どうする?親の家の空き家問題―誰も住まない親の家の有効活用・価値を引き出す実践基礎知識 (ゆうゆうBOOKS)
- 主婦の友社 (2015年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074003501
作品紹介・あらすじ
今や親が残してくれた空き家は国民的問題。空き家の数は過去最高の820万戸。環境悪化や倒壊など、空き家の長期放置がもたらす外部不経済が拡大することを受け、国は空き家対策特別措置法を施行。今までは、空き家であっても建物が建っていれば、どんなに荒廃していても固定資産税の軽減が受けられましたが、税制改正後は、改正前の約6倍を収めなくてはならない可能性も出てきました。もはや、空き家のまま放置しておくことは、損を招く事態になることが明らかです。今までは親の家をたたむことに躊躇していた人も、今後どうするかを真剣に考えるべきときです! 本書では、親の家をたたむにあたっての有効活用法・実践基礎知識をご紹介。 家の系譜が途絶えてしまうような喪失感を抑える方法は? 兄弟との折り合いはどうつける? また、将来、親の家が空き家になる可能性のある人たちにも、今から打っておきたい手立てを解説いたします。
感想・レビュー・書評
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図書館で借りました。
不動産賃貸業に興味があり、空き家再生の視点から読んでみた。
親の家が空き家だったり、その見込みがある人は一度思考の整理のために読む価値はあり。
思考の整理や分解以上の価値はないかなと思ったので星3つで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新たな知見は得られなかった
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住宅余りが深刻化する現代日本。
親の家じまいを実現させた著者ならではのノウハウ、他の体験談も交えて、豊富な実例と解決策を示す。
「親の」空き家ではなく、いずれ「自己の」空き家問題になるというあとがきの問題意識にはっとさせられた。
本質的には相続(争族)問題なのだが、不動産という扱いにくい資産だけに、生前の親やきょうだいとの話し合いが大切であることを実感。
成年後見人制度のデメリットや家族信託など解決策が呈示され、ひじょうに参考になる一冊。