続 氷点 (三浦綾子小説選集)

  • 主婦の友社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072300718

感想・レビュー・書評

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  • 愛なき正義では救われない、が響く。しかし何度読んでも、ラストの、燃える流氷に陽子が大いなる意思を悟ることが理解できない。

  • これも読まなきゃ氷点が終わらないと思い、2冊4時間で読了。
    頭痛くなった…。

    氷点は「原罪」がテーマなら、続氷点は「赦し」がテーマと考えればいいのだろうか?
    おもに陽子の出生について書かれているが、ここまでページが必要だったのか?
    その割に陽子と実の家族との描写はあっさりしすぎでは?
    「赦し」がテーマなら陽子と順子の掘り下げの方がぴったりな気がする。

    人間は少しずつ善良で悪い。
    そんな存在をどのように愛し、赦すかの大切さと謙虚さが全編で描かれており、ここまでのロングセラーになるにはもっと何かがあると思うけど、それが分かりません。
    人を心の中で勝手に裁き、許せない今の私には、まだ氷点の素晴らしさが理解できないようです。

  • 大学図書館にて借りて読みました。
    塩狩峠と前作から一気に読みました。
    やはり、面白かったのですが、
    陽子はこれでよかったのか?と少しもやもやが残ってしまった感じです。
    たぶん、徹に肩入れして読んでたからでしょうか。

  • あたしは「続編」ってものが好きじゃない
    続編は、本編と比べて面白くなくて、「こんなのない方がよかった!」って感じることが多い

    でもこの「続氷点」は面白かった
    あってよかったと思う

    どうやったら、陽子みたいなまっすぐで素直な子が育つんだろうと思った

    愛はね、意志なんだよ

    この本を読むと、聖書のことばが違う風に、新しい形で見えてくる気がする

  • 三浦綾子42歳のデビュー作が『氷点』(1964年)。そして四年後に書かれたのが『続氷点』(1970年)。偶然が多すぎる

  • おチャラケてすいません。こんな私でも赦してもらえるかな・・アーメン

  • うーん。

  • ほんの出来心や嫉妬からくる、誰もが犯しかねない過ちが読んでてこわかった。

  • 氷点読んだらこっちも読みたくなるでしょう!みんなちょっとずつ悪いし、弱いし、逃げ腰だで、でも現在状況を打破しようと悩んでるし、やっぱり優しいし・・・。もっと順子さんとか、そういう人の考えとかをもっと知りたかったな〜。

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著者プロフィール

1922年4月、北海道旭川市生まれ。1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多くの小説、エッセイ等を発表した。1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。

「2023年 『横書き・総ルビ 氷点(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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