- 講談社 (2024年12月12日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065376652
作品紹介・あらすじ
2025年NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」の主人公・蔦屋重三郎。
文化が花開いた江戸時代中期。吉原で生まれ、自らの力だけで出版社を興し、時の権力者に反抗しながら出版プロデューサーとして活躍した蔦重。喜多川歌麿、曲亭馬琴、葛飾北斎らを見出し、謎の絵師・東洲斎写楽を世に送り出した希代のヒットメーカーの波乱の生涯!
みんなの感想まとめ
江戸時代の出版業界を舞台に、主人公の生涯とその影響力を描いた作品は、蔦屋重三郎の挑戦と成功を通じて、当時の文化や社会の一端を明らかにしています。特に、彼が関わった著名な戯作者や絵師たちの紹介を通じて、...
感想・レビュー・書評
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2025年大河ドラマに合わせて、2024年12月に刊行された児童向けの本。
出版業界用語(以下メモ)、蔦重と関わった売れっ子戯作者や絵師の生涯を簡単に紹介、政治と出版業界の関わり、そしてそんな江戸時代の出版業界で蔦重がなにをしたのかなど、かなり分かりやすく書かれています。大人にも子供にもおすすめです。
大河ドラマでも説明されていましたが、用語メモ。
❐出版業界用語
版元:出版社のようなもの。企画、制作、印刷、製本、販売まですべて行う。
・書物問屋:仏教、儒学、医学、歴史、古典など学問の本を出版
・地本問屋:娯楽向けの本、浮世絵版画などを出版。「絵双紙屋」「草紙屋」とも呼ばれる。
❐メディア
・高札(こうさつ):法律官報が掲示されるようなもの。
・読売:新聞、週刊誌、写真週刊誌のようなもの。政治、ニュース、噂話を紙に印刷して売る。
・浮世絵:写真集、ブロマイド、トレーディングカードのようなもの。
❐本
草双紙(くさぞうし):絵入り短編小説集。
・赤本:子供向け物語が書かれた秋表紙の本。
・黒本、青本:歌舞伎や浄瑠璃のあらすじ、英雄伝、軍記物、恋愛ものなど。一般向け小説集。
・黄表紙:黒青より大人向け。初期は洒落、滑稽、風刺もの。取り締まり後は教訓、空想小説んど一般小説。
・合巻(ごうかん):長くなった物語が一冊の黄表紙にまとまらなくなったので、数冊分まとめて綴じた。長編小説のような。
読本:文学的長編小説。中国伝奇譚とか。
仮名草子:平仮名で書かれた小説や随筆
洒落本:会話中心の短編、風俗体験談。
滑稽本:ユーモア小説
人情本:婦女子向け恋愛小説
狂歌本:狂歌歌集。絵の中に狂歌を添えると「狂歌絵本」。
往来物:寺子屋教科書
※通俗小説をまとめて「戯作本」という。作者は「戯作者」。
❐店の奉公人システム
・番頭:一人。専務、乗務、部長クラス
・手代:数人。課長、部長クラス
・丁稚:たくさん。主任、一般社員クラス詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吉原や江戸時代の出版業界、蔦重の人生ついて、分かりやすく説明されていた。子ども向けだけれど、自分にはちょうど良かった。
蔦重は、48歳で亡くなっている。人生100年時代の現代にしてみれば短い一生だが、やった仕事量は並外れている。困難に遭遇しても決して守りに入らず、攻めの姿勢で立ちむかっているところに、運の神様がついてくるのかなと思った。
蔦重のバイタリティー溢れる仕事ぶりの中に現れる数々の有名人たちが、今後大河ドラマでどんな登場の仕方をするか楽しみ!予備知識を仕入れられて良かった。-
うさぎのジョバンニさんのレビュー「おちくぼ物語」を読んで、田辺聖子さんの古典に関わる本、あまり読んでいなかったことに気づきました。とても良か...うさぎのジョバンニさんのレビュー「おちくぼ物語」を読んで、田辺聖子さんの古典に関わる本、あまり読んでいなかったことに気づきました。とても良かったです。ありがとうございました♪2025/04/19 -
2025/04/19
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うさぎのジョバンニさん、こんにちは。「とりかえばや物語」読みました。田辺聖子さんの古典に関する本、読もう読もうと思っていて、そのままでした。...うさぎのジョバンニさん、こんにちは。「とりかえばや物語」読みました。田辺聖子さんの古典に関する本、読もう読もうと思っていて、そのままでした。良かったです!ありがとうございました。
レビュー、いつも楽しみに読んでます。特に外国の小説、あまり読んでないので参考になります。2025/05/09
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大河ドラマ「べらぼう」に合わせて、蔦屋重三郎の生涯や江戸の出版事情についてわかりやすく書かれた本。
子ども向けだから吉原のことはあまり詳しく書かれていませんw -
かなりの有名人だったんですね。
喜多川歌麿、山東京伝、十返舎一九、曲亭馬琴、葛飾北斎などが蔦屋重三郎の元にいたとは、驚きました。 -
個人的には苦手な江戸の文化面(^-^;
児童書(?)なのでしょうけど、大河ドラマを観ていたから分かる内容であって、役者さん達の表情や、セットや、台詞が甦ってきて→理解…という感じ(笑)
全くの知識まっ更だったら、名前で「誰?」、書名で「どれ?」、誰と誰が同一人物?…だっただろうと(^-^;
表現の自由が制限された時代に、「書」をもって生き抜いた強さには天晴です☆ -
とっても分かりやすい児童書。蔦重、ハマってます。
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当時の江戸の出版業界や歌舞伎、相撲、絵師、政治などの事情が、コンパクトにまとめられており、全体像がつかめた。大河ドラマを途中からでも見てみたいと感じた。
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大河ドラマが始まって、初めて知った蔦屋重三郎に興味を持って読んだ。分かりやすく読みやすい。
著者プロフィール
楠木誠一郎の作品
