最後の講義 完全版 適応力 新時代を生き抜く術

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  • 主婦の友社
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感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074462407

感想・レビュー・書評

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  • この本は出口治明氏が「最後の講義」(NHK)で「もし今日が最後だったら、何を語るか」という問いのもと、学生たちに対して講義を行い、番組にしたものを再構成した完全版だそうです。出口氏の他の著作とかぶっていた部分もあり、既読感がありましたが「ウィズコロナ」時代についての記述は為になったと思います。
    読書はしている方だと思いますが、もっと古典を読んだ方がいいと思いました。
    英語もやっぱり勉強したいです。

    第1章「タテ・ヨコ・算数」の視点
    世界を見るために必要な視点は三つある
    「タテ」は時間軸
    「ヨコ」は空間軸
    「算数」はデータ
    GAFAやユニコーン企業の経営幹部はよく勉強していて、ダブルマスター、ダブルドクターの人もい大勢いる。
    しかし日本の現状は女性の社会進出は低く、ダイバーシティもなく、長時間労働が温存されていて勉強する時間もない。この3つが日本の低迷の根本原因。

    第2章「人・本・旅」から学ぶこと
    おいしい人生はどうすれば送ることができるか
    材料は「知識」「考える力」→「勉強すること」
    ルネ・デカルト『方法序説』
    アダム・スミス『国富論』
    コミュニュケーションは共通テキストの数→勉強していろいろなことを知る
    共通テキストのベース→数字(データ)

    本は選びやすい
    1つ目古典
    2つ目立ち読み
    3つ目新聞の書評

    第3章川の流れに流される人生
    人生は「運と適応」
    頑張るために必要となるのが「知識×考える力」

    第4章質疑応答(抜粋)
    Q小説を読んで得られるものは何?
    A小説には人生が書いてある。面白いものがいちばん優れていると思っているので哲学が上とか漫画がいちばん下とかの考えはない。どんなジャンルでも面白ければ読むべき。

    Q「ウィズコロナ」の時代に何を考え、どんな一歩を踏み出せばいい?
    A必ず収束するので今は「アフターコロナ」のことを見据えて、何をすれば将来のためになるのかを考えるのが賢明。

    Qステイホームが余儀なくされる今、有意義な時間を過ごすアイデアは?
    A読書「古典を一冊読むことは、ビジネス書10冊を読むぐらいの価値がある」

    Q人生のいい巡り合わせを、自分のほうに引き寄せるためにするべきことは?
    A岐路に立ったとき、まず「イエス」と答えるかどうかで変わる。「イエス」のほうが人生のチャンスは広がる。チャンスの時に走れるか、つまり勉強をしておくことがチャンスをつかむためには必要。

    Q仕事以外の時間を確保するためには?
    A断捨離。何かを捨てなければ好きなことはできない。

    Q将来起業を目指すために学んでおくべきことは?
    Aとくにやりたいことがなかったら、ひたすら英語を勉強してください。

  • 「最後の講義」シリーズ、西原理恵子さんと福岡伸一さんの本を既に読みました。

    出口さんの本はたくさん読んだので、講義の内容は聞いたことある話ばかりですが、質疑応答は良かったです。

    参加者は20歳前後らしいですが、出口さんの本をしっかり読んでいないと、こういう質問はできないのではないでしょうか。
    たくさん読んでいても、私にはできませんけど。

    わたくしごとですが、この春3つの事をやめました。
    正確に言うと、最後の一つはこれから伝えるので
    今あれこれ悩んでいるところ。
    ちょうど、この質疑応答が参考になりました。

    「たくさんある選択肢から、どれか一つを選ぶいい方法は?」
    (前略)決断をスムーズに行うには、トレードオフ(何かを得たり達成するためには、何かを失ったり犠牲にしなければならない関係のこと)を正しく理解し、どちらかを選ぶための情報をできるだけ多く集め、選び方のルールを決めておくことが大切です。

    「頑張るための原動力やモチベーションをどうやって維持し、向上させる?」
    まず諦めることです。流れ着いてしまったら諦めるしかしかたがないですから。やりたいことがある人は別です。(中略)
    カルヴァン派も実は諦めがスタートになっています。自分は選ばれた民に違いないから後は頑張るしかないと。
    ギリシャ・ローマのストア派もそうです。リーダーの家系に生まれたのだから最前線で戦うしかないと。
    歴史を見てみても、諦めるということはありのままの現実をそのまま受け入れることだとわかります。
    それが、モチベーションの源になるような気がします。(後略)

    ふっきれました。
    ありがとうございました。

  •  「最後の講義」とは、NHKの番組名です。どんな番組かと申しますと、〈知的最前線に立つスペシャリストたちが「もし今日が最後だとしたら、何を語るか」という問いのもと、学生たちに対して講義を行い、それを番組にしたもの〉。そしてこの本は、〈編集でカットされた未放送分を含め、最後の講義を再構成した完全版です〉。

     私は出口治明さんをとても尊敬しており大ファンなのですが、うっかりこの番組を見逃してしまったので、YouTubeに音声のみ上がっていたのを拝聴しました。またこの本が出ていることは知っていたので、書店に行った際探してみたら棚に挿さっていたので購入した次第です。

