おひとりさまの老後を楽しむ処方箋

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  • 主婦の友社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074239825

感想・レビュー・書評

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  • ブクログに登録する、阿部絢子さん(1945年生まれ)の本は2冊目。

    p12~13

     病気やお金、孤独----、老後の不安は誰もがもっています。不安を抱えたままじっとしていると、どんどん大きくなって、夜も眠れなくなってしまう。先のことはわからないから、不安をなくすことはできないけれど、小さくすることはできるのです。それは、「不安の正体」を見定めてみることです。「不安」の正体を見るのは勇気がいることだけれど、不思議なもので、何に対してどう不安なのか、書きだしてみると、それだけでもちょっと冷静になれます。私は、大変なことに遭遇するたびに、まずその中身をよく見て、「えぐり出す」という作業をしてきました。そして、不安の正体は何か?と考えて踏み出してみる。逃げずに近づいてみると「不安」は少しずつ小さくなるのです。年をとればますます不安は増えるかもしれないけれど、向き合う術を身につければ、ひとりでも明るい日常を手に入れることができると思っています。
     不便や不満、そして不安の正体を探りだし、書きだしたら、今度はどうしたらいいのかを考えて、それをまた書きだします。書きだした対策や希望に優先順位を決めて、できることからチャレンジしていけばいいのです。この「自分で決める」「チャレンジする」ということは意外とむずかしいものです。「この年で失敗はしたくない」と尻込みしてしまう人も多いのでは。でも、じっとしていればさらに不安は大きくなり、絶対にいい方向には進みません。ちょっとでも動きだせば新しいものが見えるし、考えもさらに前に進みます。「自分で考えて決断したこと」なら、失敗しても誰のせいでもないから、許せるでしょう。自分で動いたことが、生きることの自信につながる----実はこれがいちばん大きいのです。


    引用が長くなってしまったが、要は、不安があるならば、まず、その不安の正体を見るために、書きだしてみることだ。

  • 体の不調も受け止め、起こったときに考える。
    それが、60代70代での転職につながる。
    前職にこだわらない。

  •  『老後』とあるけれど、30代くらいから読んでもいいかもしれない。きっと、希望と元気をもらえる。しあわせに暮らすのは、シンプルな工夫でいい。完璧なんか求めなくていい。「まいっか」で肩の力を抜くのを覚えれば色々なことが解決する……そう感じました。

  • え~と、一読しまして、これはすごくいいなとか、特に新しく参考になることはありませんでした。著者は整理整頓がとても上手な方だなと思いました。

  • 特に老後のお金の話は参考になった。

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著者プロフィール

阿部絢子(あべ・あやこ)
1945年、新潟県生まれ。共立薬科大学卒業。薬剤師の資格を持ち、洗剤メーカーに勤務した後、消費生活アドバイザーの経験を生かして、科学的かつ合理的な生活提案をしている。食品の安全性や家事全般の専門家として、テレビ、新聞、雑誌等で幅広く活躍。また、世界各国の家庭にホームステイをしながら、その国の暮らしや環境問題を研究している。主な著書に『キッチンに一冊 食べものくすり箱』(講談社+α文庫)、『「やさしくて小さな暮らし」を自分でつくる』(家の光協会)、『始末な暮らし』(幻冬舎)、『老いのシンプルひとり暮らし』『老いのシンプル節約生活』(大和書房)他多数。


「2022年 『ひとりサイズで、きままに暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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