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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784065374719
作品紹介・あらすじ
雪が降った翌朝、あたり一面まっしろな中、はーっと白いいき。
雪の朝はしずか。
一歩ずつ雪をふみしめると「くすすすす」」と、足もとから音が広がります。
聞こえたのはゆきのこえ?
おーなり由子とはたこうしろうが描く、ふゆの朝。
かがやく雪の世界を体ぜんぶを使って感じる雪の絵本。
みんなの感想まとめ
雪の朝の静けさと、足元から聞こえる多彩な擬音が描かれた作品は、まるで雪の世界に身を置いているかのような感覚を与えてくれます。読者は、雪を踏むことで生まれる音に心を躍らせ、思わず外に出たくなる気持ちを抱...
感想・レビュー・書評
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いつもの図書館の新刊コーナーより(2024年)。
表紙と見返しの白と青が占める、幻想的な世界から一変して、本書の主人公である男の子の眠る家にしんしんと雪が降り続く、現実的でありながら、どこか凜とした静寂さが漂う、しっとりと落ち着いた夜中の光景を描いた扉絵からは、先程の幻想的な世界が脳裏を過ることから、何か普段とは違う特別なことが起こるのではないかといった期待感を含ませているようにも感じられて、それがおそらく、翌朝に男の子が感じた気持ちへと繋がっているのだろうと私には思われた。
また、こうした場面転換の上手さは、ベッドで目覚めた男の子の二階の部屋のどんよりとした薄暗い光景から一変して、次の見開きの、まさに目の前がパアッと明るく開けたと実感させてくれる、外の雪景色との対照性の鮮やかさが際立ちながらも、そこには明るさだけではなく、ふわりとした雪の柔らかい様子や、はたこうしろうさんの色鉛筆の描写に感じられた(絵の全てが色鉛筆ではありません)、穏やかで優しい雰囲気が、男の子を外に出たくなる気持ちに駆り立てたのだろう、それはおーなり由子さんの文、『みんな ゆきのおふとんの したで ねむっているみたい』にも表れた、いつもとは違う特別な朝の光景を、文と絵のそれぞれから感じ取ることができる。
そして、タイトルの『ゆきのこえ』に込めた思いについて、それは男の子が家から出て初めて雪をそうっと踏んだときの音から端を発し、彼にはそれが「くすすすす」と聞こえたことから、まるで『ゆきが わらってる!』ように感じられたことが嬉しくて、つい足跡をたくさん作りたい思いに駆られる、そんなやり取りは、まるで雪を使って一人で遊んでいるというよりも、雪と会話をしながら一緒に遊んでいる印象であったことから、おそらく男の子にとって対等な気持ちで雪と接したい、そんなまっさらな思いが「音」では無く『声』と認識させたのだろう。
更に、そうした会話のやり取りを思わせる最たるものとして、雪だけが一方的に話すのではなく、男の子を含め皆の声を雪が聞いているんだと感じさせるような描写があり、それは男の子が思い切り音を立てながら雪と遊んでいる最中に、ふと、その手を休めたときに訪れる、キーンとした雪の日ならではの静寂さは、まるで男の子の立てた全ての音を吸収するようでありながら、そうした雰囲気を彼は『聞いている』と感じた、その感性は、まさしくお互いにコミュニケーションを取りながら、楽しく遊んでいるような親しみやすさがありながら、雪が話したり聞いたりしていると想像しながら接してみると、雪自身への印象も違って見えてきそうで、そこには、ものの見方の斬新さだけではなく、子どもにとって自然との距離感を縮めてくれるような、友達感覚の喜びを与えてくれる絵本なのだと思う。
ちなみに、おーなり由子さんと、はたこうしろうさんはご夫妻とのことで、そういえば、一冊の絵本を共同作業で作られる夫妻って他にも結構いるよなと改めて思い、別に狙って借りた訳ではなく単なる偶然なのだが、次回の絵本もご夫妻による作品となります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雪を踏んだ時の擬音がバラエティ豊かで面白い。
そんな表し方があったのか!って感じ。
ぎっくぎっくぎっく…
なんてもう今すぐ雪を踏みに出かけたい!ってなるよね。
まぁ今は夏だけど。
冬だとしても雪は滅多に降らないところにすんでいるんだけど。
でもなんかこう雪が身近になったような気がしてこの絵本いいな。 -
たださんのレビューで知ることができた絵本です。ありがとうございます!
おーなり由子さんとはたこうしろうさん夫婦で制作の絵本が気になってお取り寄せ。
ゆきのこえをいっしょに「おとこのこ」とみみをすませる。
しんとしずかで、ゆきのおふとんのしたでねむっているみたいな街。
くすす、きゅっ。
ぎっく ぎっく ぎっく
ぱらら ぱらら
ぱらぱら ぱらぱらぱらっ!
ぽすん ぽすん ぽすん
しずかなゆきのあさの澄んだ空気をまとったような心地で、心が軽やかになった。-
☆ベルガモット☆さん、こんばんは♪
読んで下さり、ありがとうございます(^^)
雪の積もった朝の独特の静けさから、男の子と雪が遊ぶ音だけ、...☆ベルガモット☆さん、こんばんは♪
読んで下さり、ありがとうございます(^^)
雪の積もった朝の独特の静けさから、男の子と雪が遊ぶ音だけ、明瞭に聞こえてくる感覚がとてもリアルで、この絵本を読み終えた後は、思わず雪の立てる音に耳を澄ませてみたくなりますよね。2025/03/25 -
たださん、こんばんは♪コメントまでありがとうございます!
