ふしぎな図書館とクリスマス大決戦 (ストーリーマスターズ 6)

  • 講談社 (2024年11月21日発売)
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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784065369074

作品紹介・あらすじ

何百年も生き残る世界のみんなの宝物。それは『世界の名作物語』。その物語をひとりじめしたがる魔物が、物語から大事なパーツを盗んでる! 大変大変、そのせいで物語が超つまらなくなっちゃった!!

物語から盗まれたものを探し出すのは、読んでいる「きみ」!
想像力がどんどん刺激されちゃうと大評判シリーズ、第6巻。舞台はクリスマス。

みんなが大好きなクリスマスに、魔王からとんでもないクリスマスプレゼント!
物語を守るために、魔王とあめのが住む「暴食城」にのりこんだストーリーマスターズたち。
でもその城では、魔王グライモンがとんでもないプレゼントを用意していて……!

危険な決戦に、こっそりしのびこんだ主人公たちは、クリスマスの名作たちにつかまって……!?

ディケンズ『クリスマスキャロル』、アンデルセン『もみの木』など、クリスマスの名作がいっぱい登場!

第3回「こどもの本総選挙」第1位『銭天堂シリーズ』の廣嶋玲子が贈る新シリーズ。
挿絵は、「鬼灯の冷徹」の江口夏実という豪華タッグが、世界の名作を紹介していく最強シリーズです。

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーマスターズシリーズ第6作。

    前作にて、魔王グライモンの居城の場所が明らかとなり、ストーリーマスターズはそこに乗り込もうとする。
    しかし、宗介、葵、ひなたの3人は、そこへは連れて行ってもらえない…
    まだ守が囚われているというのに、助けに行ってはいけないというのだ!

    しかし、イッテンの機転により、3人はグライモンの所へ行くための、手段を得るが…

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    宗介は「白雪姫」、葵は「クリスマス・キャロル」、ひなたはアンデルセンの「もみの木」と、クリスマスや“雪”に関連するような作品の世界で、それぞれに戦った。

    「クリスマス・キャロル」は題名しか知らなかったので、一昨年?くらいに児童書版で読んだことがあった。

    また「もみの木」も、実は1か月程前に、冬に藤城清治さんによる「アンデルセン 影絵の絵本」を読んだ時に収録されていたお話で、めちゃくちゃタイムリー!だった。

    「もみの木」は、暗いお話で、確かに万人向けではないけれども、輝いている時期は永遠に続かないし、だからこそ尊く、懸命に生きなければならないのだ…ということを、ひしひしと感じる作品だった。

    このシリーズは題材となっている話を知っている方が、より楽しめるので、色んな方面の童話に手を伸ばしておくのがいい気がする。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    この巻でシリーズ完結かな?とおもったけれど、ラストを読むとそうではないようだ…

    ストーリーマスターズや宗介たち4人は、どうなってしまうのだろうか…

  • 宗介、葵、ひなたとストーリーマスターズたちが、グライモンに囚われてしまった守を奪還するため、暴食城に乗り込んでいく!
    今回も「白雪姫」「クリスマスキャロル」「もみの木」の童話たちが、グライモンによってねじ曲げられている。
    子どもたちが、これまでの冒険で培ってきた勘所を信じて、一人で解決していく姿に成長を感じて頼もしかった!

    まだシリーズは続くみたいなので、次回作も楽しみ。

  • 暴食城再攻略。守君を助けに。
    今回で終わりかと思ったらまだ続く様子。
    「もみの木」は私も知らなかった。
    結末聞いて乾いた笑いが出た。なんでそんな身も蓋もない終わり方なのかw
    次はどんな本がテーマになるのか楽しみ。紫式部の名前出てきたから、光源氏かな?

  • ストーリーマスターズシリーズも、もう6巻!!すご。
    サンタコスの魔王グライモンがなんだかかわいい…。
    あとアンデルセンのもみの木の知名度は確かに低いよ。そりゃ日本に樅の木がまずないから。しゃーない。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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