QED 恵比寿の漂流 (講談社ノベルス)

  • 講談社 (2025年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784065368015

作品紹介・あらすじ

 対馬。海神の島、神の坐す島。数多の神社仏閣に守られるその島で起きた奇怪な殺人事件。一人目の被害者は皮袋に入れられていた。二人目は小舟に乗せられていた。共通するのは、首を切り落とされていたこと。三人目の被害者は発見時には息があり、「さいきょう、くぎょう」と言い残した。ダイイングメッセージに託された事件の真実と本質を膨大な知識と推理力で桑原崇が解き明かす!

感想・レビュー・書評

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  • 期待通り大変面白かった。
    高田本にハズレなし。そして今回、
    登場人物の奈々いじりが定番化、
    お約束の殺人事件もちゃんとある。
    今作は、対馬。対馬面白い。
    もともと福岡と関門に旅行に来た、タタルと奈々
    和布刈神社から対馬に行くことになり、
    いつもの通り、警察関係者が関係ない話をするなと怒るような話を
    タタルが滔々と語る中で、犯人が勝手に自白していくというヤツ。
    あれやこれやで色々と面白い解釈が大渋滞
    糸島の謎やら、いろいろとQEDしていく。
    過去作の『神鹿の棺』、鹿島神宮とかなりつながっていそうだったので
    先に神鹿の棺を再読してから、読んだ。
    個人的に、去年訪れた場所がズラーっと出てくるので
    非常に楽しい。

  • 以前猿田彦の話を読んでからそんなに経ってなかったので、自分の中ではわりとスラスラ読めました。
    メインの話とは関係ない感想ですが、古文書の読み方などを自分の力でゆっくりと理解していくことも大切で重要なことなんだと思いました。

  • 安定の理論展開で、もはや予定調和ですが。
    今回は、真っ向から恵比寿神だった!
    うれしい♪

    エビスについては、このシリーズの初っぱなからずっと語られてきていて、それは常に「蛭子として生まれ、廃棄される運命の子ども」だったけれど、今回、やっと、その後のエビスの変遷が少し描かれた。

    残虐さという点では類をみない歴史をもつ神だけに、今回タタル×奈々×熊つ埼の出会った事件も、かなり凄惨だった。
    エグイ殺人事件になればなるほど、動機はそーいうふうにするしかないのかなあ、というところは、ちょっと残念だった。
    が、あいかわらずのタタル節は絶好調で、特に密度が濃かった気がして、満足です♪

  • シリーズのパターン通りに展開していく安心感を持ちながら読み進めましたが、今回は今までにない陰惨な事件で、かなり心が震えました。シリーズの中には、現代の事件が過去の出来事、言い伝え、神話から乖離している、遊離しているのではないかと思うものもあったのですが、今回の現代と過去のつながりは大変に素晴らしく、その分、ゾゾっと来たというかビビッと来たというか、最新作が最高と言いたくなりました。
    奈々さんのお詣りする姿をイメージすると、とても美しいというか、かわいらしいというか、これがお詣りということですね、としみじみ思います。
    しかし、奈々さんにかけられている疑いが晴らされることはないだろうと、今作でも確信しました。
    でも、奈々さんよりタタルさんだと思うのですが……。
    最近のNHKの朝のドラマの描写も頭に置きながら読みました。いろんなところにいろんな裏があるものだと、場所にも時間にも裏があるものだと、こちらもつくづく思ったところです。
    熊つざきさん、今回は動きがちょっと地味だったかな。

  • 今回は対馬。
    狭い島の中に凄い数の神社がある事を初めて知った。その中で注目されるのは恵比寿。水死体の膨れた腹がモデルにもなってると言われる恵比寿の謎と対馬との繋がりが描かれていく。
    このシリーズを読む度に行きたい場所が増えていく。

  • 個人的にはタタルさんが事件を呼び込んでいる感覚でいたのだが、毎度のことながら奈々ちゃんが責められる件。
    可哀想すぎる。

    今回の舞台は対馬。
    対馬に神社がそんなに多くあるとは知らなかったので、その点からして驚いた。
    ニアミスしていたとはいえ、主役二人が事件に巻き込まれるのが後半すぎてからだったので、個人的にはタタルさんと奈々ちゃんの二人歴史旅を思っていたより長めに楽しめたことがよかった。
    巻き込まれてからは、かなりのスピード解決だったけれども。
    解決ターン時の説明も巻いてましたね、タタルさん。
    犯人のことを思うと、まあさもありなん。

    それにしても、今回の事件も見た目のインパクトもさることながら、目的も犯人もかなりのインパクトがあって確かにシリーズ中でも驚きが大きいかと。
    個人的には本編よりも最後にさらっと出てきた糸島の話の方が最驚だったが。
    さらっと流さず、ここは糸島で一本書いてくれないかなあ先生。
    楽しみに待ちます。
    ただそうなると奈々ちゃんの濡れ衣(?)がまた増えることに……これも縁なのか。

  • 今回は対馬で恵比寿の謎に挑むタタルさん。

    話の流れはパターン化しているけれどそれが一種の安定感と言おうか安心感と言おうか…読み手を安心させるように思います。

    不勉強な私は対馬は他国との地理的な重要性、元寇の印象しか無かったのですがこんなにも神社が多いとは知りませんでした。

  • 2025/01/30読了

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著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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