星くずの殺人 (講談社文庫)

  • 講談社 (2025年2月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784065385487

作品紹介・あらすじ

クローズドサークル新時代! 
最後の一行まで驚きの連続、限界突破ミステリー!!

3000万円の完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル『星くず』についた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態だった。添乗員の土師穂稀は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるが――。
一癖も二癖もあるツアー客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第2の殺人まで起きてしまう。帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は、宇宙に漂う巨大密室と化したのだった。

★令和のディクスン・カー(候補)が打ち上げる“天上”最高のゲーム!/法月綸太郎さん
★天上に打ち上げられた「推理」という名の実験室!/阿津川辰海さん
★不可思議も不可解もねじ伏せるアイディア量に、圧倒されました。/五十嵐律人さん
★地球を見下ろす、宇宙的ホワイダニットに震えた。/大森 望さん
★どうやって? なぜここで? が一気に解明されるラストが爽快!/潮谷 験さん
★すべてが壮大。舞台も、事件も、真相も。最後の一文が好きです。/辻堂ゆめさん
★周回軌道を漂う極上の謎。大気圏突入(クライマックス)の衝撃に備えよ。/結城真一郎さん

みんなの感想まとめ

宇宙を舞台にしたこのミステリーは、究極のクローズドサークルの中で繰り広げられる緊迫した物語です。3000万円の民間宇宙旅行中、宇宙ホテル『星くず』で発生する不可解な事件は、読者を引き込む魅力的な要素が...

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙という究極のクローズドサークルを舞台としたミステリ。

    舞台の知識がないだけに、起こっている事象の不気味さが増して感じられます。科学的なことは解説されてもあまり理解はできなかったけど、クルクル変わる状況や舞台特有の面白さはしっかり感じました。
    キャラ付けの濃淡があり過ぎて、一部の人の印象が薄いままだったのが少し残念かな。

    続編?もあるみたいなので読みたいですね。

  • ある意味究極のクローズドサークル。なにせ舞台は地球軌道上のホテル。時代設定的にこれが実現するとは思えませんが、設定もストーリーもよく考えられていると思います。
    探偵役がいまいちはっきりしないのと、周が活躍しそうでしないのがちょっと不満かなぁ。

  • スペースシャトルで宇宙に旅立って星くずホテルに泊まる、期待感高まるスタートしたかと思えば、あっという間に遺体と遭遇。展開が早かった。宇宙の特殊な空間を取り除けば、内容はシンプルだったと思う。宇宙サイエンスが散りばめられていて壮大な世界の中で謎解きしていく過程が面白かった。
    そしてなにより最後の一言に全部持ってかれた(笑)

  • 文明発達した現代においてどのようにクローズドサークルをつくるか。
    そういった意味でも本作の「宇宙」という舞台は素晴らしいものだと思った。
    また、地上と異なる「宇宙」の描写がこと細かに描かれていて、なるほどなぁと感心しました。
    理系にはたまらない!

  • 宇宙旅行中というクローズド・サークルで、死体は宇宙なのに首吊りであったりと、設定は面白かった。
    また、バタバタと死んでいく展開が早くて笑ってしまう場面もあったが、登場人物に入り込めないまま、終わり方も解決といえば解決なのだが少しモヤっとした終わり方だったので惜しい作品だった。

  • 『星くずの殺人』は、無重力空間での首吊り死という衝撃の出来事から始まるミステリー。宇宙という閉ざされた舞台で起きる事件は現実とは違う緊張感があり。登場人物たちが宇宙旅行に参加する理由がどれも少し不自然で、物語に入り込みにくい部分もありました。現実ではあり得ない舞台設定が独特の面白さを生み、犯人や動機が明らかになっていく過程はとてもスリリング。非日常の中で描かれる人間の欲望や秘密が印象に残る作品です。

  • 日本初の格安宇宙旅行が実現し、添乗員の土師は抽選で選ばれた6人のツアー客とともに宇宙ホテル『星くず』に到着する。
    しかし、直後に機長が首吊り死体となって発見される。自殺なのか、事故なのか。そもそも、無重力下で首をつることは可能なのか。


    宇宙が舞台のクローズドサークルミステリーです。
    現代にあって警察の手が届かない場所なんてほとんどない中、クローズサークルも来るところまで来たなという感じ。
    動機もトリックもこの場所(宇宙)でこそ、というスケールの大きさ。宇宙ホテルのディティールも細かく、いつか宇宙旅行や宇宙移住が実現できたらこんな場所に泊まることになるのかなとワクワクしました。

    登場人物も、それぞれ宇宙に来たかった理由など個性的で良い。元不動産業者の政木と言う男性など、あまり見たことのないキャラクター造形で、お騒がせだけど憎めない。無料招待枠を得た女子高生も、シニカルさが魅力的で良かったです。

  • ★4.5
    宇宙で殺人とか、特殊すぎるほど特殊。でもいつかはそれが普通で当たり前になるのかな。事件パートもだけど、宇宙パートが読み応えあり。宇宙はイチゴの香りとか、知らないからこそ楽しいのかもしれない。
    政木さんのキャラがイイ。

  • ハードカバー読了を忘れていて
    2年が経ち文庫本を読んだ。
    主人公の名が土師(ハセ)で
    特徴的だったことで思い出した。

    しかし、誰が・どのようにして
    犯行を成し遂げたかは
    思い出せなかったため
    退屈せず最後まで読めた。

    気になる点は
    登場人物の方言がキツすぎること。
    そこまで初対面相手に
    方言出すのかなと思った。

  • 宇宙の無重力空間での首吊りの死体発見?という特殊設定ミステリー。格安宇宙ツアーの旅行先ホテルにおいて通信機器も使えなくなるし、ホテルの従業員たちも逃げ出すし、助けも呼べないクローズドミステリーです。

