コカ・コーラを日本一売った男の学びの営業日誌 (講談社+α新書)

  • 講談社 (2024年6月20日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784065361092

作品紹介・あらすじ

人はいつからでも、どこにいても成長できる!
Fラン大学出身、四国のボトリング社に入社するも、高松本社勤務の大学同期とはスタート地点から差をつけられて高知営業所のルートセールススタート。最初は「いつ辞めるか」だけを考えていたダメ新人が、セールス日本一、そして全国のボトラー社でも前例のない日本コカ・コーラ社への出向を果たす。
その裏には先輩・取引先をはじめ多くの人から教えてもらった机上ではけっして教われない「学び」があった。
大学・企業でも話題の、どんな仕事にも生かせる普遍的な学びを明かす。

〇習慣を味方につける
〇「売ってくる」のではなく、「買っていただく」
〇行動は言葉より雄弁
〇人は「自分事」で動く
〇枠の中で考えるのではなく枠をどうするか考える
〇昨日までの自分を模倣しない
〇見方を変えれば違うものが見えてくる
〇礼儀正しさと傾聴は最強の武器になる
〇「なぜその仕事は必要なの」を問い続ける

感想・レビュー・書評

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  • 実際のお話が読むことができ、とても貴重でためになりました。

    何事も同じだと思いますが、相手の立場を想像して寄り添った方法を模索していきます。

  • 営業職のイメージを掴みたくて読む

    そもそもの発端は、自分の強みを活かすなら意味の職種より営業の方が良いのでは?ということから。就活時に営業職にあまり良いイメージを持っていなかったが、それは営業職の人が売ったモノやサービスにより発生する顧客満足を正しく想像できていなかった。思い込みによる頭の硬い思考で、営業職を敬遠してしまっていた。

    お客様をはじめとする様々な人の立場に立った上で、成果を上げるためにやるべきことを実践するというのが一貫した主張。人の立場に立つためのスタンスとして、「敬天愛人」が大事とあったが、良い言葉を知った。自分のモットーとしたい

  • 大抵のビジネス書に書かれている「筆者が頭良いからできただけ」「そんなこと真似できる会社ない」って思うようなトンデモ話ではなく、タネも仕掛けもない話でとても良かった。

    お客さんと同じ方向を向く。当たり前なようでいて、なぜか忘れてしまうこと。

  • 「コカ・コーラを日本一売った男の学びの営業日誌」は、山岡彰彦による実体験をもとにした営業のノウハウやビジネス哲学を綴った一冊。著者は日本でコカ・コーラの営業を手掛け、大きな成果を上げた人物であり、その過程で得た教訓や気づきを日記形式で語る。

    本書は、営業の現場で起こるリアルな出来事を中心に進行する。新人時代の失敗や、顧客との信頼関係を築く難しさ、一方で成功の喜びを味わう瞬間など、営業パーソンであれば共感できるエピソードが詰まっている。特に、著者が試行錯誤を重ねながら編み出した「売れる営業術」には具体性があり、実践に活かせるヒントが数多く含まれている。

    また、著者が直面した競争の厳しさや市場の変化も詳細に描かれており、営業だけでなくビジネス全般に通じる知見が得られる内容となっている。商品を単に売るのではなく、顧客のニーズを深掘りし、信頼を積み重ねることで成果を出すという考え方が全編を通じて強調されている。

    さらに、営業職にありがちな苦悩やプレッシャーについても正直に触れており、営業の仕事の魅力だけでなく現実的な厳しさについても理解が深まる構成となっている。このように、営業初心者からベテランまで幅広い層に役立つ内容が展開されている。

  • かなり現場感がこもった経験からの知見なので、営業になりたての方には刺さる内容だと思う。普段の誠実な行動が良い結果につながる。

  • 自分が精一杯やってから辞める。伸びしろを試さないで別の職場にいっても同じ繰り返しになる。
    習慣を味方に付ける=一日30分本を読む。
    靴を磨く=小さな心配りが営業のコツ。
    靴のクリームの会社にお礼の手紙を書いた。
    他よりも高く悪い条件でも売るのが営業。
    自分の都合ではなく、相手の立場で考える。
    仕事は何らかの形で人に関わりながら進めることになる=特にBTOBでも同じ。むしろBTOCより多い。
    礼儀正しいこと、人の話を聞くこと、が大切。
    組織営業=商談に上司、副社長の力を借りる。
    現在の取引先がずっと続く保証はない。買ってくれるまでだけでなく、これから、に向けた営業を心掛ける。
    他部署を大切にする、と他部署からも大切にされる。
    外資系の日本コカコーラ社は、上司もフランクだが、すぐに答えを求められる=スピードが段違いに速い。
    日報はない。そのかわり何のためにやっているのか、効果は、頻繁に問われる。
    考えて行動するまでの順序は正しく。戦術は戦略に勝てない。

  • 最初は表紙に目が止まり、それでも手に足らずに一周し、また手に取って少し読んでみたら、なんというか、本当に実体験で書かれているように思えたので、結局その日に買ってしまった。
    自分が新卒で配属されたあの営業所で、こういうことを教えてくれてればなんてことを言うつもりはない。あそこの人たちも、言葉は違えど同じようなことを伝えようとしてくれていたはずだ。でも自分はこうなりたい、だからそのためにという考え方ができなくて、常に行き当たりばったりだったから、いろいろな道を歩み、今に至るわけで…
    改めて自分の頭で考えて、相手の立場で考え他人は何をしてもらいたいのかを考えることをやっていくべきなんだろうな。

  • 顧客目線を思い出させてくれた一冊。
    営業をしていると目の前の数字が目に入り自分目線になってしまう。
    結局、顧客がどうありたいのか、どういう人を信頼するのかをちゃんと考えて営業する

  • 感想
    相手が何を欲しがっているか。なんて答えて欲しいか。常に伺い、常に考え続ける。どうすれば実行に移せるのか。何がダメだったのか。繰り返す。

  • ◯細部にこだわる
    細かいところこそ人に見られていると意識する。靴の手入れや備品の整備など、手を抜きそうになるところこそ丁寧に。

    ◯相手の話をしっかりと聞く
    自分が言いたいことと相手が聞きたいことは違う。まずは相手の話をじっくりと聞き、相手が真に求めていることが何か理解する。

    ◯会話のキャッチボールはできているか
    AかBどちらがよいか、と聞かれ、Cだと答えていないか。それだとキャッチボールになっていないので、どのように質問されているのか理解し、的確に回答する。

    ◯仕事の質を見つめ直す
    余計な仕事をしていないか。10分でアイディア出しなど、「集中して取り組んだ仕事」を増やす。きれいな資料より乱雑な箇条書きのメモが好まれる場面も大いにある。

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