- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784073052319
作品紹介・あらすじ
魔女の森で迷子になった初心者ファイターのデュアンは、助けてくれた凄腕ファイター・オルバと一緒に憧れのクエストに初挑戦!母にかけられた呪いを解くため、魔女に会いにやってきた少女アニエスと合流し、デュアンたちは「魔女の館」へ。しかし、双子の魔女オグマとサムラが放つ伝説のモンスターが行く手を阻み、絶体絶命3連発!!!!そこをデュアンの知恵とオルバの腕力、アニエスの魔法攻撃でなんとかクリア。デュアンたち3人は、ついに魔女の館にたどり着くが…。少年デュアンの初めての冒険譚『魔女の森』編、いよいよクライマックスへ。
感想・レビュー・書評
-
まだ駆け出しの頃の伝説の勇者のお話。
誰でも初心者の頃はあるので、ここからどんな風に成長するのかなぁという感じです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うん。ラノベは数時間で読めちゃうとこが良いですね、やっぱり。
上下巻通しての感想になります。
初心者冒険者である主人公、デュアン。その姿は殆ど読者と重なるわけで。非常に共感し易いんですよね。問答無用でモンスターに立ち向かう、よりはまず逃げ道を探してみたり。本当に普通!
つまり彼は読者の代弁者のようなもの。
そして彼と行動を共にすることとなる先輩ファイターの大人の男(と言っても今や私より年下)オルバ。彼のサバけた豪快?お茶目?な性格が気持ちいい。うん、男臭いと言うのかな。気がいいヤツだけど、決して甘やかすわけじゃない、みたいな。
そしてヒロインのアニエス。ちょっと気が強くてカッとなりやすく無謀なとこもあるけど、反面素直で正義感に溢れる王女様!王女様で冒険者ってのは凄いわ。
勿論美しいし、魔法使いなんて華のある存在。でも魔力を制御できないと言う欠点も持ってる。
そして忘れちゃいけない仲間、キュートなチェックと頼れる雪豹のクノック。
やっぱり動物的な仲間はほっこりするしなんかいい。○人と一匹、みたいな。萌えます、ええ。
内容に関しては、ですね。フォーチュンに比べて冒険自体がメイン!て感じがまた読み応えあると言うか。フォーチュンに読み応え無いとかでなく、冒険小説読んだ!って言う満足感があります。勧善懲悪で無く、敵側の背景なんかも書かれていて、そこもいいなあ。
ラストの雰囲気はフォーチュンにも通じるところがあるけれど、それよりもまがまがしさだったり、サバサバ感だったり、ちょっと大人な味もあり。 -
1997年10月6日初読
-
魔女の館に侵入開始。いろんなトラップが張り巡らされたり、魔力で作られたモンスターたちを蹴散らしたり、勝手に自滅したりして、魔女の元にたどり着き、なんとか呪いを解くアイテムをゲット!
ってな感じの下巻です。
今回、クノックがほとんど活躍しないですね。デュアンもたしかに重要なポイントで活躍したわけだけど、やっぱり目立つのはオグマ&サマラ。最後の最後でとんでもないことになっちゃうわけだけど、キャラ的にはおいしいですね。
深沢先生の作品世界は全てが同一の世界で時代が違う程度らしいです。まぁ、有名どころのフォーチュンとデュアンだけだとは思いますが。世界的にきちんとリンクしてあるってのは面白いところだと思います。