宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職

  • 主婦の友社 (2025年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784074606931

作品紹介・あらすじ

モチベーションの低下、収入の不安、アイデンティティの喪失――。定年を前にした50代が直面する三重の悩みに、あなたはどう向き合いますか? 宇宙飛行士・野口聡一が定年を前に安定の象徴たるJAXAを手放し、自らの未来を切り開いた理由と、その舞台裏を大公開!「たった一度の人生。定年に振り回されないためには、何を武器に戦うのか?」すべての中高年サラリーマンに捧ぐ、渾身の一冊。

みんなの感想まとめ

定年前の不安や悩みを抱える50代に向けた一冊で、著者が自身の経験を通じて、人生をどう切り開くかを考えさせてくれます。宇宙飛行士という特異な経歴を持つ著者が、安定した職を手放して新たな道を選んだ理由や、...

感想・レビュー・書評

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  • オイラが毎週聴いているラジオ番組より5分ほど早く、ラジオのスイッチをONにした。
    そうしたらこの本の紹介をしていた。

    これはお金を出してでも読みたい!

    そう強く感じて、一番早く手に入る所だけ検索してネットでポチリ。
    そして自宅に到着して一気読みしたのが、この本。(便利な世の中に感謝w)

    まさにオイラにはドンピシャだった!

    でも全ての世代の人にも、共感できる部分はあると思う。

    一個前に読んだ本でオイラは世界(外側)を考えてみた。
    この本では自分(内側)を考えることが出来ると思う。

    一読をお勧めします。

  • 野口さんは本当に賢い人なので、
    色々と合点がいった。

    ◾️会社員にとって 
    退職届は、最後にして最大の特権

    それでも、辞めるという大きな決断を部下がしたときは、上司はそれを最大限尊重しないといけない

    ◾️日本の労働生産性が悪くなっている

    熱意を持って働いている人 5%
    (世界平均 23%)

    なぜ日本の会社員はやる気がないのか
    ①強いられる長時間労働とワークライフバランスの欠如
    ②失敗を恐れてチャレンジできない企業風土
    ③部下の意見が上司に反映されにくい組織の硬直化
    ④無意味な事務仕事と社内会議の横行

    わざとさぼる割合 23%
    理由 組織や上司に対する不満

    マイクロマネジメントが横行
    納得のいかない目標を社員に突きつけ、細かな指示を出して管理ばかりしたがる

    いまだに昭和の謎ルールに支配されている企業がほとんど。

    納得

  • 私も50歳になり、次の10年になにをするかを考えた時にこの本に出会いました。 私からしてみると偉業を成し遂げた人なので、でも他から見た人ってすごい、何でもできるという印象を持つかもしれませんが、野口さんの本を読む限り、悩みとは尽きず、乗り越えければならない壁が人それぞれにあるなということ。今の自分の棚卸しと次のステージに向かえることを始めてみようと。

  • 宇宙飛行士・野口聡一さんが書く本なのだから、
    当然宇宙本かと思って手に取った。
    違った。

    これは50歳過ぎのサラリーマンに贈る転職心構え本だった。
    書いた人がたまたま超スペシャリスト、宇宙飛行士だった、というにすぎない。
    別に私が書いたっていい。
    ただ、それじゃ売れない。
    極限状態の経験をした人が、その組織を離れて、自分で生きていくことを決意した、
    そのプロセスを読む本だった。

    ・・・なので、、というわけではないが、得るところはそんなにない。
    転職だったら経験はこちらの方が上。いま5社目。
    来年に控えた65歳定年の後も、どう生きてやろうか模索中。
    嘱託としてしがみつくか、ここぞと独立するか。
    気分は後者がいいけど、安定した収入は前者だろうな。
    でもそれでいいのか。
    嫌な思いをしてまで宮仕えをするかどうか。

    ま、発見という意味では、
    野口聡一さんほどの人でもこういう悩みにぶつかるってことが新鮮だった。



    1 私がJAXAを辞めるとき
    2 中高年を取り巻く働き方の現状
    3 中高年の働き方改革
    4 今こそ「弱さの情報公開」を
    5 女性の退職・転職論
    6 定年前退職から始まるセカンドキャリア

  • この年代になると、仕事の飽きもあるし限界を感じることも多いが、次に進むには受け皿があることが前提だ。受け皿がなくてみんな困ってる。そこじゃないのかな。動きたいのに動けない。受け皿がないのである。

  • JAXAにしろ、地上職も色々大変なんだな。と。 
    背中を押される一冊に。
    …なるかは、少し時間を開けてみる。

  • おもに著者自身の自分語りメインの内容。参考になる内容は少なめ。(表紙の画像がいかつくて、目に入るのがキツくてすぐに手放した…汗)

    日本の会社はずっと続いてきた「場(会社や組織)の支配力」が大きすぎるとのこと。

    JAXAですら経営の大義名分のもとに、さまざまな過剰支配やマイクロマネジメントが横行していてるそうだ。

    貧すれば鈍す、の今の日本の状況では、一般企業なら尚更だろう。企業や会社だけでなく、日本全体に閉塞感が蔓延していて、私も周囲の人もメンタルを壊すし、不登校の数もふえるのも、さもなん。