ご紹介の絵本どれも魅力的で迷っちゃいます。
雪の朝の「独特の静けさ」と「男...たださん、こんばんは♪コメントまでありがとうございます!
ご紹介の絵本どれも魅力的で迷っちゃいます。
雪の朝の「独特の静けさ」と「男の子と雪の遊ぶ音」に五感が刺激されて不思議な感覚になりました。そうそうご指摘の通り「雪の立てる音に耳を澄ませて」みたくなります!!!
福岡でも先日雪が降りドライブの山道で少しだけ積もったので、何だか嬉しくなりました。2025/03/25
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〝 「ゆき❢ ゆきがつもってる❢」 朝、男の子は、窓の外が明るくて、目が覚めた。あたり一面は真っ白。一歩ずつ雪を踏みしめると「くすすすす」と、雪の声が足もとから聞こえてくる…。「みんな、起きて―、朝ですよ―」 …ぱらら ぱらら ぱらぱら ぱらぱら びつびつ びつ…「つっめった―い❢❢」…〟<おーなり由子>さんと<はたこうしろう>さんが描く、冬の朝のきらめく雪世界の絵本。
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私の地元でも、たま〜にこれくらい雪が積もることがあります。朝の不思議な静けさ。雪の上に足を踏み出した時、確かに「くすすすす」みたいな音がしました。美しい雪の景色と、音と、冷たいふんわり感、滅多にない楽しい時間がよみがえります。
豪雪地帯にお住まいの皆さま、どうかご自愛を! -
おとこのこがまどのそとをみると
ゆきがつもっていました
うれしくて、いろんな事を思いました
耳をすませて、ゆきのこえを聞きました ゴロゴロ寝たり、歩き回ったり
子どものうちにいろんな、雪の遊びをしとけば良かったな〜と思いました
大人がゴロゴロ寝たりしても大丈夫? -
人気絵本(漫画)作家、おーなり由子さんの新作絵本です。画は、はた こうしろうさん。
雪が降った日の朝の新鮮な美しさと感動を、雪を踏みしめる音とともに表現した、目と耳でも楽しめる素敵な絵本ができました。
くすす、きしし、ぎっくぎっく、ぼすんぼすん‥など雪の上を歩いた時の音と、雪に吸い込まれていくシーンとした静寂の音。どれも雪の日ならではの特別な音とともに、好奇心いっぱいの男の子がワクワクしながら駆け抜けていきます。
赤いコートが白い雪を引き立て、投げた雪の結晶がキラキラと降り注ぎ、とても美しい絵本です。冬の季節にぴったりの、温かく優しい作品です。
読んであげるなら年中さんぐらいから、ひとりで読むなら小学生ぐらいからがお勧めです。 -
9歳9ヶ月の娘
6歳9ヶ月の息子に読み聞かせ
はたこうしろうさんの絵が
とってもいいなあ
やっぱり好きだなあ
ゆきのこえ
ゆきからいろんな音がして
その表現がおもしろい
ゆきを踏むときの音
いい音だよねえ
こんなふうに朝いちばんの
しーんとした
静かな美しい雪の朝に
体いっぱい雪を感じて遊ぶの最高だよな
やりたいな〜
自分の幼少期を思い出す。
最後の上からみた足跡の軌跡が好き
あさがきたよーーで
動き出したみんなと一緒に。 -
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表現力豊か
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はたこうしろうさんの描く子どもの絵は好き。
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とても詩的…おーなりさんの絵本は苦手だったんだけど、この本でのポエジー、というかセンスオブワンダー……子どもの目線があって、ベテランでもまだこんな目線が持てるのか!と驚き、一気にリスペクトに変わった。
雪の擦れる音を、「ゆきのこえ」と捉えるその感性の豊かさに、嫉妬してしまった。なんだか悔しい。
ちびっこに「ゆきの声が聞こえるかな?」って言ってみたい。ちびっ子と、ゆきの中で目をつむって音に耳をすませてみたい。
読めてよかった。ささくれだった心がすーっと落ち着いていく。 -
雪の季節の読み聞かせに使いたい。
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東京では絵本のように大雪が積もることもないので、うらやましいなあと雪に思いを馳せながら読みました。
おとこのこの おおきなこえが
ゆきのなかに すいこまれて、
しいんと しずかに なりました。
あ。 ゆきたちが みみを すまして
ぼくのこえを きいているんだ。 -
図書館本。次女に借りた本を長女も読む。雪の音が豊かに表現されています。
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雪が降った翌朝の、しんと静かな世界。
一歩ふみしめるたびに広がる「くすすすす」という音。
それは、ゆきのこえ――なのかもしれない。
まっしろな景色の中で、息の白さや足もとの感触まで伝わってくるよう。
体ぜんぶで雪を感じる、澄んだ朝の時間が描かれている。
大きな出来事はないけれど、雪の朝だけがもつ特別な静けさときらめきが胸に残る。
読み終えたあと、外の空気まで少し冷たく感じるような一冊。
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著者プロフィール
おーなり由子の作品
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