薬屋のひとりごと 7 (ヒーロー文庫)

著者 :
  • 主婦の友社
4.11
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  • (7)
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本棚登録 : 1949
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074297726

作品紹介・あらすじ

里樹妃との一件が片付いたのもつかの間、猫猫の元に高順が厄介ごとを持ってやってくる。どんな用事かと言えば、猫猫に女官試験を受けないかというものだった。猫猫は、半ば強制的に試験を受ける羽目になる。新しく医官専属の女官となった猫猫の前に現れるのは、面倒くさい変人軍師に厳しい上司の医官たち、それと同僚たる同じ女官たちだが――。猫猫は同僚たちにお約束の通り嫌がらせを受ける。特に、女官の首領である姚(ヤオ)は猫猫に対して突っかかってくるのだった。

感想・レビュー・書評

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  • 砂欧にまつわる騙し合いも、猫猫が解決。壬氏の求婚はどんな形で進むのか?結局、愛凛は助けなかったのかな?
    このシリーズを読んでて感じたのだが、会話に齟齬が生まれていたり、辻褄が合わない会話があったりを感じる。私の読み違いかもしれないが、しっくりしないで、読み終わることがある。ただ、面白いので満足なんだが。

  • シリーズ第7弾。

    医官付の官女に合格した猫猫。同年代の女性同僚・姚と燕燕とも打ち解けて、尊敬する羅門指導の元、薬師として切磋琢磨する猫猫。
    薬師に、今で言う看護師の仕事を足したような業務は猫猫にとても合っている仕事。始めは嫌がらせのようなこともされたけれど、徐々に協力していく様がとても良かった。3人の特性を活かしてこれからも仕事に励んでほしい。表紙の3人がとてもいい。

    仕事はともかく、壬氏との関係は…。
    せっかくの壬氏からのストレートな求婚、というか結婚宣言に"死刑通告"って、猫猫それはさすがにヒドい。売り言葉に買い言葉のようでも壬氏は真剣なんだから。
    猫猫の方も少しやきもちみたいな言動もあったし(本人は気づいていないかもだけど)少しずつ壬氏の気持ちに寄り添っていけるのかなと思っていたのに。
    今回の壬氏の結婚宣言が今後の二人の関係にどのように影響していくのか見守りたい。

  • 面白かった。この巻、かなりのピリオドになってくる。
    とうとう、壬氏ばっちり言及。
    猫猫、女官試験受けて合格。同期の2人(姚と燕燕)と仲良くなっていくのが面白い。手品師の白娘娘ではない白い巫女が登場。本物の巫女が出てくる。奇人変人異能力大集合の漢軍団がたくさん出てきて面白い。
    巻き込まれ毒被害事件の結末とか、なかなかに面白かった。
    でまあ、ラストがアレがソレでナニなのだが、ゆうても当人たちが当人たちのキャラなので、どないにオトすのか非常に気になるところだ。続き早よ読まなあかん(笑)

    「ここに仙人がいて、時を戻してくれないものか」

  • 学がないという事が、どれだけ悲しい事か。逆にいうなら学があって知っていることが多くて考える力がある事が、どれだけ自分を守り助けるか。

    その事を残酷なまでに物語で表現している。

    ただ、その事がわかるのって、ある程度年齢重ねてからなのよね。

  • この作品、読みたくない(読む本なくなっちゃう)と早く読みたい、が毎度せめぎ合う。
    今回もその葛藤虚しく、めっちゃすぐに読み終えてしまいました。

    壬氏様!やりおった!
    水蓮じゃなくてもサムズアップするわ。
    この巻まで引っ張って、2人の距離感も関係も前より確実に近づいていたから、この売り言葉に買い言葉やりとりも違和感なかった。

    久しぶりの高順も相変わらずで良かったし、新しいキャラも好きになれたし、羅門との関係、猫猫の新しい仕事など、新しい展開も多かったし、いろんな伏線回収もあって見事だなぁ、と思うのだけど、壬氏様の行動で全部持っていかれたました笑

    2024.3.11
    43

  • 無理やり官女の試験を受けさせらることになった猫猫。
    なんとか試験に合格した猫猫は、新設された医官付の官女として働くことになります。
    同僚の官女・姚(ヤオ)と燕燕(エンエン)が登場、彼女たちと猫猫の関係も気になりますが、政治的にも大きな出来事が…。
    後宮に入るという名目で亡命してきた愛凛(アイリーン)妃には何やらほかにも目的がありそうだし、隣国からやってきた白い髪と赤い目を持つ巫女の思惑も気になります。

