出禁のモグラ(8) (モーニング KC)

  • 講談社 (2024年11月21日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784065375341

作品紹介・あらすじ

裏路地の夏祭り。
モグラは真木のお金を取り戻すため、狐面に勝負を申し込む。
モグラの負けが込んだ最終局面、狐面にモグラが差し出したのは
有り金すべて・現金280万円―――!
怪しく危ない大勝負。
脳がとろけるほどの興奮を――。

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    裏路地の夏祭り。モグラは真木のお金を取り戻すため、狐面に勝負を申し込む。モグラの負けが込んだ最終局面、狐面にモグラが差し出したのは有り金すべて・現金280万円―――!怪しく危ない大勝負。脳がとろけるほどの興奮を――。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 新しいエピソード開始

  • 狐面の彼、当初より脳内ボイスは完全にほそやんで再生していたところ、上司が妖狐で格の違う牝狐となった時点で確定。
    やっぱり鬼灯様のいる地獄のある世界観と同じ話か。
    賭けは見事に決着。
    その発想はなかったというある意味力技で面白かった!
    ボーボボの双六の畳み方と同じ匂いを感じた。

    なお、新キャラはミキちゃんに見えて仕方なかった。
    人間標本、いつ手に入るかねえ。

    後半は学園祭の話と新たな心霊話。
    学園祭の話は狐面の話と並んでえげつない人間評に痺れた。
    心霊の方は久々に怖い話来たー!となってこれまたテンション上がった。
    不謹慎ながら。

    でも一番怖かったのは賭けに負けてもそれはそれでそういう人生の一瞬と言い切ったモグラかもしれない。
    (アニメ化おめでとうございます!)

  • モグラかっけーな

    そしてテニス部の「レモンスマッシュ!200円」は策士だ。買いたい

  • まずは、アニメ化万歳! しかし、嬉しさはあれど驚きはそこまでじゃない。『鬼灯の冷徹』とベクトルこそ違えど、作品のレベルでは決して負けちゃいない、このオカルトコメディがアニメ化しなかったら、それこそ、ファンに喧嘩を売っているっつーより、裏切りに近かろう。
    アニメ化に向けて尽力してくれた方々に感謝しつつ、この(8)の感想をねっとりと語っていきたい。
    この(8)で、ファンに最もインパクトを与えたのは、何と言っても、やはり、新キャラである銭ちゃんだろう。
    ぶっちゃけ、アニメ化よりも、仮面を外した彼女の素顔を見た時の驚きの方が遥かに大きかった。江口先生、やってくれたわ、と思わず、ニンマリしちゃったのは私だけじゃあるまい。
    モグラと一進一退の化かし合いを繰り広げ、最後は、自分の欲に足元を掬われる形で手痛い敗北を喫した狐面の男が素顔を晒さなかったので、適当な事は言えないにしろ、ほとんどのファンは、彼の正体を何となく察していただろう。
    だからこそ、銭の顔にビックリさせられながらも、狐面の男と一緒にいて、なおかつ、良い塩梅のサポートが出来た訳だ、と納得もした。
    化かし合いに負かされた狐面の男は、自分の代わりに、モグラと「契約」を積極的に結ぼうとしている銭ちゃんに、珍しく、ガチ焦りを剥き出しにして、荒げた声で止めようとしているが、もしも、本当に、銭ちゃんがあのアイドルの血を引いていて、男の好みも近しいとなったら、ある意味、自然な流れだ・・・多分っつーより、確実に、あの怖い女上司が、彼女に彼を押し倒して食べちゃう作戦を授けたんだろう。
    何にせよ、両親から良い所をしっかりと受け継いでいるであろう、利発な銭ちゃんが、これから、モグラたちと共に行動する事で、どう成長して、両親をハラハラさせるのか、楽しみだ。
    真木たちが通う大学で繰り広げられた、文学喫茶vsおむすびの売り上げ対決も、青臭い若々しさがぶつかりあって微笑ましく、面白かったからこそ、間髪入れずに突入した新章、これがまた、江口節が炸裂していた。
    モグラとキツネの化かし合い、こちらにも幽霊がしっかりと絡んでいたが、どちらかと言わずとも光の笑いを意識しているモノだった。しかしながら、この新章で姿を見せている幽霊っ娘は、どう見ても、ヤバい・・・悪意を持って悪事を働いているのではなく、自動的にトラウマスイッチが入った際に災難を勃発させる、そういう取扱注意案件だ・・・・・この事案、モグラたちは、どう対処し、上手い具合に解決するのか、ドキドキだ。

