- 本 ・マンガ (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065365618
作品紹介・あらすじ
大奥の万事を取り仕切る実力者、御年寄の滝山。その上司、最高権力者である上臈御年寄の姉小路さま。
二人をつなぐのは姉小路さまの飼い猫、吉野ちゃんであった──。
だが滝山はいつのまにか猫嫌いキャラが定着し、飼い主の前で猫をかわいがることができないダブルバインド状態に悶々とする日々を送っていた。
それでも自ら嫌われ者を演じることで、組織の引き締めを図る滝山。だがそのストレスを癒してくれるのは吉野ちゃん。だが吉野ちゃんは上司の愛猫。ああどうすればいいどうしたら……。
依存症患者のようなループから滝山を救うのは、滝山を愛し尊敬する同輩や部下たちであった。だが彼女らのベースには「猫嫌い」という勘違いがあるわけで、滝山の悩みのサイクルはいっそう深くなるばかり。
……これはもう、どうなってしまうんでしょうね。だけど滝山はそれなりに楽しそうだから、これでいいのかもしれません。
かくして「モーニング」で今日も大好評連載中のゆるモフ大奥ショートコメディ、まだまだ続きます、第9巻刊行です!
感想・レビュー・書評
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147冊目『猫奥 9』(山村東 著、2024年8月、講談社)
相も変わらず猫と女中たちの大奥ライフが展開される。全く代わり映えはしないのだが、この温度感が心地よい。
『ツレ猫 マルルとハチ』という漫画とのコラボ企画を読むことが出来るQRコード付き。比べると、山村女史の猫がいかに魅力的に描かれているのかがよくわかる。
〈もしや 吉野は 滝山のことが 好きなのか?〉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
74ページが好きです
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潮干狩りで何が採れた?と聞かれて、「猫」と答える国芳師匠のところが1番笑った。
著者プロフィール
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