    本書を通して巫女を巡る事件は解決したものの、外交面はまだまだ油断できない状況です。
    巫女の力を受け継ぐ少女が描いた、不穏な気配のする絵は、はたして何を予見しているのでしょうか…。

    そしてそして、壬氏と猫猫の関係からもますます目が離せなくなってきました。
    壬氏さま、ついに正面切って言い放ったぞ…!!
    のらりくらり逃げていた猫猫に対して、壬氏さまが外堀を埋めてくる気配…さてさて、どうなることやら。

  • 薬屋のひとりごと 7 (ヒーロー文庫)

    猫猫は、誰かの思惑たっぷりな官女試験を受ける(笑)

    そこで、初めてかな?猫猫がらしく付き合える友?姚と燕燕に出会います。女三人寄ればなんちゃらで、わちゃわちゃと賑やかに猫猫も肩の力が抜けてる印象です。

    前巻からの引き継ぎ、中級妃になった砂欧の愛凛、砂欧の客人の白子の巫女と何やら不穏な空気に!食事会での毒物事件が発生します。

    やっと壬氏が登場♪ついに言いましたね♪「死刑通告」(笑)ま、その次の段階は、まただな(笑)

    さて、猫猫が露にする巫女の正体と哀しき優しい結末。
    声が欠けている巫女ジャズグルの描いた絵は未来透視なのか予言なのか?
    #薬屋のひとりごと7
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    #ラノベ
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    #ラノベの杜
    #ラノベsyokai
    #ラノベ好きと繋がりたい

  •  高順さん久しぶりにきたと思ったらめちゃくちゃ外堀埋めてて笑っちゃったww
     ちゃんとした立ち位置で医局に携わることが出来てきたけど、女子ならではのややこしいあれこれに最初ヤキモキ。でも猫猫だから大丈夫だろって信じてたので!あと羅漢さまの奇行(?)がのほほんポイントだったので!
     後半からの巫女の話は、なかなかに複雑。そして絵の解釈。。。どういうこと??頼むから2人の未来がああなるというのはやめてほしいー。。。
     
     ここからは完全に叫びパート
     姚さま不足になる燕燕と同じく、壬氏不足に陥った私。いい人材だ囲め!!逃すな!!言う壬氏に思わず笑ったww確かにいい人材なんだけど当の本人は全然嬉しくないみたいですよ。
     そしてあのシーンで水蓮さんと一緒に見守って親指をグッと立てたい。2人とも言ったな???へえー!!言ったね!!って隙間から見守ってたい。

  • 猫猫は王弟=壬氏の「おまえを妻にする」という
    求愛さえも死刑宣告にしか受け止めていないw
    情勢が整えば実現させるだろうが、国のかじ取り
    としては猫猫に試験を受けさせ(強制)官女にし
    たことで満足するしかない
    さて、中国の昔話風の作品もスケールがひろがり
    国際的な陰謀が混じりだしてきた・・・先々も西
    境の国との陰謀合戦があるはずだから益々楽しく
    なってきた
    猫猫が自分の胎盤を食するために一度出産を経験
    したいというくだりにドン引き(*´▽`*)

  • 皇帝·皇后·皇弟といったやんごとなき三方からの推薦を受け、嫌々試験を受け医官助手という立場で宮中に戻ってきた猫猫。でも仕事を頑張っているうちに砂欧の巫女が療養にやってきた事で起きた騒動を同僚と解決していく。同僚の姚と燕燕、始めはいけ好かん!と思っていたけど掘り下げられているうちにすっかりお気にになってしまった。燕燕のお嬢様命!な気持ちに頷いてしまう。あと想像以上の羅漢のふにゃふにゃ振りがいい。人物に対してこういう運びに持っていくの上手いな。そして売った言葉で壬氏から最後通告を食らった猫猫。さて本当にどうする?

  • 薬屋のひとりごと7
    日向夏

    ∞-———————∞

    猫猫、女官試験に受かる。そういえば前に落ちてたっけ?
    猫猫の職場に変人軍師が毎日のように様子を見に来る。"ちゃんと働いてるかな?"ではなくて、"今日も可愛いな"だろう。

    そして一緒に働くことになった燕燕と姚。3人の関係が段々良くなってく感じが凄くいい。試験の段階で洗濯をバカにしていたような子があっさり落とされたので、先ず真面目じゃないと不合格ってことのよう。猫猫は今は医官である羅門や何でかお偉い羅漢と知り合いもいいところなので、縁故採用と思われがち。

    アルビノの巫女の話。巫女は生理もなく子供も産んでいない女性でないとならないらしい。猫猫たちは後宮の妃やその巫女などの診察をする。宦官である医官すら診察させて貰えない理由が!
    占いについてのおやじの話も勉強になった。
    こんないわくありの人たちがその後お世話になる場所といえば阿多のところ。心が広い阿多様。

    壬氏様はとうとう猫猫に言った、これぞプロポーズ!しかし即答しようとしてやめた言葉はもちろん...

