「生きる力を引き出す」住まい 障がいをもつ方のくらしと家づくり パーソンデザインで考えるくらしを変える福祉住環境

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  • 主婦の友社 (2024年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784074550487

作品紹介・あらすじ

どのような原因で障がいをもつことになり、そのことでなに困り、それをどのように解決していくのかを、実際の住まいの状況やくらしの様子を写真や図面を用いて解説する実例集。障がいをもつご本人やご家族の参考書として、また支援する側の建築関係者、セラピスト、ケアマネジャー、福祉や医療を学ぶ方のバイブルとなる一冊。著者は阪神淡路大震災の仮設住宅で多くの人を支え、その後4000人以上の障がいをもつ方の住まいに携わった福祉住環境の第一人者である朝尾浩康氏。

感想・レビュー・書評

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  • ざっと眺めた程度。
    高齢者の障害者の住まいを中心に書かれているので、小児の場合はもっとワクワクする要素とか入れたい。

  • 障がいを持つ方々の住環境をいかに整えるか。
    福祉住環境の構築に30年以上携わる著者の事例中心に書かれている。

    写真も多く、イメージしやすい。
    住環境を整えるには色々なアプローチがある一方で、当たり前だが、利用する方の暮らしの背景や趣味嗜好等を踏まえた「パーソルデザイン」の考え方が肝要。

    冒頭で問題提起のあった「介護保険制度導入から2年後の2002年から2020年まで、住宅改修費がほぼ横ばい(一方、福祉用具レンタルは3.6倍に増加)」なのは何故なのか・・?
    読み飛ばしたのか、謎が残る(調べよう)。

    障がいがあったとしても、できる限りのことを自分で行い、自己決定権を失わないことがその人らしく生きることなんだと改めて学んだ。
    これは障がいのありなしに関わらず、誰もが健やかに暮らしていくために必要な観点だと思う。
    -----------------------------------
    - 僕は障害のある人と関わる仕事をずっとやってきたので、ある程度は当事者の気持ちが理解できているつもりでした。でも、本当のしんどさはあまりわかっていなかった。自宅に戻って思い知らされたのは、事故で僕が失ったのは体の機能の一部だけじゃなかったということでした。体が動かない僕は、何をするにも誰かの手を煩わせることになります。だから、何をするにも事前にお伺いを立てなくちゃならない。つまり僕は、事故にあったことで自己決定権を失ってしまったそれが何よりもストレスになるということを、当事者になってはじめて知りました。

    - 自分で動きたい気持ちは、きっと誰にでもあるのでしょう。住まいをくらしやすく改修することは、そんな気持ちを引き出すことなのかもしれません。

    - まさにトイレは生きる力を引き出す場所なのです。そして皆さんもそうだと思うのですが、トイレは誰にも見られたくない場所であり、1人で心落ち着いて過ごせる場所でもあります。それは障害をお持ちの方も当たり前のように強く思うことなのです。

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