古代マケドニア全史 フィリッポスとアレクサンドロスの王国 (講談社選書メチエ)

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  • 講談社 (2025年3月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (488ページ) / ISBN・EAN: 9784065391389

作品紹介・あらすじ

世界史に比類なき足跡を残した偉大なる英雄たちの王国、マケドニア。紀元前7世紀半ばの建国から、天然資源と外交術を駆使した版図拡大の時期を経て、フィリッポスによるギリシア制覇、アレクサンドロスによるアカイメネス朝ペルシア打倒を含む東方遠征、そして後継者戦争の果てに滅亡に至るまでの全軌跡を、最新の研究成果を踏まえて辿る、本邦初、唯一無二の歴史書!
これが『ヒストリエ』(岩明均)のリアルだ!!

「その日、マケドニア王国の古都アイガイで華々しく執り行われた祝典は、一瞬にして、血塗られた惨劇の場と化した。「当時のヨーロッパの王たちのなかで最も偉大な王」(ディオドロス『歴史叢書』一六巻九五章一節)と称えられた一人の王者が、暗殺者の凶刃に倒れたのである。その王の名は、フィリッポス二世。かのアレクサンドロス大王(三世)の父親である。」――「プロローグ」より

[目次]
プロローグ
第1章 マケドニア史へのアプローチ
1 マケドニア史研究の歩み
2 フィリッポス二世の「復権」
第2章 マケドニア王国の成立
1 マケドニアの地勢
2 王国の誕生
3 マケドニア王国のしくみ
第3章 ヘラクレスの子孫たち
1 アルカイック期のマケドニア
2 アレクサンドロス一世
3 ペルディッカス二世
4 アルケラオス
第4章 フィリッポス二世の父と兄
1 アミュンタス三世
2 アレクサンドロス二世
3 ペルディッカス三世
第5章 フィリッポス二世の登場
1 即位時の危機
2 王国の統合
3 ギリシア征服のスタート
4 第三次神聖戦争への参戦
第6章 ギリシアの覇者へ
1 「フィロクラテスの講和」
2 フィリッポス二世の宮廷
3 ギリシア制覇への道のり
4 決戦へ
第7章 フィリッポス二世からアレクサンドロスへ
1 ペルシア遠征を見据えて
2 王者の最期
3 父と子
エピローグ
結びにかえて――現代のマケドニア
地図
マケドニア王家の系図
マケドニア王在位表
凡例
主な参考文献
図版出典一覧
関連年表
索引

みんなの感想まとめ

古代マケドニア王国の歴史を400ページにわたって詳細に辿る本書は、フィリッポス二世とアレクサンドロス大王の波乱に満ちた生涯を描き出します。紀元前7世紀の建国から、フィリッポスの暗殺、アレクサンドロスの...

感想・レビュー・書評

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  • 澤田典子「古代マケドニア全史 フィリッポスとアレクサンドロスの王国」講談社(選書メチエ) - まずはこの辺は読んでみよう
    https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/03/13/233544

    これが岩明均『ヒストリエ』のリアル! 歴史書『古代マケドニア全史』刊行 - KAI-YOU 2025.03.16
    https://kai-you.net/article/91909

    「古代マケドニア全史」(澤田典子) - bojptappの日記 2025-04-17
    https://bojptapp.hatenablog.com/entry/2025/04/17/150735

    英雄か、あるいは暴君か 無数の伝説に彩られたアレクサンドロス大王の「素顔」に迫る|じんぶん堂 2020.12.23
    https://book.asahi.com/jinbun/article/14024899

    【教科書に載らない歴史の真実】紀元前338年、歴史的な大敗後のアテネ「亡国」のドラマ - 今日のおすすめ|講談社 2024.02.05
    https://news.kodansha.co.jp/books/10141

    澤田 典子 Noriko Sawada | 学術文庫&選書メチエ | 講談社
    https://gendai.media/list/author/norikosawada

    澤田 典子 - 千葉大学 研究者情報
    https://researchers-info.chiba-u.jp/cvclients/researchers/read0060103

    『古代マケドニア全史 フィリッポスとアレクサンドロスの王国』(澤田 典子)|講談社 2025-03-13
    https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000410127
    -----------------------------
    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • 本書は前7世紀の建国から前4世紀末の滅亡に至るまでのマケドニア王国の歩みを辿る400ページ超える歴史の本。
    マケドニアと言えば、なんといってもアレクサンドロスの存在が際立つ。世界史に比類なき足跡を残した。そのアレクサンドロス。33歳で病没していることを踏まえるとなんと短い人生だったことよ。

