鉄コミュニケイション(2) チェスゲーム (電撃G’s文庫 A 19-2)

著者 :
  • 主婦の友社
3.70
  • (21)
  • (11)
  • (36)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 146
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784073112433

作品紹介・あらすじ

かろうじて助かったハルカは、ベッドの中で早速イーヴァとの仲直りの方法を探し始めた。それにはなんてったってキャンプ!おかげで、はじめはぎくしゃくしていた会話も徐々にほぐれ始め、チェスをやったり、花火の撃ち合いをやったりと大騒ぎ。すっかり気分も晴れたと思ったその帰り道、イーヴァの呼んだ二匹の悪魔、ナイトとビショップが現れた-。あざ笑うようにイーヴァをさらっていったナイトらに、ついに最終決戦の時が来る。その時、記憶の封印が解け、そしてルークはすべてを思い出した…。感動&感動の完結編が登場。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同名のアニメ作品と並行して刊行されたライトノベル。メディアミックス作品であるが、アニメのストーリーは別物だそう。

    当作より後に刊行された『猫の地球儀』の後に読んだため、順番的には逆となった。そのせいか尚更不思議な味わいがあった。

    今にして思えばエヴァのアスカそのまま!?なデザインのヒロインと、ヒロインそっくりな人造人間、そして生物兵器化した犬の物語。(元犬の生物兵器は知能も人間以上になっており、キャラクター化している)

    懐かしく、可愛らしい絵柄の表紙に反して緊迫したバトル描写はさすが秋山瑞人。
    敵味方に分かれた元犬キャラ、そして兵器となった威圧感は圧巻。モノフィラメントカッターは人体など簡単に切り刻めるので、ヒロイン=読者は常に緊張し通し。

    主人公側として戦った、元犬であるキャラクターの最後の選択はホロリとさせられる。

  • 最強の敵を迎え撃つ下巻。退廃的な世界観だけど、ハルカの性格に救われる。ルークとイーヴァの過去、自律するロボット自身の価値観、たった1人の人間という社会、さまざまな設定が、重厚なSFを形作っているけど、それらをいちいち細かく説明しないのが良い。ルークの最後の選択にはウルッときてしまった。

  • ルークの正体と、イーヴァがハルカそっくりな理由がいよいよ明らかに。イーヴァの思いやルークとの絆に泣けました。

  • 1巻の設定を活かし、話が展開されるのが2巻。結構面白い。
    敵が攻めてきて、それを撃退しつつお互いのキヅナを深めるという話で、ロボットと人とのキヅナが深まる様を感じられる。
    ただ、結局ルークやビショップなどが何なのかよくわからない部分も多く、若干消化不足。他にも例えば、ハルカが一体何者だったのか、何故ハルカの犬が機械になってであることになるのか、なども説明不足と思う。
    ただまぁ、上記の説明不足にも関わらず上手くまとまっているところは確かで、そこはさすがだと思う。

  • 鉄(くろがね)コミュニケイション〈2〉チェスゲーム (電撃文庫)

  • 上巻に同じ

  • なんか周囲からいい評判聞いてなかった作品。<br>
    今まで読んでなかったことが悔やまれるほどいい作品だった…<br>
    泣けるラノベって珍しいですよね、まさに名作。<br>
    秋山氏らしい展開にハラハラさせられ、むしろ腹が立つことがあったりしますが、その辺も含めて最高。<br>
    <br>
    読み終えて後、おいらはこのナルシスティックな作者に畏敬の念を覚えざるを得ない始末。<br>
    頼むからもう少し刊行速度を…っ<br>

全10件中 1 - 10件を表示

秋山瑞人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×