     字が大きく本も薄め(174ページ)なので、すぐ読めちゃいます。でも中身はすごく濃い。全部引用して紹介したいくらい、目からうろこが落ちまくりです。コロナウイルスは自然現象だから必ず収束する、今は外で超弩級の台風が荒れ狂っているのと同じだからステイホームしましょう、とか、高学歴というのは学校卒業後も勉強し続けること、その方法は「人・本・旅」の3つ、とか、やりたいことや好きなことがなかなか見つからないのは当然、とか、人生に必要なのは「強さ」や「賢さ」ではなく「運」と「適応」なのです、とか。

     日本が今直面しているさまざまな問題も、出口さんにかかると「タテ・ヨコ・算数」の視点でスーッと整理されてわかりやすくなるので興味が湧いてきます。経済的なことは苦手なのですが、この本を読んで知りたくなり、ちょっと勉強してみようかなと思わせてくれました。

     本書の後半は、生徒との質疑応答が収録されています。出口さんのいろいろなことに関する考え方がわかって興味深いし、すべて納得させられます。とにかく読書好きな出口さん、宮部みゆきさんや朝井リョウさんの作品も読まれているそうで、親近感がわいてうれしくなりました。

     しかしこれではまだまだ物足りない! もっともっともっともっと、出口先生のお話を聞きたい! だから今後もずっと著書を読ませていただきます!

  • 「もし今日が最後だったら、何を語るか」という問いのもと、学生たちに対して講義を行う番組「最後の講義」(NHK BS)で、出口治明さんが講義した内容を未放送部分も含めて再構成した完全版、とのこと。
    学生向けに講義する内容とのことで、お話も分かりやすく、すっと入ってきた。こういったことは、出来れば学生のうちに、社会に出てからであれば若手の頃に知っていた方が良いな、と思う。自分自身は、若い頃には、会社の中での仕事を覚えること、社内研修でスキルをアップすることで精いっぱいで、外の世界を観たり、外の大人の話を聞く機会を持とうとしなかったことは、反省であり、時間だけは巻き戻せないので後悔でもある。

    ただ、幸いにも本を読むことは好きだったし、ほんの数人ではあるが、尊敬する上司や先輩がいて、人生論や仕事論を聞いたりする機会もあったので、
    この本で出口さんがお話されていることの中にも、新しい知見と言うよりは、改めて確認、と言う内容もいくつかあった。
    時々、こういう本を読んで思うのは、自分の尊敬している大人と言うか、知識が豊富な大人は、結構同じことをおっしゃってるよな、と思うのだ。
    例えば、古典、哲学書を読むこと。
    例えば、情報はファクトを重要視すること。(出口さんの言う、タテ(時間軸)・ヨコ(空間軸)・算数(データ)は情報を見るのに大切な視点)。
    新しい時代、新しいことに対応していくには、新しい価値観(ダイバーシティ・ウィズコロナ)も必要だけど、結局、それを考えるために原点と言うか軸は、そういった基本的な、過去の知見に学ぶことなのかもしれない。

  • 自分で考える、行動する、知識を身につける。まだまだこれからだー

  • ■人生は「運」と「適応」
    ・人間が動物である以上、必要なのは強さではなく、「運」と「適応」
    ・適切な時に、適切な場所にいるという「運」を活かしながら、その運に対応できたものだけが生き残る
    ・川の流れに身を任せて、好きなものが見つかるまで、やりたい事が見つかるまで、どこかに流れ着いたら「適応」で器用に頑張る。

    ■適応するために必要なのが、「知識×考える力」
    ・置かれた場所で咲きなさい。

    ■人生を無駄にしたければ
    ▲済んだことを愚痴る
    ▲人に良く思われようとする
    ▲人を羨ましがる。

  • 多くの感動を呼んだ『最後の講義』(NHK)の書籍化最新刊! “知の巨人"出口治明学長が語る"転換期の日本で生きるヒント"「あなたは人生最後の日に何を語りますか」? NHK BSで放送され、大反響をよんだ「最後の講義」が、本になってよみがえりました。 登壇するのは立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さん。生命保険業界に革命を起こしたライフネット生命の創業メンバーであり、同社の代表取締役会長に就任後、立命館アジア太平洋大学第四代学長に転身。読書家としても知られ、読破した本は1万冊超という超・教養人。世界史、宗教、ビジネスなど多岐にわたるジャンルにおいてベストセラー多数。その言葉は刺激が満載! 90%以上の人はやりたいことが見つからない? 人間はあきらめが一番? 新時代の日本で生きるヒントが一杯! コロナ禍の中、リモートで行われたと講義は実に3時間にも及びました。これからの日本に対して期待と不安を抱えた生徒の質問に出口学長はズバリ答えます。本書は「最後の講義」を書籍化するに当たって、未放送だった部分も収録した完全版!

  • 新人研修準備のために、出口さんの本を読み始めて七冊目、いつの間にか、自分のための本になった。いい刺激の本で、誰に勧めようかと、悩んでしまう。

  • 若い人向けの本とは思うが、人生を有意義に過ごすためにとても参考になることが多く書かれている。これだけ様々な質問に答えられる引き出しを持ってるのも素晴らしい。人、本、旅から学んでいく、運と適応力が大切。

  • 読みやすい。人、本、旅のキーワードで、人生を面白くする本。悩んだ時には、あみだくじの発想もスカッとした。

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著者プロフィール

立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮社)、『0から学ぶ「日本史」講義 古代篇』『0から学ぶ「日本史」講義 中世篇』『0から学ぶ「日本史」講義 戦国・江戸篇』『歴史を活かす力』(文藝春秋)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)等多数。

「2022年 『人類5000年史Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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