パンとサーカス (講談社文庫)

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  • 講談社 (2024年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (656ページ) / ISBN・EAN: 9784065369654

作品紹介・あらすじ

日本を“奪回”するために戦う
テロリストたちの冒険譚(エンターテインメント)

戦後日本が抱え込んでいるトラウマである「アメリカの属国」という屈辱的なステイタスから身をふりほどき、
国家主権の回復、「自由日本」の創建をめざして戦うテロリストたちの冒険譚なんですから、痛快でないはずがない。
(略)今の日本人にもっとも必要なのは秩序を紊乱することができるほどの想像力の暴走である。
島田さんはそう考えてこの小説を書いた。(内田 樹「解説」より)

世直しか、テロリズムか?
壮大な政治冒険小説。

父の復讐のためCIAエージェントになった男は、日米両政府の表と裏を巧みに欺き「その時」が訪れるのを待つ。
親友のヤクザ二代目、聖母のごとき介護ヘルパー、ホームレス詩人、告発者、大物フィクサーらが集い引き起こされるのは世直しか、テロリズムか?
いざ、サーカスの幕が上がる。壮大な政治冒険小説(エンターテインメント)。

感想・レビュー・書評

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  • 村上龍氏を彷彿させる国家レベルの壮大なストーリー。でありながら、さすがは島田先生、論理的でありながら文学的。
    これはフィクションなのかノンフィクションなのか。
    最高のサーカスを見させてもらいました。最近読んだエンタメ小説の中では断トツに面白かった。

  • 現代社会の無駄と矛盾。
    抵抗することの難しさと虚しさ。
    最後に残るのは人とのつながり。
    また読もう

  • ストーリーは面白いが、文章が多過ぎる。この7割ぐらいの分量で良くないっすかね。

  • 解説で内田さんが40年ぶりという表現をしているけど、福井さんと似た印象は持ちました。ただ、ゴール的なものに指をかけているという意味では違うのかも。
    終盤までの疾走感がすごいのに対して、終盤はちょっと飛ばしすぎな気はしますが、最後まで楽しめました。
    さて。
    属国だと何が困るのか。もちろん、直接的な被害者(沖縄の米兵問題など)は困るどころの話ではない。しかし、日々のテンタメに興じている人や、違う問題で疲れ果てている人たちは、何を変えたいと思うのか。精神の問題なのか。自分は…不公正が見えてしまうと心が静まらないという…やはり精神の問題かな…
    あと、属国は嫌だと言って自主憲法だ、と盛り上がる人たちはこれをどう読むのかは気になる。

  • はえー、、、ってかんじだった
    問題意識感じた

  • ブロンソンサンクチュアリのように表社会と裏社会から2人の男、マリアは

  • 三人のキャラ設定がめっちゃいい。
    サブストーリーでみんな片想いしてる。。

  • 読んでる間に韓国で戒厳令があった。良くないかもだけどうらやましいと思った。自分の手で自由を守るために動くという事が日本ではフィクション文学であり韓国では現実。

    独裁者はパン(食糧)とサーカス(見世物)で民主主義の弱点を突く。古代ローマの詩人がそう揶揄して以来、パンとサーカスの歴史は繰り返されていて、近代の代表例はナチスだが、現代の代表例は日本なんだな。
    だからこれからは、内田樹の解説にある「必要なのは秩序を紊乱することができるほどの想像力の暴走」の通りに生きていこうと思った。とりあえず想像力から。ホントに、まずそこから。

    この本がきっかけで日米関係史や軍拡の勉強をするようになった。そのついでで知ったけど、日本はパレスチナと台湾を独立国として認めていないらしい。どの口が?

  • 読了。久々にきれい言葉に触れたかったので泉鏡花賞作家を補充
    島田雅彦は初めて読んだし、内容は裏社会ものだけど、やっぱり艶やかな表現だった

  • 長かったけど面白かった。
    日本の世直し物語。
    この手の小説やドラマはいくつか読んだり見たりしてきたが
    一番自分たちの正義を貫いているし
    ありがちな嫌な展開が無くて、長いけどもう一度読みたいとすら思える小説だった。

  • 歴代政権への痛烈な批判と嘲り、隷属に慣れた国民に対する警鐘。米中の綱引きに翻弄されるだけの日本という国を変革する為の、島田流暴走革命。幼い頃に出逢った二人が、裏の世界で繋がり暗躍していくピカレスクロマン的な要素も。やや都合が良過ぎるかつ起伏に欠ける面はあるが、奇しくも選挙にて政権が揺らいだ現実もリンクし、非常に楽しめた。

  • 日本とアメリカ,テロと平和など、さまざまなテーマについて考える良い機会になりました。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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