    最も印象的だったのはアレクサンドロスの父、フィリポス2世の暗殺の場面。
    前338年、フィリッポス2世は、カイロネイアの会戦でこれまでだれも果たせなかったキリシア制覇を成し遂げた。次はアカイメネス朝ペルシアに照準を併せていた前336年、自身の娘クレオパトラの婚礼の祝典の場が、フィリッポスの暗殺の場になった。なんと劇的なことよ。
    著者はこれを、1963年アメリカのケネディ大統領暗殺事件を引き合いにし、フィリポスもケネディもともに46歳だったと記している。
    この年、アレクサンドロスは20歳で即位し、その後、わずか10年で前人未踏の大征服を成し遂げる。

    最後の1ページまでとても楽しい心ときめく読書の時間だった。

  • 古代マケドニアの概説書。フィリッポス2世以前の王達の努力や豊富な資源がフィリッポス2世という傑物の手腕を最大限発揮できる舞台を用意していたというところか。ヒストリエのお供に是非。
    (感想はこちら)
    https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/03/13/233544

  • いわゆるアレクサンドロス大王を生んだ古代マケドニア王国の通史を解説した一冊です。さながらフィリッポス2世(アレクサンドロス大王の父王)伝記ともいえるかもしれません。
     
    <こんな方にオススメ>
    (1)古代マケドニア王国の歴史に興味がある
    (2)古代ギリシアが好き
    (3)漫画『ヒストリエ』のファンである
     
    [ポイント]
    (1)フィリッポス2世の伝記的歴史解説
    古代マケドニア王国が大躍進を遂げたフィリッポス2世の業績と治世が中心に語られており、その前後はいわば補足的な解説のためと言えます。
    (2)マケドニアとギリシアとの関係性
    古代マケドニア王国が最終的に古代ギリシアを統合していくため、そこまでのプロセスとしてマケドニアがどのようにギリシアと関係性を展開していったかが時系列でよく理解できます。
     
    そのほか詳細はブログ「note」内に記載しております。よかったら併せてご覧ください。
    https://note.com/rekishi_info/n/n799c6f94e3a7

    (2025/05/24 上町嵩広)

  • ふむ

  • ヒストリエが好きなので購入。
    漫画の続きが絶望的なので、ネタバレ上等で読んだり、漫画との違いを見つけてみることにした。
    著者もヒストリエファンのようだ。

  • プロローグ
    地図
    マケドニア王家の系図
    マケドニア王位在位表
    凡例

    第1章 マケドニア史へのアプローチ
    第2章 マケドニア王国の成立
    第3章 ヘラクレスの子孫たち
    第4章 フィリッポス二世の父と兄
    第5章 フィリッポス二世の登場
    第6章 ギリシアの覇者へ
    第7章 フィリッポス二世からアレキサンドロスへ

    エピローグ
    結びにかえて

    主な参考文献
    図版出典一覧
    関連年表
    索引

  • 【本学OPACへのリンク☟】

    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/735494

  • 世界に比類なき足跡を残した英雄たちの王国マケドニア。
    紀元前七世紀半ばとされる建国、天然資源と外交術を駆使した版図拡大からフィリッポスのギリシア制覇、アレクサンドロスのペルシア打倒を含む東方遠征、後継者戦争の果に滅亡に至る。

    マケドニアが文字での記録を残さない「声なき民」だったので、ギリシア側の記録しか無い上に、ギリシア側の主観と言う難しさの中、伝説的な建国から資料の残る王たちの業績と興味が尽きない。割と分厚めの本だけど、楽しくてあっという間だった。

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著者プロフィール

1967年富山県高岡市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学、東京大学)。現在、千葉大学教育学部教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史。主な著書に、『アテネ 最期の輝き』(岩波書店、2008)、『アテネ民主制――命をかけた八人の政治家』(講談社、2010)、『アレクサンドロス大王――今に生きつづける「偉大なる王」』(山川出版社、2013)、『アレクサンドロス大王(よみがえる天才4)』(筑摩書房、2020)、A Companion to Ancient Macedonia (共著、Wiley-Blackwell, 2010)、The Oxford Handbook of Demosthenes (共著、Oxford Univ. Press, 2019)、Western Historiography in Asia: Circulation, Critique and Comparison (共著、De Gruyter, 2022)など。

「2022年 『古代マケドニア王国史研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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