    この台詞を引用に選んだのは、変な言い方だが、感心したから。
    ギャンブルに必勝法は絶対に存在しない。
    ただ、相手を負かす方法となったら、意外にあったりするものだ。
    今回、モグラが使った手法も、その一つじゃなかろうか。
    長い人生を生きており、多くの人間を見てきたモグラだからこそ、狐面の男のタイプを正確に見抜き、この勝ち方が出来た。
    普通の人間が真似しちゃいけない類の作戦だな、これは。
    (・・・・・・普段なら・・・もっと冷静だった!だが、どうしても、この現金が目に入った!!最初から、300万賭けられたら、流石にワシでも警戒した!それを・・・最初に10万で勝って火を付けて、次に30万で勝たせて喜ばせといて、最後に大金を見せて、脳をバグらせた。このために・・・この一瞬の油断のためだけに、大金を!!!)(by狐面の男)

    この台詞を引用に選んだのは、やっぱり、この狐面の男はあのキャラで、なおかつ、こういうスタンスだからこそ、彼女は彼を何だかんだで見捨てないどころか、惚れたんだろうなぁ、と思えるものだったので。
    きっと、狐面の男は、彼女とくっつくつもりはなかったんだろうけど、気付いたら、退路を完全に断たれてて、男としての筋を通さなきゃいかんわってトコまで誘導されたんだろう。
    彼なら、上司が一枚、噛んでいるであろう彼女の作戦に途中で気付いただろうけど、何だかんだで、特別な感情があって、いつもの逃げ足の早さや抜け目のなさ、幻術を駆使する逃亡スキルを発揮できなかったのかもな。
    「・・・くそめ・・・化かし返されたぁ~」
    「どーもなあ・・・気の抜ける奴だなぁ。狐といやァ、時にえげつない化かし方もしたりする。アンタは、どうにも金に汚いくせにとぼけてる。変な奴」
    「無粋は好かん。兄さんよ、ふとした時に、人間を化かしておちょくる。こりゃ、一つのオバケの嗜みなンよ。おめーら、常日頃、自分が賢い思っとるじゃろ。それを、おちょくンのよ・・・ま、全力で阿呆やる、うつけ人間が、まだおるとわかっておもろかったわ。ま、じゃから、『負けたよ』。持ってけ、有り金じゃ!!」(by狐面の男)

  • 現代版狐に化かされた話のマスクの狐は
    どう見ても前作の檎だけど、
    そこは曖昧にしたまま完結。
    その後、大学の文化祭の短編エピソードを挟んで
    長編の犬飼家と川上家のお話に突入。
    「爆音ドア開閉」「音立て物壊し」「クソデカ声」
    「でかい音を立てて不機嫌をアピールするのは
    未熟な人間がよくやる」はほんとそう。
    虐待ダメ絶対!!

  • 今回はいろいろ雑多巻。次から本格化かな。

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著者プロフィール

2010年、『非日常的な何気ない話』で第57回ちばてつや賞佳作を受賞。
その中の一編「鬼」に登場したキャラクター・鬼灯を主人公にした『地獄の沙汰とあれやこれ』が「モーニング」2010年32号に掲載されデビュー。
その後数回の掲載を経て、タイトルを『鬼灯の冷徹』と改め、約9年間連載。新連載『出禁のモグラ』は絶賛連載中!

「2023年 『出禁のモグラ(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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