花の路上ライブの準備も始まって、未来へのステップも恋する想いも一気にマジモードへ!!

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    少しずつではあるものの、みんな着々と夢へ近づいて行っている。4人それぞれが山吹に好意を持っているものの、山吹が鈍感で恋愛に一切興味がないため、そっちは発展していない。もうそろそろ恋愛ムードになりそうだけど、もうちょっといまのかんじを楽しみたい。

  • VTuberイコの人気を上げる為にホラーゲーム実況したり企画に参加したりというのは良いね
    イコって素のスペックは低くないのだから、正しい活かし方さえ出来れば、それなりの芽は有りそうな気はしてしまう
    ただ、それは別の言い方をすれば活かし方を間違えれば人気は出ないし、本人も辛い思いをするだけでもあるのだけど

    超問題児扱いされてしまった今回はイコの人気上昇に繋がる要素は皆無。けれど、大舞台の端にでも参加できた経験はイコに楽しみを与えたようで
    また、百歳あおに山吹の存在含め認知された点を合わせて考えれば、今後への布石としてはまあまあ良い結果になったと言えるのかな?


    意外な印象を受けたのは26話のしのぶ回かな…
    いわばこの辺りのエピソードは個別ストーリーの2周目と認識していたのだけど、しのぶは1話だけで終了。また、他の3人が同系統の人物との関わりが描かれたのに対し、しのぶにそのような描写はなし

    代わりに描かれたのは山吹との距離だね
    アナウンサーを志望する彼女の境遇が高校生時点で激変する事は難しい。一歩一歩を着実に進んでいく必要がある
    その意味では今のしのぶにとって山吹との関係こそが何よりも重要と言えるのかも知れない

    放送部員それぞれが山吹に対してどのような感情を向けているかが曖昧な中で、山吹との距離について他の3人との比較を行っていたしのぶ。その胸中がどうなっているのか興味深いね
    後になって見返した時、このエピソードから意外な深みを感じる日が来るのかもしれないと思えたよ


    個別ストーリー3周目?な感じの28話から始まる一連のエピソードは結構な重量があるものとなったような

    歌手を目指して活動する立花はそれでもオリジナル曲に関しては上手く進展出来ていなかった
    立花が行っているのは歌唱だけでなく曲制作も含まれる。だからこそ、彼女の歌には『自分』という存在が籠められており、それが以前は踏み出す勇気を持てない理由だった
    けど、踏み出せたとしても『自分の歌』をどう表現するかという問題は残る
    その点では山吹が良い相方として迷える立花を支えた形となったのかな。てか、これだけ親身になって支えてくれる人とかそうそう居ないよ……

    路上ライブ当日はまさかまさかの事態といった展開
    立花がメンタルを持ち直して思うがままに歌い上げるまでは良かったのだけど、あんな近くで有名バンドが突然ゲリラライブをするものかね…
    あんなんされたら素人じゃ太刀打ち出来ないよ……

    それでも立花が無くしてはならないのは何の為に歌っているかの一点で
    アイコが立花の隣で歌い上げるという原点回帰でありながら大躍進を遂げるシーンはもう少ししっかりと見たかった気もするけれど、彼女らの活躍はこれからといった感じなのかな?

    また、それに類する話として、立花が志す反撃はどこまでピースサインを脅かす事ができるのかな?このまま進んでいくと立花はプロとして向き合わなければならない大変さとも戦っていく必要があるように思えるが…


    今のところ、一番アポロっぽさを感じるのは立花だったりするのだけど、一方であからさまに匂わせ過ぎじゃないか?とも疑う自分が居る……
    29話の「誰に向けて曲を作っているのか?」という部分とかアポロとアリスの会話にしか見えないが、本当にそう解釈して良いものなんだろうか…?
    妙な引掛けが潜んでいるような気がしてしまう

  • 雑誌「週刊少年マガジン」に連載されている五十嵐正邦の「真夜中ハートチューン」の第4巻です。ラジオ配信者「アポロ」を探す高校生 山吹有栖は放送部にアポロの手がかりを見つける。手掛かりは声だけ。正体を掴むため、放送部に所属する4人の女の子の夢を叶えることに。本巻ではVTuber志望のイコと歌手志望の六花がお当番回でした。ヒロインのお当番回+4人での放送部エピソードという形式でお話を展開して形式に固まったようです。ヒロインの頑張りも凄いけど、全ヒロインに対して山吹が全力で応援している姿もかっこよくて良い。

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