あきらめません! (講談社文庫)

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  • 講談社 (2024年9月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784065368077

作品紹介・あらすじ

共働き&ワンオペ育児を経て、定年退職を迎えた霧島郁子。夫の田舎へ移住し悠々自適な生活を送るはずが、待っていたのは閉鎖的な地域社会のしがらみばかり。失意の郁子を救ったのは、老齢の女性市議・市川ミサオだった。彼女の後押しで市議会議員に立候補することになった郁子の運命は!? 痛快選挙小説誕生!

感想・レビュー・書評

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  • もしかしたら今日高市さんが総理になるかもしれない。
    初の女性の総理大臣。
    こんな日本を変えてくれるんじゃないかと期待してたりもするんだけど。

    この本に出てくるおっさん議員達が時代錯誤も甚だしくて腹立たしくもあった。
    この物語の舞台になった市で初の女性市長になった人やその周辺の人たちのお話。
    日頃思ってることを代弁してくれているようでスッキリした笑

    言わなきゃ分からない、言っても通じない、諦めるってパターンはあるあるだよねぇ。
    私の両親はとても古い価値観の人たちなので…もう今更変わらないし…時々疲れるよねぇ。
    それでも父は最近随分と家事を手伝うようになってきたみたい。
    昔はごはんすら炊けない人だったからね。
    きっとこんな価値観の人が政治をやってるんじゃなかろうかと思ったわ。

    私の住む地域は県知事も市長も随分長くて。
    そろそろ別の人に変わっても良くない⁉︎と思って選挙では他の人に投票するんだけど、なかなか変わらず。
    私もこんな風に強かったら良かったのになぁと思ったのは秘密。

    • 翠さん
      (・ω・)ノ--==三三三 >゚)))彡 おめで鯛
      あーまずは高市首相が誕生したーヾ(o´∀`o)ノ
      おつかい行ってる間に決まってたー笑

      ...
      (・ω・)ノ--==三三三 >゚)))彡 おめで鯛
      あーまずは高市首相が誕生したーヾ(o´∀`o)ノ
      おつかい行ってる間に決まってたー笑

      みんみんさんのお父さん考えが前衛的でいいなぁ。
      両親は高市さんは極右だと言って聞きませんʅ(◞‿◟)ʃ
      どれだけTVに毒されているんでしょう(꒪ཀ꒪)
      2025/10/21
    • みんみんさん
      お出かけしてたら決まってた笑
      YouTubeで観よ╰(*´︶`*)╯
      お出かけしてたら決まってた笑
      YouTubeで観よ╰(*´︶`*)╯
      2025/10/21
    • 翠さん
      とりあえず今日だけは踊っておきます
      ♪*₍₍ (˘³˘ง)ง⁾⁾♫* (ง˙ ▿˙)ว ⁾⁾♪(˘³˘ง)ง ⁾⁾.¸¸♪♪

      今回の一連の...
      とりあえず今日だけは踊っておきます
      ♪*₍₍ (˘³˘ง)ง⁾⁾♫* (ง˙ ▿˙)ว ⁾⁾♪(˘³˘ง)ง ⁾⁾.¸¸♪♪

      今回の一連の流れは中学生の娘までも学校で政治の話になるくらいだったので(^◇^;)
      2025/10/21
  • 星3.5

    やはり、垣谷美雨の小説は読みやすい。
    エッセイは2冊読んだが、小説の方が好み。男性に対して攻撃的なエッセイよりも、フィクションということで、ワンクッション置いて読めるからかも。

    映画化されるようなので、読んでみる。

    東京出身の主人公 郁子が、定年後、夫の出身地である山陰地方でのんびり暮らすべく、引っ越したところから物語は始まる。
    市議会の開催中に迷い込んだ郁子は、若い女性議員に対する低レベルのヤジに憤慨し、議会終了後、なんにも反論しなかったその議員を叱ってしまう。
    それを見かけたもう一人の現職女性議員にスカウトされ、郁子は政治家への道を進むのだった。

