憤怒(上) (講談社文庫)

  • 講談社 (2024年12月13日発売)
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感想 : 9
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784065368367

作品紹介・あらすじ

全米で絶大な人気を誇るパトリシア・コーンウェルの大ベストセラー「検屍官」シリーズ26作目。累計1300万部突破シリーズ待望の最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • パトリシア・コーンウェル『憤怒 (上)』講談社文庫。

    シリーズ第26作目。もはや読む価値無しだということは大分前から認識しているが、刊行されれば無意識のうちに手を伸ばしてしまう。

    上巻を読んだ限りでは、珍しくこれまでに無いほど面白いではないか。何時もなら下巻の最終盤で一度も登場しない人物が犯人であることが判明したりと失速することが多いのだが、本作はどうだろうか。


    物語は白熱の法定シーンから幕開けする。ヴァージニア州検屍局長のケイ・スカーペッタは、ギルバート・フックが地元名家の娘のエイプリル・テューペローを殺害したとされる事件の公判で全米から注目と非難を浴びていた。スカーペッタが非難を浴びていたのは、彼女の検屍結果がフックの無実を示唆するもので、元部下の監察医のベイリー・カーターが判断を誤り、自殺してしまったからだった。

    そして、この公判の裁判長はスカーペッタの大学時代のルームメイトのアニー・チルトン判事であったことから様々な憶測を呼んでいた。そんな中、あろうことか公判の日にアニーの妹のレイチェル・スタンウィックが信じられない方法で殺害される。

    本体価格1,200円
    ★★★★

    • 土瓶さん
      あ! 懐かしい〜。
      まだ続いてたんですね。このシリーズ。
      どこまで読んだのかよく覚えてないけど。
      マリーノとかルーシーとかも健在なのかなー。
      あ! 懐かしい〜。
      まだ続いてたんですね。このシリーズ。
      どこまで読んだのかよく覚えてないけど。
      マリーノとかルーシーとかも健在なのかなー。
      2025/01/04
    • ことぶきジローさん
      まだ続いていますよ。マリーノもルーシーも健在で、最近はベントンを加えたスカーペッタ軍団で事件に挑んでいます。
      まだ続いていますよ。マリーノもルーシーも健在で、最近はベントンを加えたスカーペッタ軍団で事件に挑んでいます。
      2025/01/04
  • 何年ぶりだろうか、必ず読んでいたスカーペッタの検屍官シリーズを何年ぶりかで手にした。物語の中にスムーズに入り込めたのに驚く。
    良識的で有能な主人公と周辺の人たちが見事に生き続けていた。下巻も楽しみだ。
    自分の読書傾向はずいぶん変わったような気がするが。

    • ヒボさん
      パトリシア・コーンウェル!
      スカーペッタって、懐かしぃ~
      まだシリーズ続いてるんですね。
      20年以上前に好きでよく読んでました!
      パトリシア・コーンウェル!
      スカーペッタって、懐かしぃ~
      まだシリーズ続いてるんですね。
      20年以上前に好きでよく読んでました!
      2025/07/05
    • 知之介さん
      30年前くらい前からかな、好きだったなあ。
      30年前くらい前からかな、好きだったなあ。
      2025/07/05
  • 2022年10月刊のLividを翻訳して2024年12月講談社文庫刊。シリーズ26作目。上巻。今までよりもやや薄く短い。ケイの信じられないような困難な状況には気が滅入る。何だこれは、悪魔たちの世界か?。下巻へ。

  • この薄さで一冊1200円というのは、検視官シリーズのファンを愚弄する売り方だと思ってしまうが、買ってしまう自分が情けない
    この薄さだけあって内容も薄い…
    上下巻合わせて、おおよそ二日間の話である
    始まりは法廷でケイが証人尋問を受けているところから始まる
    亡くなった女性は事故か他殺か?
    殺人犯として既に捉えられている婚約者は犯人なのか違うのか?
    マスコミの注目を集めている事件の裁判の進行中に、親友で裁判官のアニーの妹が亡くなっているという一報が入る…
    こちらも事故か他殺か?

    読んでいて文章もちょっと違和感があるのは、作者の筆力が落ちているのか?翻訳者の腕か?などと思いつつ、翻訳者は変わっていない
    作者のやる気のなさが文章に出ているのだろうか?

  • すみません、130ページほどまで読んで放棄しました。
    話がちっとも進まない!いやらしい裁判の様子は後々必要なことと思って、くどいなあと思いつつも読み進めましたが、その後現場に向かう渋滞のシーンだけで30ページほど費やしていることにうんざりしてしまいました。
    正直、薄い話を引き伸びそうと必死にいらない要素をゴチャゴチャと付け足してませんか?という不満がたまり、そうでなくても外国人の登場人物名の把握に手間かけてるのにやってらんないな、となりました。スイスイ読める方々の忍耐力に脱帽です。

  • ホントもうなんだかな〜という感じだけど
    読んじゃった。
    すごい武器は新しかった。

  • いつも言ってますが、講談社さん、1冊1200円の文庫でも出してくださり感謝! 例年通り大晦日をスカーペッタと過ごさせてくれて、ありがとう!
    第一作が1990年…当初デミ・ムーアで映画化決まってたが実現せぬまま35年! まさかニコさまが主演でようやく映像化とは。そのタイミングでデミも復活とは。感慨深い。

  • 初っ端から胸糞悪い裁判の様子から始まり、証人として立っているにもかかわらず相手側の弁護士に検死についてケチを付けられ、読んでいる方としてはいらいらする散々な場面から。
    相変わらずマギーは偉そうだし、裁判官として出ていたアニーは素気ない。
    それなのにアニーの姉が死んでいるのが見つかり、土砂降りと渋滞の中をマリーノとともに事件現場に向かうと、そこにはルーシーたちシークレットサービスが取り仕切っているという。
    今回の殺人の手口は…えぐい。
    そんな殺人が当たり前になるこんな未来嫌だ、と思わされるが、起こり得るのでしょうかね。とりあえず飛び道具の少ない日本と言えど、道歩いているだけで刺される今日この頃なので、おとなしく家で本読んでるほうがマシなのかもしれない。

  • 久しぶりのスカーペッタ、マリーノとドロシーはいつの間に?

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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