インナーチャイルドの癒し

著者 : 越智啓子

• 主婦の友社 (2007年12月14日発売)

作品紹介・あらすじ

「インナーチャイルド」とは、あなたの内面にある「本当の自分」を象徴したイメージのこと。これを癒せば、哀しみや怒り、負の感情がときほぐされ、新しい自分になれる。

感想・レビュー・書評

[katatumuruさんの感想 · 2013年7月19日]

心が疲れてくると自然にこういう本を手に取ってしまいます。
無意識に癒しを求めているんでしょう～。
「癒し」という言葉にフラフラ～と引きつけられます。

インナーチャイルドとはスピリチュアルな事に興味のある人なら聞きなれた言葉だと思います。
自分の中の「内なる子供」のことで「感情の象徴」でもあります。
それはお腹の中にいます。
色は黄色。
そして自身が幸せ～♪楽しい～♪嬉しい～♪
と思うとその色が輝きだすそうです。
体に不調があったり、マイナスの感情が心を占めてしまうときはそのインナーチャイルドが悲しんだり怒ったりしている。
だから優しく癒してあげよう。
そんな事が書かれています。

イメージとしては３歳くらいの子供。
それをイメージしながらぬいぐるみを抱いて声かけをします。
「よく頑張ってるね」
「えらいね」など。
またそれは自分のインナーチャイルドだけでなく、人間関係に悩んでいる人は相手のインナーチャイルドをイメージして行うこともできます。
ある女性の例が載っていましたが、その女性は同じ職場の攻撃的な女性をイメージして１年以上、彼女のインナーチャイルドを癒したそうです。
すると、みるみる彼女の様子が変わったんだとか・・・。
それって、すごい！
嫌な人間の事をイメージするなんて、私なら一瞬でも嫌だし、そんな人間の子供の頃のことを思い浮かべて優しく声をかけるなんて例え一度でも嫌だと思います。
素直に信じて実行して継続する。
その思いが相手に伝わったんだろうな～と思いました。

感情というのは理性に比べて子供っぽい、低俗と思いがちですが、そうでなく自分の今の状態を知らせてくれる大切な役割をはたしている。
それを上手に解放してあげることがインナーチャイルドを喜ばせること、そして自分の幸せにつながるのだな～と思いました。
実際にインナーチャイルドを癒すとかいうのはしませんでしたが、ただ読み終えただけで少し心が軽く綺麗になったような気がします。

[まゆたろうさんの感想 · 2012年3月19日]

2012.3.19　初読　市立図書館

まず、読んでみて、この本の明るいエネルギーに驚いた。
最近読んでたアダルトチルドレン関係の本は、重いものが多かったから・・・まさかこんな明るく書かれていることにビックリした。
だからかとても読みやすい。
ちょっとスピリチュアル色(過去生がどうとか)が強いけど、まぁそれは個人の好みかと。
私は過去生を否定はしないけど、(むしろ輪廻転生はあると思うけど)重要なのは現世というスタンスです。

インナーチャイルドをいかに大事に扱うかと。
まだ実践してないけども・・・。参考になりました。

[おもいでおんぶ店長さんの感想 · 2011年11月3日]

わたしを導く大人の私にはっきりと出会えた本

著者プロフィール

精神科医。東京女子医科大学卒業。東京大学附属病院精神科で研修後、ロンドン大学附属モズレー病院に留学。帰国後、国立精神神経センター武蔵病院、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年、東京で「啓子メンタルクリニック」を開業。99年沖縄へ移住。過去生療法、アロマセラピー、クリスタルヒーリング、ハンド&ヴォイスヒーリングなどを取り入れた愛と笑いのカウンセリング治療を行う。現在、沖縄・恩納村にあるクリニックを併設した癒しと遊びの広場「天の舞」「海の舞」を拠点に、クライアントの心(魂)の治療をしながら、全国各地で講演会やセミナーを開催し人気を呼んでいる。

「2023年 『目覚めのヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」