甲化人間(1) (ヤンマガKCスペシャル)

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  • 講談社 (2025年4月18日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065385722

作品紹介・あらすじ

「お前も学校出たら甲化するんだぞ」──脳を機械の器に移し替え、第二の人生を謳歌する“甲化”。周りがどんどん甲化していく中、女子高生のマコトはどうしてもその状況を受け入れられずにいた。しかしそんなマコトのもとに、甲化へのレジスタンス活動を行う女性が現れ‥‥!? そして彼女が口にした衝撃の事実とは──。信じていた日常が崩壊する、近未来SFバトルアクション!

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  • 「すべての生物はやがて蟹になる」
    そんな嘘くさい話が、人間において実現した社会が舞台の近未来SF。18歳になった人間は、脳を蟹のような機械の器に入れて人生を過ごす義務がある。女子高生・船国真(せんごくまこと)は、その制度に反発を覚えていた。機械の体になっても献身的に育ててくれる父の姿と自身の思いに葛藤する真。そんな彼女の前に現れたのは、真の“真”だった?!

    「人は・・・・何故人なんだろう?」
    現実を生きる人間でも考える哲学を、蟹の形をした機械の体をモチーフに描く試みが面白い。蟹型の機械は攻殻のタチコマみたいで可愛らしい。18歳になったらこうなるって言われたら、もうちょっと何とかならないかとは感じる(笑) しかも、金を出せば人間型もあるってところが皮肉。甲化人間を産み出した権威・泥川(どろかわ)が、人型ボディかつ天然の毛髪にこだわった挙句にあんなことになるのは笑ってしまった。

    脳があれば人間なのか。それとも、人格をコピーした人工知能でも人間と言えるのか。蟹のボディでも人の営みとして続いているのか。近くて遠いレジスタンスの女性から、真は難題を突きつけられる。あの現実の描き方は鮮烈で非情で、一気に惹きつけられた。自分が見ていた世界が自分ごと反転してしまった時、ぼくはぼくでいられるのだろうか。現実社会でもAIが身近になり、検索だけではなく思考もAIに投げかけることが多くなってきている。そんなぼくたちははたして人間としての思考をしていると言えるのか。

    中盤からのトラックアクションの描き方も好き。思わぬアイテムがピタゴラスイッチになったり、シリアスとシュールなギャグの割合が絶品。やるかやられるかの駆け引きも容赦なくていい。これはもはや戦争なんだなって感じられた。全体的にチェンソーマンが好きな人にお薦めしたい雰囲気がある。後半から登場する級友・マリネもいい味を出してるよね。真たちは彼女とともに甲化人間の核心へと迫るが──。

  • 近未来、18歳になると脳を機械の身体に移し替えサイボーグ化することが義務化された社会に疑問を抱く少女マコト。そんなマコトの前にもう一人のマコトが表れて自分がオリジナルの人格をコピーされたAIだということを知らされる。というディック的な展開から始まるSFアクション。

    漫画としてはまだややぎこちなさを感じさせるが、ベースとなるアイデアは面白いし、スピーディーな展開、主人公とオリジナルの人格の違いも良い。

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