爆れつハンター 血封印: ソーサラー狩り (電撃文庫 あ 1-1)

  • 主婦の友社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784073002000

感想・レビュー・書評

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  • ラノベと言うとどういう印象がありますか?
    短めの文章で改行が多くページの下の方は真っ白になっている。やたらと擬音が多くしかも文字の大きさを変えていたりする。キャラクターの性格や行動が突飛であり典型的である。
    これらのイメージは実は20年以上前のラノベのもので、今のラノベに当てはまらないことも多いのです。しかしラノベを読んでいない(もしくは最近のラノベを読んでいない)人の口から発せられるラノベの印象は、先に挙げたものが多くあります。
    このラノベの印象を作り上げた(もしくは完成させた)のが、あかほりさとる氏ではないでしょうか。

    氏の代表作のひとつである『爆れつハンター』を久し振りに読んでみました。
    これはファンタジー世界に於いて「必殺仕事人」をやりたかったという作品です。
    改めて読むとあかほりさとる氏の巧さに気付きます。地の文で読者を誘導し、キャラクターのセリフと行動で物語を動かす。面白さだけ抽出したわかりやすい構造。
    リーダビリティの高さと言えばいいでしょうか、頭の中でどんどんキャラクターたちが動き物語が展開されていきます。
    娯楽小説のひとつの完成形を見た気がします。

    しかしこの読みやすさと言うのは、読者との「お約束」で成り立つ部分も多いのです。作者が想定しているものと、読者が読み取るものが共通しているからこそ成り立つもの。
    だから時代を経た今の若者が読むと、どう感じるのかは気になります。これはラノベに限らない問題でしょう。
    特に若者向きの作品は時代性が大きく影響します。その時代が象徴するもの、その時代が求めるものを作品の中に取り込むことによって、その時代の若者に支持される。だからこそ古びるのも早くなるのかも知れません。
    もちろん時代に左右されない作品性というものもあります。
    懐かしさだけでない娯楽性を持った作品として、今の若者にも提供してみたくなりました。

  • この小説は、スプゥールナ大陸の一地方で起きた元法族「パセッツィオの一族」の大量不明事件から起きた事件の以来から始まる。犯人はもっとも町人から信頼されている「バロア」で原因は魔法中毒だった。

  • ライトノベルのレビュー本に載っていたので、読んでみたいと思っていた。
    古本屋で購入。

    ものすごいスピード感。
    イッキに読んでしまった。

    普段おちゃらけてるキャラが、真面目なこといったら、カッコイイなぁ。

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著者プロフィール

愛知県出身。小説家、漫画原作者、アニメの脚本家などマルチな才能を持つ。代表作は『NG戦士ラムネ&40』『爆れつハンター』『サクラ大戦』など有名タイトル多数。

「2013年 『月嶋教授の“世界の成り立ち”を考える ②』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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