- 講談社 (2024年8月8日発売)
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感想 : 87件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784065364925
作品紹介・あらすじ
その生きにくさ、ひとりで抱えなくていいのかもしれません-ー。
2つの3人家族が始めた共同生活。でもあっちの家族にいたのは、となりのクラスの変わり者で…!?
野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞、小学館児童出版文化賞受賞の椰月美智子が贈る、人生の賛歌。さあ、“あたりまえ”の先へ!
2024年9月21日朝日新聞 読書面にて書評が掲載されました。
●著者紹介
椰月美智子
1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』(講談社)で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。07年『しずかな日々』(講談社)で野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞。17年『明日の食卓』(KADOKAWA)は神奈川本大賞を受賞し、映画化もされた。20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(小峰書店)で小学館児童出版文化賞を受賞。その他の書籍に『十四歳の水平線』(双葉社、講談社青い鳥文庫)、『ともだち』(小学館)など多数。
●あらすじ
主人公・美琴は、シングルマザーのお母さんとおばあちゃんと暮らしている中学1年生。
ある夏、お母さんがかつて同級生だった朱美さんと再会し、古い家を買って一緒に住むという計画を突然発表します。
お母さんはこんな勝手な人ではなかったはずなのに……。
どんな人たちなかよく知らないまま、共同生活がスタートするのですが、紹介されたのは、すこし変わった人として名を馳せるとなりのクラスの子。
でも、6人で一緒に暮らす中、いろんな“あたりまえ”が色あざやかに変わっていくのです……。
感想・レビュー・書評
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中学に入ってはじめての夏、美琴は母から母の中学時代の友だちと一緒に暮らすことにしたと言われる。
古民家をその友だちの朱美ちゃんとお金を出し合って買ったと。
いきなりの重大発表とおまけに勝手に決めたことに絶叫する羽目になった私。
祖母と母と私の女3人にいっしょに暮らす母の友だちの朱美ちゃんにも娘と孫の女3人。
会ってみると娘は30過ぎのギャルで孫は、同級生で隣りのクラスの野々花ということにびっくりする。
初めは、どうなるのだろうと思っていたこの共同生活だが、案外とスムーズにいき…。
やがて一緒に住むことを決めた理由がわかったときに、なるほどと納得する。
確かにこういう暮らしもいいのかもしれないと思った。
未完家族、そしてみんなみかんが好きなことでみかんファミリーなんだなぁ。
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女性3人の二つの家族が1つの家に同居することに。中1女子、美琴と野々花の物語。児童文学?。みかんファミリー(未完家族)。
新聞の書評を読んで、手に取りました。分類としては児童文学だと思いますが、大人が読んでも良い物語です。もちろん、サクサクと読めます。 -
同級生の家族との突然の同居。事情がある者同士、助け合っていけるのは良いと思う。(YA向け)
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女三世代✕二家族がひとつ屋根の下で暮らすって、なんだか楽しそうではあるけれど、自分が中学生の時に仲良くもない同級生といきなり同居することになったら…と考えると、やっぱり嫌。
事情があったにせよ、さすがに事前に相談してほしいでしょと思った。
それはともかく、家族の形も色々な時代なので、これからは血の繋がりは関係ないこんなスタイルもありになっていくのかも。
みかんファミリーは、未完からどんな完成形になっていくのかなぁ。-
2024/09/18
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コルベットさん、おはようございます♡
みかんを食べるシーンが何度かあるので、みかん好きの話かと思いきや、未完とかけていたみたいですよ。
おす...コルベットさん、おはようございます♡
みかんを食べるシーンが何度かあるので、みかん好きの話かと思いきや、未完とかけていたみたいですよ。
おすすめにあがってたので読んでみたのですが、近所の図書館では、こどもコーナーにあってちょっとびっくりしました。
2024/09/18
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児童書ですが、侮るなかれ。
子供だからこそ複雑になりすぎない、軽やかな感じが、とても爽やかで良かったです。
元気が出ました -
両親が揃った家族、シングル、ステップファミリー、いろんな家族の形があるように2組の女だらけのシングルファミリーが同居するのって、アリだと思う。