    男性市議会議員たちのあまりの品のなさに、ちょっとオーバー過ぎるのでは?と思ったが、12月17日は女性参政権80年ということで、タイミングよく新聞に特集が出ていた。
    私が住んでいる県のある町の唯一の女性町議は、初めて立候補した時、「べんこくさい」(生意気だ)と男性からなじられたそうだ。
    記事は、何十年も景色が変わらない日本の現状を憂いていた。
    小説はちょっとファンタジーのようだったが、女性首相も生まれたし、日本も少しずつ変わっていくのだろうか。(世界148ヵ国中日本は政治分野では125位と最低レベル)

  • 面白かった。スラスラ最後まで読めた。
    ちょうど日本では今日、女性初の総理大臣が誕生し、奇遇だった。

  • 田舎に移住してきた郁子。
    都会のように便利でもなく、ちょっとコジャレた街も近くにはない。田舎は嘘だろうと思うほど男性優位。封建的。すぐ噂になる。
    この小説の中では、郁子の思いが由香の思いに添って進み、街を変えるまでに。
    こう上手くはいかんやろうね~とか思いつつ。
    田舎の女性議員の大変さ。理解ある人たちに恵まれた郁子は市長にまでなる。まあ、小説だしね。楽しく読めました(笑)

  • 長い長い時間をかけて今があるんだな〜と思った。
    まだまだ政治の世界は『男社会』であったり、私たち庶民の生活とはかけ離れた感覚で決められていることがたくさんあるけれど、この話のように社会の中で戦ってくれる人がいて世の中は成り立ってきているのだろう。無関心ではいけないな。

  • 主人公の郁子は、共働き&ワンオペ育児を経て定年退職を機に夫と一緒に夫の地元で優雅な田舎ライフを満喫するはずが‥‥。
    閉鎖的で男尊女卑、セクハラ、差別がまかり通る社会に読み手のこちらもイライラ。
    郁子は市議会議員を経て市長選に立候補。
    読後感はスッキリなので良かったが、かなり終盤まで老害男子があまりにしつこくて嫌な気持ちだった。
    我が町も田舎だが、こんなじいさん達は多分いないはず。
    そう信じたい。

  • 定年を機に地方移住した郁子は、のんびりとガーデニングをしながら暮らすはずが、ひょんなことから地方議会に関わることになり、自ら立候補するといった流れに巻き込まれる。そこに巣食う男尊女卑や前例踏襲といった悪習を糾すために、日本初の取組みを推し進めるのだった。

    地域社会の閉鎖性と、男尊女卑という2つの大きなテーマを課題視し、郁子と落合親子が交互に主役となるようなフォーマットで物語は進んでいく。分かりやすい敵としての高齢男性を登場させるのは良しとして、ちょっと露悪的に描きすぎかなと感じた。

    またディテールの部分では、地方議員が年収500万円を超えるとか、自分の銅像を建てるために数千万円かけるとか、ちょっと地方の現状を大げさに捉えすぎている印象を持った。

  • 面白かった。読み進めるほどに面白さがスピードアップする。
    ちょうど日本で初めて女性の総理大臣が誕生したタイミングと重なっていて、より胸に響いた。
    何かを初めてやるとき、人は怖がって腰が引けるものだけど、この物語の女性たちは諦めずに進み続ける。
    その行動力と周囲を動かす力に本当に元気をもらった。

  • 痛快爽快、一気読みだった。普段ご都合主義的展開には興醒めしてしまうのだが、本作にはただただ突っ走る心地良さに身を任せてしまった。『あなたの人生、片づけます』『あなたのゼイ肉、落とします』の読後感に似た満足感。

  • 今時こんな男尊女卑な人たちがいるんだろうかと驚いたが、もしかしたら過疎化が進んでしまってる地方なら…と思い読み進めた。
    読み進めると先が気になりなかなか途中でやめられない。
    現実ではなかなか難しい改革が進んでいくのが、読んでいてスカッとした。
    国会中に居眠りをしている現職議員、派閥争いをしてる現職議員、その他いろいろとグレーな事をしてる議員さんたちにぜひとも響いてくれるといいなと思う内容だった。

