ウロボロス・レコード1 (ヒーロー文庫)

  • 主婦の友社 (2015年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784074138609

作品紹介・あらすじ

伯爵家の次男トゥリウスは、現代日本で死を迎え、剣と魔法が支配するファンタジー世界の子どもに生まれ変わった転生者だった。そんな彼の願いはただ一つ。「もう、二度と死にたくない」――。一度その恐ろしさを経験しただけに、人より余計に死ぬのが怖い。寿命も病気も人に殺されてしまうのも、絶対に嫌だ。そんな妄執に囚われている彼は、極めれば不老不死をも実現できるという魔法≪錬金術≫にすがりつく。だが、錬金術は誇大なホラ話として世間から軽んじられている魔法。その上、トゥリウスが行う錬金術研究の内容は、常軌を逸していた。洗脳、改造、人体解剖……繰り返される異常な実験の数々に、周囲から恐れられ忌み嫌われていくが、彼はまるで気にしない。全ては、不老不死の実現の為に。幼い頃から付き従う奴隷のメイド・ユニをお供に、トゥリウスは我が道を行く。そんなある日、トゥリウスは彼を嫌っていたはずの兄から奇妙な命令を受けることに――?

みんなの感想まとめ

死への極端な恐怖が主人公の探究心を刺激し、彼は不老不死を追求するために常識を超えた実験に没頭します。周囲から恐れられ、忌み嫌われる彼の姿は、まるで化け物のようであり、彼が追い求めるものが一体何なのかを...

感想・レビュー・書評

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  • 多分ほとんどの人が主人公を好きにはなれないと思うくらいはイカれてる。そんな作品。
    良い悪いはさておき、ただ「さすが!」と言われる物語の主人公とは倫理観も問題解決手段も違いすぎて面食らうところはあるかも。
    主人公に他者を圧倒する力を与えるためにどのような設定を作るのか、その設定は納得できるものかという部分は没入感にも影響する要素の一つかと思うが、本作では妄執だったり、倫理観の欠如だったりでの差別化があるのでまぁ、納得はできる、、、のか?

    異世界転生モノのお約束は踏襲しているので、舞台設定は中世くらい、人命の価値は低く、奴隷や亜人がいる世界。
    ・・・であれば、倫理観の欠如は主人公のそこまでのアドバンテージにはならないのでは・・・?
    主人公自身疑問に思っている描写があったが、俺のSATSUGAIは良いSATSUGAI!お前(主人公)のSATSUGAIは悪いSATSUGAI!という評価については回収されるときは来るのだろうか・・・

    まぁ、脳みそちょこっといじっちゃったー☆で解決しちゃいそうだし、大きな問題ではないですね。

    何でもできる魔法という手段がある世界観で、さらに万能な”洗脳”という解決手段がある主人公をどのように縛って物語を展開させていくのかを考えてお話を読んでいくのは結構面白いかもしれない。
    (主人公に共感とかそういうのは、いやーきついっす。)

  • 死への極端な恐怖が主人公の探究心を加速する。科学者の実験録。ただし第三者から観た時、接頭辞としてマッドが付く。

  • これは何かを蹂躙しなければ生きてはいけない、化け物なのだ。金も、名誉も、力も、知識も、愛も、夢も、希望も、この世のありとあらゆる全てにおいて満たされても、なお何かを犠牲にせずには生きられない、真性の屑。そんなものがこいつの正体だ。
    (P.329)

  • 現世で20代半ばに死に、死の苦痛を忘れられないことから転生先の異世界で不老不死を目指し錬金術にのめり込む話。ヒーロー要素が全くないダークもの。
    そこそこ良い家柄に生まれながら不老不死の研究以外に興味なく、世間体を気にすることなく錬金術と不老不死の研究だけ見据える一直線さが心地よい。目的のために奴隷を買っては手術で改造し人体実験で死なせ洗脳を施し、どこまでも邪道をまっすぐ突き進む主人公と側付きのメイドの姿が潔い。主人公の倫理観と良心回路の著しい欠場に対する、周りの者の怯えや態度のギャップも面白い。

  • ヒーローではないし、ピカレスク、というとまた違う気もするが。
    まあ、長じれば冒険者の討伐対象であることは間違いなかろう。
    わりと気に入ったけど。

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