昭和元禄落語心中 新装版(3) (BE LOVE KC)

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  • 講談社 (2025年3月13日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (304ページ) / ISBN・EAN: 9784065383377

作品紹介・あらすじ

昭和最後の大名人・有楽亭八雲に、押しかけ弟子入り志願した元チンピラ・与太郎。内弟子など一切取らぬはずの八雲が、何のきまぐれか与太郎を受け入れることに……。そこから始まる、夭逝した伝説の天才落語家・助六と、彼の影を追いながら一人落語界に残された八雲の、知られざる因縁噺とは――!?
昭和の落語界を舞台に、噺家の愛おしき素顔と業を描いた傑作が新装版となって登場!!

※3巻バージョン:第3巻は通常版の5・6巻を収録。新規描き下ろし表紙イラストで登場!!
※収録内容や描き下ろしマンガのページ数には変更の可能性があります

みんなの感想まとめ

物語は、昭和の落語界を舞台に、名人・八雲と彼の弟子・与太郎の成長を描いています。八雲は、伝説の落語家助六の影を追いながら、与太郎との関係を深めていきます。新装版では、八雲と助六の因縁が描かれ、与太郎の...

感想・レビュー・書評

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  • 少し前に開幕したミュージカル化にあわせた新装版、もうすぐみにいくので再読しておくべく入手。全10巻だった単行本が新装版では2巻ずつまとまって全5巻に。
    この巻は、八雲と助六篇(其の九)と助六再び篇(其の一〜五)+巻末にはミュージカルで八雲役をつとめる古川雄大さんインタビュー+番外編4「松田さんのらくごのススメ」、出張番外篇「松田さんのらくごのススメ〜名人上手篇〜」(初出:アニメ公式ガイドブック)、番外篇5「新宿に来ないか」、番外篇「栃木市に来ないか!」(初出:BE-LOVE2023年5月号)。

    田舎の温泉街での二人会から急転直下、喪失感の中での八雲襲名で八雲と助六篇は幕となり、八雲の回想から時は流れて十年後、与太郎の真打ち昇進&助六襲名から小夏母になり「みんな家族になろう」、そして有名税と迷い。
    耳とノリは天才的なれど知識などからっきしの与太郎のそばに、かつて菊比古に弟子入り断られた樋口栄助が再登場し、落語通の売れっ子作家兼贔屓としてあれこれ働きかけるのがいい仕掛け、これは二周目で読んでやっと気づいた。「名前」をめぐる与太郎のかろやかさ、執着の無さはいいなと思うが、八雲の指摘する「(ありすぎるのも問題だと言いつつ)我欲がなさすぎる」と裏表なのかもしれない。

    2025年秋、テレビドラマ版再放送を見ながら改めて読み返す。テレビドラマ→原作→ミュージカルの順に接したので、改めてテレビドラマ版をみると発見が多い。とくにこの助六再び篇のあたり(第7〜8話)は、原作と違ってテレビドラマでは与太郎の真打ち昇進(三代目助六襲名)と小夏の出産がほぼ同時になっていて、原作では赤ちゃん産まれてからのエピソードの数々が懐妊中のことになっているけれど(赤ちゃんのいる場面は最小限にしたいという演出上の都合もあったろう)、違和感がないどころか原作以上に感情が揺さぶられるつくりになっている。真打ちお披露目に「芝浜」もってきて、与太郎改助六の噺きく客席の小夏が亡き父を思い出しながらおなかの子に語りかけるあたり見事。

  • 助六は落語をやめ、みよ吉と四国で生活をしていた。菊比古は落語に悩み、八代目襲名を打診されるも助六の方が適任だと、二人を探しに四国へ。そしてそこですさんだ生活を送る助六とみよ吉と小夏。菊比古が立て直しの手伝いをしつつ落語も小さい寄席で始める。そしてこの物語最大の悲劇が起こってしまった。菊比古に迫るみよ吉。それを止めようと助六が部屋へ。そして二人は二階の窓から落ちてしまうのだった。それを見た小夏は菊比古が二人を殺したものだと思い込む。そして小夏は菊比古に復讐を誓うのであった。

  • 心中の意味が色々わかり、八雲さんが小夏をそばにおき続けた理由がわかり、小夏の子供の父親がわかり。
    弟子にしてもらえなかったあの学生さんが、今や旦那さんとなり。
    10年?経って色々と動き始めた与太郎助六編。
    与太にみっちり仕込んだと言ってくれた八雲師匠の言葉が嬉しかった。

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著者プロフィール

漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。

「2017年 『落語の入り口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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