  • audible 。痛快な物語。女たちが保守的かつ封建的な男社会をひっくり返す。舞台は都会から離れた地方都市。
    市長やボス議員の支配する醜悪な市政に抗うのは退職後に移り住んできた60代の女性。葛藤する彼女をとりまく年齢も立場も違う多様な人たち。
    補選で市議となり、様々な嫌がらせに悩みながら市長にまでなる。しかしボスたちの嫌がらせは続く。
    彼女を支える人たちはクォーター制を提起し、粘り強く味方を広げ、実現する。選挙の結果、4分の1の議席を勝ち取る。やったぜ。

    応援しっぱなしだった。男の私はこの闘いに多くの男が参画したことを心から喜ぶ。老害などと言うな。進歩なき者は若い人にも多い。

    「あきらめない」ことが大事なのだ。

    • コルベットさん
      あー、また変換間違えてるっ!?知之助さんもとい知之介さんです。本当にごめんなさい。ドジ~泣
      あー、また変換間違えてるっ!?知之助さんもとい知之介さんです。本当にごめんなさい。ドジ~泣
      2025/08/01
    • 知之介さん
      わざとじゃないよねぇ。
      楽しい。
      わざとじゃないよねぇ。
      楽しい。
      2025/08/01
    • コルベットさん
      わざとじゃないです!仕事でもたまにやらかしてしまいます…(/_;)
      わざとじゃないです!仕事でもたまにやらかしてしまいます…(/_;)
      2025/08/01
  • 男尊女卑の文化が根強く残る地方都市に定年後に移住した夫婦―霧島郁子とその夫。郁子が「政治家を志す」という新たな挑戦を始めることで、町の人々の意識を少しずつ変えていく物語です。

    ◆主要な登場人物と印象

    霧島郁子(60代)
    のんびりした老後を過ごそうと考えていたにもかかわらず、いつの間にか人前に立ち、自然とリーダーシップを発揮してしまう主人公。その飾らない言動と情熱にぐっと引き込まれました。

    市川ミサオ(80代)
    歯に衣着せぬ物言いで、郁子や町の女性たちを力強く導く先輩議員。時に厳しく、時に頼もしい助言者として物語を支えています。

    落合由香(30代)
    地元で普通の主婦として暮らしていたが、郁子との出会いをきっかけに政治に目覚める若き母親。最初は戸惑いながらも、自分なりの声を上げて変化へ踏み出す姿に共感しました。

    ほかにも、夫に嫌気がさして家出した落合瑞恵や、男性中心の議会でセクハラ・パワハラに耐え忍び、最終的に声を上げる勇気ある女性議員など、多彩な女性たちがチームを結成。男性優位の地方政治に切り込んでいく様子は、読んでいて本当に爽快です。

    ◆対立構造
    物語の敵役として登場する高齢の男性議員(いわゆる“老害”)が、読者のヘイトを見事に買ってくれるので、主人公たちの活躍がより際立ちます。

    ◆男性側の葛藤
    郁子の夫をはじめ、これまで男性優位の社会システムに甘んじてきた町の男性たちも、自分のパートナーや町の未来のために揺れ動きながら行動する姿が描かれ、考えさせられます。

    ◆時節に合わせた読後感
    ちょうど地方選挙の直後に読み始めたため、物語を通して政治への関心がさらに高まりました。

    社会問題に切り込みつつもユーモアが散りばめられ、軽やかに読み進められる一冊。名作だと感じましたので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください!

    ※本記事は私が運営する下記ブログ記事からの転載です。
    https://watanabedesign511.info/archives/23838

  • ものすごい疾走感を持って読めました!
    郁子さんやミサオさんのひと言ひと言が痛快で、笑いあり涙ありで一気読み。
    市議から市長となり市民のために、子どもたちの将来のために、と奔走する郁子さん。誰かのために動くところにはたくさんのパワーが集まる。
    「落ち込むのは三秒で十分じゃ」ミサオさんの信条、カッコいい!
    政治から社会的な保育介護問題。税金の使われ方、夫婦の在り方、嫁と舅姑の関係と一冊でいろいろ考えさせられる本でした。

  • テーマは「選挙」。
    封建的な地方の市議会に、Uターンで移住してきた東京出身、東京育ちの主人公が挑むストーリー。

    今でこそ、ジェンダーレスが叫ばれていてわたしはそういう時代で育ったから、男尊女卑の文化はおかしいと思えているけれど、日本にはまだ暗黙の了解として残っていて、まだ根強く生活の中で息をしているという事実にものすごく嫌気が差しました。