    2024/02/27 読了(図書館)

  • 薬屋のひとりごと 7.

    ヒーロー文庫

    2018年3月31日 第1刷発行
    2019年9月10日 第9刷発行

    著者:日向夏(ひゅうがなつ)
    発行所:株式会社主婦の友インフォス

    978-4-07-429772-6C0193¥600E.
    --------------
    裏表紙より
    里樹姫との一件が片付いたのもつかの間、猫猫の元に高順が厄介ごとを持ってやってくる。取んなようかと言えば、猫猫に官女試験を受けさせないかというものだった。猫猫は、半ば強制的に試験を受ける羽目になる。新しく医官付きの官女となった猫猫の前に現れるのは面倒くさい変人軍師に厳しい上司の医官たち、それと同僚たる同じ官女たちだが‥‥‥‥。猫猫は同僚たちにお約束の通り嫌がらせを受ける。特に、官女の首領である姚(やお)は猫猫に対して突っかかってっくるのだった。
    -------------------------

  • 今巻も任氏と猫猫の絡みが少ないけど、ついに猫猫言われたな!
    嫁にするぞ宣言!!
    ちょっと面白い展開に笑いそうになってしまった。
    なかなか前途多難。
    医官見習いとしてまた宮廷務めに戻ってきたけど、新しい登場人物のヤオ(漢字出ない)と嚥嚥コンビがまたいい!
    この2人の活躍も早くもっと読みたい。
    とりあえず毒を盛られたヤオが無事でよかった…

  • 薬屋のひとりごと第七弾。猫猫が医官の手伝いの官女試験を受け働き始めた。新たな同僚、姚(ヤオ)、姚に心酔している燕燕(エンエン)とのやりとりは最初はぎくしゃくしていたが、猫猫の実力を認めてからはうまく行き、二人の愛すべきキャラによってますますおもしろくなりそうだ。砂欧(シャオウ)の問題が外交に大きな影響を与えそうなところだったのだが落としどころはこんなものなのか。。猫猫が爆発、壬氏、ついに言ってしまった。今後この二人はどうなるのだろうか。予知能力がありそうなジャズグルの絵も気になる。

  • 今度は「医官付き女官」なるものに
    抜擢されてしまった猫猫。
    同僚のふたりとは微妙な関係ながらも
    堂々と薬が扱えるわけで
    ちょいちょい実父がのぞきにくる以外は
    適所な働き口かもしれぬ。

    とはいえ、本当のお仕事は
    新しく異国から来た愛凛妃と巫女をめぐる
    なにやら陰謀めいたものに巻き込まれること?

    里樹妃がいなくなって私的に寂しかったけど
    新キャラの姚が、いい感じのお嬢♪

  • 中華風ミステリーの7巻です。主人公猫猫は今回は医官付き官女になります。そこで新たな出会いがあります。ステキ…?な同僚にも恵まれ毎日楽しそうな猫猫です。そこで新たな事件が…。今回も猫猫活躍します!そして壬氏と猫猫の関係はどうなるのか!?是非確かめていただきたい!おもしろいことこの上なし。…と言いつつ今回読むのに時間かかっちゃいました。読むという行為までいかなかったんです。読み始めると早いんですけど、不思議ですね。

  • 壬氏さまがようやく猫猫に俺の妻にするってはっきり伝えた。これからの展開が楽しみ。

  • 猫猫が羅半からの依頼で
    試験を受け医官付の官女になる
    (中級妃となった愛凛を探る為)
    官女の同僚 燕々と姚とのやり取り
    燕々が壬氏付になってからの
    妃達出席の食事会で
    姚が毒味をし中毒に..
    砂欧から外遊で来ていた巫女
    巫女の毒味役
    姚が中毒になり姚のみ重症
    調べた結果 
    愛凛が犯人とされる
    猫猫達は 
    巫女の自作自演と疑う
    巫女と愛凛は師弟関係
    政治的理由と
    性別の秘密で
    死のうとしていた巫女達の企み
    猫猫達の気づきで
    巫女は表向き死んだことにし
    茘の国への情報提供者として
    (見返りとして関係者の安全の保証等)
    隠れて暮らすことに..
    事件は表向き
    解決したことで終わる
    (壬氏からの直接的
    プロポーズの言葉もあった)

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著者プロフィール

福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。

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