美琴と野々花、まるっきり性格の違う同級生の二人が同居することで、互いを認め合い、まるで姉妹のようになっていく様がいい。
遠くの親類よりも近くの他人。 -
新しい家族のかたち。みかんファミリー。
このような家族はアリだと思う。
色々な所で家族だと認めてもらえ、制度が整ってもらいたいとさえ感じる。
2組の3人家族の共同生活。
お互いの家族に対する不安は、凄く理解ができるので家族の同意の元(が前提だけど)みかんファミリーはできるといいな。 -
古民家で生活する「家族」の物語。血のつながりという従来の家族の意味では、3世代3人2家族の計6名がひとつ屋根の下に暮らす。【家族1】節子、響子、美琴、【家族2】朱美、優菜、野々花という面々で、中1の美琴と野々花が同じ中学の同級生。親や祖母が決めたこの引越しで半ば強制的に同居することに。2つの家族が同居生活する中、お互いが自然と労り支え合うような関係となっていくことに心打たれた。また、節子さんには「天涯孤独」の鈴子さんという仲良しもいる。
家族に関する問題や悩みがあった場合、それを変えることのできない仕方ないものとして抱え込むのではなく、従来の家族の概念をとっぱらうとまた別の解決策を見出すこともできるのだと感じた。血のつながりがないからこそ、有事の際でも感情を抑えて冷静な対応ができるということもあるのだろう。そして、何気ない日常の尊さを改めて実感した。中1の美琴の視点から語られる瑞々しい日々もとても良かった。
素敵な装丁は『今夜、喫茶マチカネで』と同じ嶽まいこさん。 -
気がつかない間に誰かが誰かの支えになっていることってある。
みかんファミリーのみんなが自然体なのもいい。ゆずれないところがあるところもいい。温かい話。 -
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小学校高学年から中学生向けの児童文学
2組の3人家族が一軒家で一緒に暮らすことになる
どちらも、おばあちゃんとお母さんと娘の女3世代
中1の美琴と野々花、クラスは違えど同級生の2人
タイプの違う2人が少しずつ距離を縮めて、姉妹のようになっていく姿は微笑ましい
お互いの家族に足りないところを助け合って、程よい関係で暮らしていく
家族の形にとらわれない、新しい共同生活もいいのかもしれない
たまに読む児童文学は心が休まります -
学生向けと侮るなかれ、
女性三世代を元気づけてくれる物語。
中学生の娘とその母、おばあちゃんの3人が
母の同級生(女性)の家族と
古民家で暮らす事になります。
登場人物は全員女性。
歳を重ねると
傷ついたり、失望したりする出来事の積み重ねばかり。
あくまでも主人公は中学生の女子です。
一方でその母親の方に年齢の近い読者の私は、
母親の方に共感しました。
小説のシーンは家族、家が舞台になっていることが多く、ほんわかした印象が強く残りました。
ただし、リアルの生活は、
トラブルもあれば、うまくいかない事も山ほど。
そんな中で生き抜くために選んだ暮らしのかたち。
そんな時に思い出したい温かい家族のお話です。
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普段手に取らないような作品でしたがお勧めから読んでみました。
そしたら、あっという間に読み終えてしまいました。登場する人物とファミリーの形がとても心地よく染み入りました。早速、揶月美智子さんの他の作品を読んでみようと思います。 -
素敵なお話!いろんな家族の形があっていい。人ってやっぱり繋がって生きていける。助け合いながら生きていけるのも素敵だし、同居生活が子供達への愛情や何かあった時の備えで始まったっていうきっかけももちろん素敵。
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"みかんファミリー"の意味が分かった。優しい家族でよかった。
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表紙とタイトルに惹かれて、図書館で借りた。
児童書と知らず、物語はとても良かったけど、少し物足りなかった。
同じ話を、大人の視点で描いてくれたら、読んでみたいなと思う。 -
#みかんファミリー
#椰月美智子
#講談社
#YA
#読了
これは良い本に出合った。一緒に住むことになった女3人家族と女3人家族。 ぎごちなく始まるが、少しずつ家族になっていく。不安や悲しい出来事もあるが、あたたかい気持ちになるお話。鈴子さんも素敵。近すぎず遠すぎずのそれぞれの関係性が絶妙✨ -
みかんと、みかん色の装丁が目を引く。
紙の本の良さは、こうした装丁や装画にもある。
中学1年生の美琴は、祖母、母の3人暮らし。
美琴の両親は離婚している。
父親の話はそれだけ。
ある日、母が重大な話を持ってきた。
古民家に引っ越すのは良いとしても同級生(クラスは違うから正確な言い方ではない)の野々花家族と住むことになった野田。
世の中にはいろいろな家族があって、いろいろな親がいて。
楽しいことはそれぞれで、でも悲しいことは大体同じ。
生老病死は人生で必ず出会うもの。
老いることはゆっくりだけれど、生きることは早くって、病と死は急にやってくる。
人生に辛いことはつきもの、でも決してそれだけじゃないはずだ。
どんな自分も自分で、明日は今日とは違っていて。
「普通」とは違う不思議な家族の形だとしても、みんなが支え合っているのなら、それは幸せの形に違いない。
著者プロフィール
椰月美智子の作品
