INNU(2) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 講談社 (2025年3月6日発売)
4.20
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065389171

作品紹介・あらすじ

最強のパグ犬・イッヌはちょっぴり天然な飼い主サリーちゃんを
陰から支える平和でバイオレンスな日々を過ごしていた。
しかしある夏の夜、かっての朋友ネッコが現れて──!?
話題沸騰中の強犬譚、ますます大暴れの第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • この(2)も最強パグが大暴れ。
    カオスもカオスだが、イッヌがとことん、男前なので、ストーリーがきちんと引き締まっているので、作品自体は破綻しておらず、読みやすい。
    やっぱり、漫画ってのは、「ありえねぇだろ」と、思わず、ツッコミを入れたくなるくらいの方が面白い。
    現実のパグは、ぶちゃ可愛い。一方で、この『INNU』の主犬公であるイッヌは、正直なとこ、可愛くはない。
    この『INNU』の良さを、もっと広めるには、そこは、お世辞であっても、可愛い、と言っておくべきなのは、私も承知している。
    しかし、さすがに、イッヌを、可愛い系、と言うのは、如何せん、無理がある。
    イッヌは、どちらかと言えば、カッコいい系だ。ふてぶてしく、情に篤く、腕っぷしが強く、やると言ったらやる覚悟を持っている。
    この『INNU』で、可愛い、を担っているのは、(1)のラストで登場した三毛猫ちゃんだろう。
    可愛い枠は、イッヌの飼い主であり、現役JKで、ヤクザのお嬢なサリーちゃんだろ、とツッコミも入りそうな気はするが、この(2)を読んだら、皆さんも、サリーちゃんの印象が、だいぶ、変わるかもしれん。いや、確かに可愛いんだけども、イッヌを飼えるだけの度量があるよな、と納得できるだけの奇行をかましてるからなぁ。
    さて、この三毛猫ちゃん、どうやら、名をネッコと言い、予想通り、イッヌとは旧知の仲ではあるけど、単に「友獣」と表現するのも難しい間柄のようだ。その戦闘力は、イッヌにも匹敵している可能性はあり、また、権力も有しているようだ。
    この再会と別離が、今後、どんな展開を生むのか、ワクワクしたのも矢先、この(2)のオチに、「ふぁっ!?」となった。一応、言っておくと、打ち切られている訳じゃない・・・いや、ネッコのクビは切られちゃってるけど。もしかして、このネッコは巻のオチ要員なのかな、と今から、(3)を読むのが楽しみだ。

    この台詞を引用に選んだのは、イッヌの男前っぷりが光ってるなぁ、と感じられるものだったので。
    欲のままに生きる。
    これは、人間だと、どうなんだ、と眉を顰められそうだけど、動物なら、何の問題も無い。
    当然、イッヌが、そういう生き方、スタンスであっても、誰も非難は出来ない。
    イッヌには、自分のケツを自分でちゃんと拭けるだけの強さがあるのだから。
    なので、自分を曲げず、己のしたいように生きているイッヌは、カッコいいのだ。
    拓海の抱えている重い悩みを一蹴するトコも、シビれるなぁ。
    「―――私は以前、とある世界最大の殺し屋連合に属していました。そろそろ、追手が動き出す頃かと・・・私の勝手な都合で、師匠たちを巻き込む訳には―――」
    「そんなどうでもいいこと、気にしてる暇があったら、アメリカンドッグでも買って来てくれや。俺は、ここにいたいから、いるだけだ。お前もいたけりゃ、いればいい。それだけの話だろ」(by吉沢拓海、イッヌ)

    この台詞も、イッヌの器の大きさを、しみじみと感じ取れるものだ。
    確かに、サリーちゃんの見た目は可愛い。
    性格的にも、良い子である、そこは否定しない。
    しかし、ここまでのやらかしをされたら、ちょっとばかし、この子が俺の飼い主でいいのか、と普通のパグなら、悩んでしまいそうなもんだ。
    にも関わらず、イッヌは、そんな素振りなど、一切、ない。
    デカいぜ、イッヌ。
    「―――誰にだって、犬にも言えねぇ秘密の一つや二つ、あるもんだ。俺は何があっても、側にいるぜ、サリーちゃん」(byイッヌ)

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