    危機的状況でも登場人物たちのキャラがたっていて会話も面白いし、宇宙ならではの状況設定や化学反応が理系チックで勉強になります。カバーイラストもかわいい。

    これはめっちゃ面白かったです。続編も出てるみたいなので気になるー

  • 宇宙が舞台の究極で斬新なクローズド・サークルミステリー。外界から遮断された状況で事件が起きる話はやっぱり面白い。ただ電子機器とか機械系に詳しくないとトリックはちょっと難しかったかな。
    登場人物それぞれの魅力が話が進むにつれ徐々に出てきて、みんな生き残ってくれって気持ちになってくる。真田周の京訛りの容赦ないセリフは痛快で面白かった。次の続編は真田周が主人公みたいなので読んでみようと思う。

  • 【三行感想】
    SFという世界観を用いて、why,how,whoの要素が素敵に(丁寧な説明で)散りばめられており、推理が楽しい一冊。
    思わず、主人公以外にも感情移入してしまうくらい、各登場人物の背景や人柄が良く描かれている。
    宇宙ホテルでのトラブルの連発が予測不可能で、テンポが良い。

    • nekoさん
      こんにちは、フォロー頂きありがとうございます(^^)
      こちらも気になっていた作品のうちのひとつで、レビュー読んでさらに気になってます。
      ネタ...
      こんにちは、フォロー頂きありがとうございます(^^)
      こちらも気になっていた作品のうちのひとつで、レビュー読んでさらに気になってます。
      ネタバレなし感想ありがたいです!
      参考にさせて頂きます♪
      2026/01/27
  • 民間旅行会社が企画する少人数制宇宙旅行、その金額は3000万円。
    富豪でなくても何とか手が届きそうな絶妙な値段だ。
    6人の旅行客を乗せ、パイロットの伊東と土師が操縦するロケットは無事宇宙ホテル「星くず」に到着するが、その究極の閉鎖空間で殺人事件が起こる。
    宇宙旅行を申し込んだそれぞれの客や、ホテルの従業員、パイロット達には、それぞれに目論み、事情がありそうだが、、、

    宇宙空間をテーマにした作品はそれこそ星の数ほどあるが、民間の宇宙旅行が決して遠くない未来になってきた今、割とリアリティのある環境設定だなとも思った。

    その一方で、殺人事件を扱うミステリとしては、登場人物のキャラや、その背景、そして殺人の動機などが今いち深掘りしきれておらず、どうにも勿体無いなと思ってしまう作品。
    ミステリマニアには少し物足りないかもしれないが、ライトな作品を求めている方には良いかも。

    だが、続編である「蝋燭は燃えているか」を続けて読んでみると、その見方も少し変わる。

    その感想は次作にて。

  • 久々のミステリ。
    宇宙に現れた首吊り殺人。無重力下にて、起こるはずがない殺人がなぜ起こったのか。
    斬新な設定と宇宙という舞台設定に終始ワクワクを感じた!

  • やっぱりクローズド・サークル(閉鎖空間)ものは面白い。
    最初の無重力空間で首吊り死体が発見という出来事から興味をそそられました。久しぶりに読書にのめり込みましたので、内容には概ね満足しています。
    しかし、トリックに理系要素が多く、少し置いていかれてしまった部分がありました。また、仲間からのメッセージのくだりで何かしら仕掛けがあるだろうと思っていたところで何もなかったのが個人的に残念に思ってしまいました。そのような理由で星4つです。

  • 初読み作家さん
    「星くずの殺人」

    無重力空間で首吊り、という言葉に釣られて購入。
    宇宙旅行や宇宙ホテル「星くず」の設定などワクワクしながら読みました。宇宙空間の描写が美しくてうっとり。ホテル見取り図があった方が絶対にもっとワクワクしたのに˙ᴥ˙

    ミステリ的にはあっさり。
    犯行方法も犯行動機もどうも腑に落ちなかった。
    犯行動機に繋がるEMPの描写もあっさり。
    SFとしてもミステリとしてもライト。
    期待が大きすぎちゃったかも。
    でも今までにない特殊設定という試みは面白かったんだと思います。

    土師、周、地球平面説のおじさん、以外の登場人物がみんなパッとしなくて覚えられず感情移入できなかった|ω・*)

  • 初読みの作家さん。宇宙を舞台にしたクローズド・サークルという設定に興味を惹かれたので、手に取ってみた。殺害方法や動機が現実離れしていてピンと来なかったり、説明不十分な点はあったが、アイデアは面白い。「屍人荘の殺人」のような空気感の、ライトな密室ミステリー。

  • 宇宙でのクローズドサークルミステリ。
    ミステリというより宇宙空間での生活にフォーカスしており宇宙描写や、登場人物の掛け合いも非常に良きでした。
    続編も読みたくなりますね。

  • うーん。
    ちょっと科学がすぎて私にはイマイチ。

  • 一気に読んだ。
    設定も登場人物も良い。
    躍動感も充分、キャラがステレオタイプでもないのも好感。
    勧善懲悪ではないのかな

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著者プロフィール

1980年、京都府生まれ。帝塚山大学大学院法政策研究科世界経済法制専攻修了。南宋を舞台にした武侠小説『老虎残夢』で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。筆名は、敬愛するアメリカの伝説的ギタリスト、フランク・ザッパからとった。

「2023年 『星くずの殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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