本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784065369074
作品紹介・あらすじ
何百年も生き残る世界のみんなの宝物。それは『世界の名作物語』。その物語をひとりじめしたがる魔物が、物語から大事なパーツを盗んでる! 大変大変、そのせいで物語が超つまらなくなっちゃった!!
物語から盗まれたものを探し出すのは、読んでいる「きみ」!
想像力がどんどん刺激されちゃうと大評判シリーズ、第6巻。舞台はクリスマス。
みんなが大好きなクリスマスに、魔王からとんでもないクリスマスプレゼント!
物語を守るために、魔王とあめのが住む「暴食城」にのりこんだストーリーマスターズたち。
でもその城では、魔王グライモンがとんでもないプレゼントを用意していて……!
危険な決戦に、こっそりしのびこんだ主人公たちは、クリスマスの名作たちにつかまって……!?
ディケンズ『クリスマスキャロル』、アンデルセン『もみの木』など、クリスマスの名作がいっぱい登場!
第3回「こどもの本総選挙」第1位『銭天堂シリーズ』の廣嶋玲子が贈る新シリーズ。
挿絵は、「鬼灯の冷徹」の江口夏実という豪華タッグが、世界の名作を紹介していく最強シリーズです。
感想・レビュー・書評
-
ストーリーマスターズシリーズ第6作。
前作にて、魔王グライモンの居城の場所が明らかとなり、ストーリーマスターズはそこに乗り込もうとする。
しかし、宗介、葵、ひなたの3人は、そこへは連れて行ってもらえない…
まだ守が囚われているというのに、助けに行ってはいけないというのだ!
しかし、イッテンの機転により、3人はグライモンの所へ行くための、手段を得るが…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宗介は「白雪姫」、葵は「クリスマス・キャロル」、ひなたはアンデルセンの「もみの木」と、クリスマスや“雪”に関連するような作品の世界で、それぞれに戦った。
「クリスマス・キャロル」は題名しか知らなかったので、一昨年?くらいに児童書版で読んだことがあった。
また「もみの木」も、実は1か月程前に、冬に藤城清治さんによる「アンデルセン 影絵の絵本」を読んだ時に収録されていたお話で、めちゃくちゃタイムリー!だった。
「もみの木」は、暗いお話で、確かに万人向けではないけれども、輝いている時期は永遠に続かないし、だからこそ尊く、懸命に生きなければならないのだ…ということを、ひしひしと感じる作品だった。
このシリーズは題材となっている話を知っている方が、より楽しめるので、色んな方面の童話に手を伸ばしておくのがいい気がする。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この巻でシリーズ完結かな?とおもったけれど、ラストを読むとそうではないようだ…
ストーリーマスターズや宗介たち4人は、どうなってしまうのだろうか…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宗介、葵、ひなたとストーリーマスターズたちが、グライモンに囚われてしまった守を奪還するため、暴食城に乗り込んでいく!
今回も「白雪姫」「クリスマスキャロル」「もみの木」の童話たちが、グライモンによってねじ曲げられている。
子どもたちが、これまでの冒険で培ってきた勘所を信じて、一人で解決していく姿に成長を感じて頼もしかった!
まだシリーズは続くみたいなので、次回作も楽しみ。 -
ストーリーマスターズシリーズも、もう6巻!!すご。
サンタコスの魔王グライモンがなんだかかわいい…。
あとアンデルセンのもみの木の知名度は確かに低いよ。そりゃ日本に樅の木がまずないから。しゃーない。
著者プロフィール
廣嶋玲子の作品





