魔食 味見方同心(四) おにぎり寿司は男か女か (講談社文庫)

  • 講談社 (2025年3月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784065389485

作品紹介・あらすじ

寿司を海苔でくるんで真ん丸にした、見た目はおにぎりで食べると寿司──そんな「おにぎり寿司」という変わり種が品川で流行っているという。しかも、謎の味覚・魔味を追い求めている「魔食会」も注目しているらしい。ここは、味見方同心である魚之進も出動。早速、妻のおのぶに買ってきてもらい吟味を始めた矢先、仰天の事態が出来する。おにぎり寿司の店主が刺殺されたのだ。目撃証言では、犯人は男か女かはっきりせず、また、店主の言い残した言葉は「おにぎり寿司はやっちゃいけなかった」だった。それはいったい何を意味するのか。犯人の手掛かりは……。

感想・レビュー・書評

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  • 味見方同心シリーズのサードシーズン・魔食 味見方同心(四)

    南町奉行所味見方同心・月浦魚之進が食べ物に関する事件や謎に挑む、連作四話が収録されております。

    さて本巻の“お品書き”は・・
    ・寿司を海苔でくるんでおにぎりのように真ん丸にした、おにぎりと寿司の中間のような食べ物「おにぎり寿司」
    ・水天宮前のうどん屋が作る“子どもの材料(タケノコ、カズノコ等々)”が入った、子どもが授かる?という噂の「子どもうどん」
    ・ゾウの肉(!)を煮込んだという「ゾウ煮」
    ・不気味な生き物の頭が椀に入っている「怪獣椀」
    ・・といった、訳ありメニューの数々が登場(「ゾウ煮」は結局食べられませんでしたが)。

    「おにぎり寿司」や「子どもうどん」は、料理としての珍しさ度は低い(ありそうといえばありそう)ですが、おにぎりの具(寿司ネタ)が食べるまで分からなかったり、子宝にご利益のある水天宮前で「子どもうどん」のお店を開いたりする点に、目の付け所の良さがありますよね~。
    ただ、「おにぎり寿司」を始めた経緯が、如何せん下品すぎてちょっと引きましたけど・・(結局それで、主が殺されちゃいましたし・・汗)。

    で、これらの珍メニューに絡んだ謎や事件を、魚之進&麻次のコンビが、魚之進の妻・おのぶの助力を得つつ、解決していく展開はいつも通り。

    ところで、今回気になったのは第三話から登場した、元廻船問屋の旗本・織豊川超蔵ですね。
    中野石翁に接近したり、謎や事件の背景に彼の気配が見え隠れしたりと、何かと行動が怪しすぎるので、彼が何を企んでいるのか気になるところでございます~。
    (次巻でも登場するのかな?)

  • 食に関わる事件を担当するする味見方同心魚之進の話

    今回の魔食は寿司を海苔で包んだ「おにぎり寿司」。「こ」がつく材料をたくさん使った「子どもうどん」。塩漬けされた象の「ゾウ煮」。口が裂けて牙みたいな歯がはえた「ワラスボ」

    魔食好きのお偉いさんたちもゾウ煮が食べたくて抜け荷を加担⁈

  • 2025年3月講談社文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。おにぎり寿司、子どもうどん、ゾウ煮、怪獣椀、の4つの連作短編。相変わらず、変わった事件ばかりで謎も面白いが、やや小粒感あり。次作に期待。

  • おにぎり寿司、子どもうどん、ゾウ煮、怪獣椀の4話。
    3話から織田、豊臣、徳川の一字を取って苗字にした織豊川超蔵という金で旗本になった元廻船問屋が登場。4話にも出てきたのでこれから時々登場して暗躍しそうだ。

  • おおごとになりそう

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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