激震 (講談社文庫)

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  • 講談社 (2024年12月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784065362426

作品紹介・あらすじ

阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と未曾有の災厄が相次いだ一年、
戦後五十年かけてこの国が築き上げたあらゆる秩序が崩れ去っていく……。
昭和史の闇を抉った傑作『地の底のヤマ』の著者が描き出す平成の奈落。

雑誌記者として奔走した自身の経験が生んだ渾身の力作長編。

年明け早々に阪神地方を襲った大地震に衝撃を受け、被災地に駆けつけた
ヴィジュアル月刊誌「Sight」記者の古毛は、その凄まじい惨状に言葉を失う。
神戸でも火災被害の激しかった長田地区では焼け跡に佇む若い女と遭遇。
夕方の光を背にこちらを振り向いたときの眼はかつて戦場で出会った少年兵とそっくりだった。
果たして彼女は何者なのか?

感想・レビュー・書評

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  • 西村健『激震』講談社文庫。

    ミステリー色を感じさせながら、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、新型コロナウイルス感染禍などの大事件に揺れながらも、エンコーやJKビジネスなどモラルの低下に喘ぐ日本社会の現実を描いたような変わった作品であった。

    明確な結末は描かれず、日本の行く末に不安を投げかけるようなエンディングはまさに日本の今を見せられているようにも思う。


    年明け早々に阪神地方を襲った大地震に衝撃を受け、被災地に駆けつけたヴィジュアル月刊誌『Sight』記者の古毛冴樹は、その凄まじい惨状に言葉を失う。神戸でも火災被害の激しかった長田地区で、焼け跡に佇む若い女と遭遇する。夕方の光を背にこちらを振り向いたときの眼はかつてアフガニスタンの戦場で出会った少年兵とそっくりだった。そして、彼女が立ち去った後で見付かった男性の変死体。

    本体価格1,000円
    ★★★★

  • 1995年という年はまさに激動の年だったんだな。
    フィクション混じりのドキュメント本のような感じの1冊。

    ネットの普及によってマスコミの形も大きく変化したんだろう。
    今でも何日も張り込みとかあるんだろうか。

  • 小説なのかノンフィクションなのか
    その中間といった印象

    阪神淡路大震災が発生し
    ライターとして神戸に向かう
    そこでみた焼け野原に佇む1人の女性。決意に満ちた目をしていた。
    地下鉄サリン事件の取材を通して、その女性の母親にたどり着く

  • 地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災、八王子スーパーナンペイ事件、米兵による小学生婦女暴行、ウィンドウズ95発売など、歴史の転換期であった1995年。雑誌記者の視点からこの年の出来事を取材するノンフィクション的小説。これらの取材を進める中で、ある事件の真相にも迫るミステリー的要素も。
    オウム真理教と阪神淡路大震災が主として描かれている。ポケットベルやエンコーなど、世相を表すものがちりばめられており、ノスタルジックな気分に浸るとともに、その年の出来事が現代にどうつながっているか、その意味を考える機会となった。

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著者プロフィール

1965年、福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省(現厚生労働省)勤務後、フリーライターに転身。96年、『ビンゴ BINGO』で小説家デビュー。『劫火』『残火』で2005年と10年に日本冒険小説協会大賞(第24回、29回)、『地の底のヤマ』で11年に第33回吉川英治文学新人賞と第30回日本冒険小説協会大賞を受賞。14年、筑豊ヤクザ抗争を描いた『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞受賞。他の著書に『光陰の刃』『最果ての街』『目撃』『激震』などがある。本作は『バスを待つ男』に続くシリーズ第二弾。最新刊は、シリーズ第三弾の単行本『バスに集う人々』。

「2023年 『バスへ誘う男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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