- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072903704
感想・レビュー・書評
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著者の樋口恵子さんは、1932年生まれ。
したがって、この本を書かれた時の、著者の年齢は、82歳位になります。
そして今、著者は88歳で、健在です。
121頁。
「ひとりになったときの男女の違い」というと、女性が強くて男性は弱い。
これは定説であり、私もそう思う。
その理由は食生活の自立の男女差ではないか、との意見がある。
そして、女性のおひとりシニアの俳句と短歌を紹介されている。
「茶の花を活けてひとりの昼の膳」
「ただひとり箸とるときの淋しさも慣れては楽し手料理の味」
というように豊かで美しいとか。
ここで、医療費の自己負担割合を整理しておく。(2020年9月時点)
・75歳以上→1割。
・70~74歳→2割。
・70歳未満→3割。
但し、年収370万円以上など、所得が現役並みの場合は、70歳以上でも3割負担。
33頁。
「私も今は娘が同居しているから何とかなっていますが、自分ひとりだったら、一戸建ての世帯を維持していくのに苦労すると思います。資源ゴミの日に出す古新聞も、抱え切れないほどありますから。」
著者は、結婚していない医師の娘と猫三匹と暮らしているという。まあ、一つの現在の家族構成であり、今では珍しくもなくなっているが。
私の場合は、実家に母(82歳)を一人暮らしさせているので、いつも少々の不安がある。
が、現実は、警備会社のサービスと契約したり、週1回はヘルパーさんが掃除にきてくれたり、近所の方々が助けてくれたり、宗教上の仲間が助けてくれたり、と、多くの方々の助けを借りて、何とかなっている。
私も、3週間に1回は帰るようにしているが、今の時期は、自分が鬱状態だったり、暑かったりして、つい疎かになっている。近所の方々にお礼を言ったりしなければと思うのだが、中々思うように進まないのが、ちょっとした悩みというところ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主に高齢女性の悩みに回答する形式。
著者としては引退後は介護の仕事をして社会貢献するのが吉という方針。
回答の後に各連絡先や仕組みが書いてあるのが良いですね。