竜が呼んだ娘4 語り部の壺

  • 講談社 (2024年8月22日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784065364932

作品紹介・あらすじ

星の音の赤子・ソファの前世を探るため、すべての知恵が集まる玻璃の都へ──!
柏葉幸子がおくる本格ハイファンタジー第4巻!

新装版となる1~3巻に続き、初の書籍版となる4巻。
本書も佐竹美保さんの美しい装画・挿絵を大きく収録し、「竜が呼んだ娘」の世界をたっぷり楽しめます!

◇ ◆ ◇

伝説の竜騎士の奥方、「星の音」の魔女の力を継ぐ赤子・ソファ。
ソファの前世は、なんらかの理由で魔力を封じられた、悪い魔女かもしれない!?
真相を探るため、ミアは、知りたいことが必ず見つかるという玻璃の都へ行くことを命じられます。

玻璃の都で探すのは、語り部の一族「世と夢」の中でも、ソファにふさわしい人物。
玻璃の都の東、呪われた干浜を探るうちに、ミアは「話の種」がいっぱいに詰まった大きな壺を背負う生意気な少年に出会い……。

感想・レビュー・書評

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  • 谷の子であるミアはウスズと星の音の双子の片方ソファが持つ怪しい魔力の謎を知るために,夜と夢の一族の誰かを探しに単身,玻璃の都に向かうことになる。玻璃の都の入口までは五爪に連れて行ってもらうが,竜は玻璃の都に入れないと魔女に言われ一人で入口の森に入っていく。

  • 王宮の竜騎士ウスズの奥方である魔女「星の音」が産んだ双子のうち、魔力を受け継ぐ女の子ソファが魔法を使いだした

    「あの小さなソファの中に何かがひそんでおるようじゃ。あまりいいものとは思えんでのぉ」

    ウスズの屋敷で部屋子として働く谷の子ミアは真相を探るため玻璃の都に行き、「世と夢(よとむ)」の一族からソファにふさわしい者をさがしてくるよう命じられる

    「行ってきます!」
    「無事に帰ってこい!」

    《魔女たちの因縁が巻き起こす、大スペクタクルファンタジー!》──帯のコピー

    《柏葉幸子がおくる、本格ハイファンタジー! 本文の加筆・修正に加え、表紙イラストは新装版描きおろし。 挿絵も大きく掲載し、「竜が呼んだ娘」の世界をたっぷり楽しめます!》──出版社サイトより

    2012年に「朝日小学生新聞」で第1作の連載が開始した本シリーズ

    連載終了ごとに1〜3巻は朝日学生新聞社・朝日新聞出版から刊行
    その後2024年に1〜4巻が新装版として講談社から刊行

    2024年4〜6月に朝小で連載された第5巻にあたる「竜の巣」の刊行が待たれるところ

    ちなみに2024年は柏葉幸子作家デビュー50周年の年
    2025年初春には『コミックDAYS』でのコミカライズ決定とのこと

    [既刊情報=講談社新装版]
    『竜が呼んだ娘1 弓の魔女の呪い』2024年1月
    『竜が呼んだ娘2 闇倉の竜』2024年3月
    『竜が呼んだ娘3 魔女の産屋』2024年5月
    『竜が呼んだ娘4 語り部の壺』2024年8月=本書

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著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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