    それから、わたしも中規模の地方で暮らしていますが、議員を選ぶのに何を基準に選んでいたんだろうともう一度考えさせられました。
    名前を聞いたことがあるから、とか、すごく単純な発想だけでものを考えているような気がして。
    今後また選挙がある時には、よく考えて選んでいきたいなと強く思わせてもらった1冊でした。

    政治の不安定さが叫ばれて、選んだ票が果たして有効に自分の生活の中で生きているのかと言われると、なかなか頷けない今日この頃。
    そんな時に、もう一度有権者の自分たちに何ができるのかを確認させられました。
    これから投票に参加する10代や、今までに何度も選挙に参加してきた大人、ここに登場する街に似た中で苦しい思いをしている人に読んで欲しい!

  • 仕事も退職し、夫と田舎に移住してガーデニングしながら悠々自適な老後生活の予定が選挙に出ることに
    いやいや、うまくいきすぎでしょっていうのはあるけど、それをさておきテンポよく痛快なお話でなんとも心地いい!
    しかしいくら田舎といえどもやる気がなく私利私欲にまみれセクハラ連発で老害でしかない市議の人たちやばすぎるでしょ
    フィクションだからって思うけど、現実にこんな人いるんだろうなと悲しくもある

  • 痛快で、胸がすく思いでわくわくしながら読み終えた。行動的な郁子さんとはいえ、あれよあれよという間に市議会議員から市長へと立候補するのは現実離れしているとは思いながらも拍手喝采で。閉鎖的な街に一石を投じる姿や、市民が立ち上がっていく様、何より夫の協力体制が面白く、何歳になってもやりがいを見つけて奮闘する姿に心を動かせれた。義理の母の行動力にもエール。楽しい時間だった。

  • 面白い!
    時代錯誤な男性たちに立ち向かう女性たちの力強さを想像するだけでも、なんか元気になれる。
    田舎が住みにくいのは、何も日常の不便さだけではない。
    昔ながらの男社会や家父長制も根強く残る地域も多いだろう。
    そんな中での噂話なんた拡がろうものなら、たまったものではない。
    主人公の郁子は主人の実家のある山陰地方へ移住することになる。
    なれない土地に不安はあるが、都会よりも伸び伸びと広い家や庭で暮らせることへの憧れが勝った。
    しかし、行ってみるとなんとも封建的で、たまたま覗いた市議会の男性たちの下品なこと…
    その様子に愕然とする。
    そして、市議会議員に自らが立候補する流れになる。
    静かな老後を夢見ていたが、郁子の性分からもそんな呑気な日々も似合わないと気付いていた。
    近所の年配者や同年代、育児中の女性たちまでを巻き込んで、市を変えていく。
    痛快で気持ちがいい!
    さすが、垣谷さんだなー。

    2024.9.23

  • 政治に興味は無かったのに、読んだ後はもう少し政治に興味を持たないといけないなって思った!
    今の政治家にも読んでほしいな

  •  60歳を機に退職、結婚以来ずっと続いていた共働き生活に別れを告げ、友人や娘と楽しく過ごしていた郁子だったが、夫の提案で義母の住む山陰に引っ越すことに。憧れのイングリッシュガーデンでゆっくりと思っていたが、そこは閉鎖的な田舎社会で……。

     時代錯誤のような価値観でストレスをためる郁子に、高齢で市議を辞めることになったミサオが白羽の矢を立てたことから物語は進んでいきます。知らず知らず肩に力が入ってしまい、すごい勢いで読んでしまいました。自分で自分を苦しくしているところもあるのかも!政界に打って出なくても、身近な部分で見直すこともありそうです。

  • 共働き&ワンオペ育児を経て、定年退職を迎えた霧島郁子。夫の田舎へ移住し悠々自適な生活を送るはずが、待っていたのは閉鎖的な地域社会のしがらみばかり。失意の郁子を救ったのは、老齢の女性市議・市川ミサオだった。彼女の後押しで市議会議員に立候補することになった郁子の運命は!? 痛快選挙小説誕生!

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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