メルロ=ポンティの思想 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2025年3月13日発売)
4.25
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 116
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784065391396

作品紹介・あらすじ

20世紀フランスにあらわれた綺羅星のごとき哲学者たちのなかにあって、ひときわ大きな輝きを放ちながら早世したモーリス・メルロ=ポンティ(1908-61年)。エドムント・フッサールの現象学と出会い、身体を中心に据えることで独自の地平を切り開いたその思想は、その後の現代思想の基盤となるとともに、哲学はもちろんのこと看護学や認知科学、芸術の領域にいたるまで今なお幅広く影響を与え続けている。
本書は、日本にメルロ=ポンティを紹介した第一人者たる著者が、『行動の構造』の公刊に先立つ思想にはじまり戦後の後期思想に至るまで、真正面からメルロ=ポンティの全容をとらえようと試みた書物である。
主要著作のひとつひとつが大部であることが、この知の巨人の全貌を捉えがたくしている大きな理由だが、『行動の構造』、『知覚の現象学』、『シーニュ』、『眼と精神』、『見えるものと見えないもの』など主要著作のほとんどの邦訳を手掛けてきた著者ならではの精緻な読解によって、途方もない構想とその可能性があざやかに浮かび上がる。
前人未到の境地に達したメルロ=ポンティの思考は、なぜ、いかにして可能だったのか。比類なき学識をもつ著者だからこそなしえた、思想的文脈、歴史的背景を踏まえた分析で、その思考の形成過程をも解き明かしていく。
知の巨人が知の巨人に肉迫した、無二の概説書。(原本:岩波書店、1984年)

 【本書の内容】
まえがき
1 思想の形成
2 『行動の構造』をめぐって
3 『知覚の現象学』をめぐって
4 戦後のメルロ=ポンティ
5 メルロ=ポンティの言語論
6 メルロ=ポンティの社会理論
7 後期思想の検討

文献表
あとがき
解 説(加國尚志)
年 譜

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 木田氏の分かりやすい説明でありながら、後期思想は特に断片的かつ難解で捉えにくかった。
    が、言語論や構造主義、古典哲学との関係性などは非常に理解しやすい形でまとめられていて、解説にあるように一冊で学ぶものとしてこれ以上はないんだろうなという名著でした。

  • 東2法経図・6F開架:B1/1/2859/K

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

(きだ・げん)
1928~2014。山形生まれ。東北大学文学部哲学科卒業。哲学専攻。中央大学名誉教授。

「1996年 『否定弁証法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木田元の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×