    この書籍の内容で意外だったのが、べてるの家、当事者研究 といったキーワードが出てきたこと。

    以下、メモ

    ★宇宙飛行を経験してわかったことは、人はおそれを感じていると冷静な判断ができない。リスクを過大評価してしまい、短絡的で安全な現状維持に固執しがち。

    新しい世界に踏み出せないのは、自身の心がブレーキをかけているから。
    「港にいる船は安全だ。でもそれは船が作られた目的ではない」

    ★長い人生を見据えたうえで、まずは棚卸しをしてみる。
     自分はどうなりたい?
     どんな仕事をやってみたい?
     これって使えるスキルかも、と言う得意技をみつける

     方向性が見えてきたら、その準備段階として退職があり、
     その先にやってみたい仕事があれば転職する。
     退職自体は目的ではなく、自己実現のための手段である。
     転職するほうが自分らしく生きられると判断できれば、外へ出たらいい。

    ★「辞めるか?辞めないか?」から、「辞めよう、そして次にどうする?」に考え方を変えると、明確に世界が変わる。

    ★自分の肩書を、自分で考える。自分の価値を見出すことにつながる。

    ★将来の不安はお金の不安。数値化して、客観的に見る。お金も棚卸しをしておく。ファイナンシャルプランナーと二人三脚で考えることが有益。話すことが大事。

    ★転職時に不安・不満が生まれるのはもっとも。
     ただし、漠然とした不安にかられてはいけない。
     数字と、職場条件や環境など、数字にならない条件をすべて可視化してみる。
     収入が足りないなら、違う収入が得られる方法がないかを探りながら前に進む
     それが人生設計

    ・自分の得意技×自分の経験 で職業を掛け算して自己実現に繋げる

    ・安心:不安の裏返し。リスク評価が必要。
     安全:リスクを最小化するために対処すること。
     
    非論理的・明文化されていないリスクがある場合、恐怖によって状況は悪化し、安心の確保は難しくなる。

    こうなると、自己保存に集中してしまい、最も短絡的で安全な選択肢を選んでしまう。現状維持に固執する。



    ・今いる部屋を飛び出さないと、新しい扉は開かない

    ・今の仕事をキープしながら次のステップを確保したいと思っても、それは今いる場所から手の届く範囲のものでしか無い。今の場所から見える範囲でしか探していないから、ものすごく狭い。

    今いる場所から探しているから、動けないにすぎない。仕事を辞めて外の世界へ飛び出してみると、実に広い世界からいくらでも選ぶことができる

    ・辞めて大変なんだよ、といいつつも、ほとんどの人が後悔していない。

    ・副業でキャリアの複線化にトライしてみる

    ・弱さの情報公開。一般的に日本人は苦手。昭和のおじさんならなおさら。
     辛いときには、心が折れそう、と吐き出すこと。それが問題解決の糸口になる。

    ・べてるの家、当事者研究

    ・評価軸が自分の外にある限り、他者との比較から逃れられない。

  • 変化には不確実性が伴う、が、必要以上にそれを恐れてしまうと現状維持バイアスがかかってしまう。
    変わりたい気持ちが高まると、現状を保存したい気持ちも強くなる。
    =自己矛盾

    リスクを恐れて港に留っていれば確かに安全ではあるが、それでは船を造った意味がない。

    A ship is safe in the harbor, but thst is not what ships are built for.
    John A. Shedd

    子供達だけではなく、野口さんの言葉はとてもわかりやすく、心に真っ直ぐに伝わります。
    年齢にかかわらず、長い人生という道を歩くとはどういうことかを考える上で、多くの人に読んでみて欲しい本だと思います!

  • 今まさに思ってることだ。俺のこと過ぎてビビった。辞めたい。

  • 宇宙飛行士の野口さんがキャリアに悩みながらも切り開いてきたこと、そして50代になってもなお挑戦し続けている姿に元気をもらった。
    彼みたいな50代になっていたい。

  • 転職を考えているので読んでみたが、参考になったのは最終章だけ。野口さんも退職するのに悩んだのだろうけど、彼のスペックの高さは私とは比べ物にならない。そんな人と一緒にされてもなぁとひがんでしまう私がいた。言いたいことはわかるけど…

  • セカンドキャリアについての考え方を野口さんの思考プロセスを通して学ぶことができる好著。
    私自身はまだもう少し時間がありますが、いまのタイミングでこの本を読めたことはよかったと思いました。

  • 人は恐れを感じていると冷静な判断が出来ない。リスクを過大評価してしまう。

    そうか、決断できない人は恐れているのか

  • JAXAといえでも所詮サラリーマンなのだ。
    宇宙飛行士でも目標を達成したあとは喪失感に襲われる。
    野口さんも人であり、一般的な人と同じような悩みや辛さがあるのだと思うと、どんな人でも隣の芝生は青く見えることがよくわかる。
    心情がとても素直に記録されており参考になる。同じように転職や退職を考えている人は勇気を貰えると思う。

  • 50歳からの定年退職というタイトルだが内容は退職して転職しような話。早期退職で後悔が少ないや行動して後悔はないといった話は共感できる。ただ、その後は転職して働き続けようは自分の考え方とは異なる

  • 飛び出さないと扉は開かない。
    元宇宙飛行士の野口さんの実体験からくる言葉の
    数々は心に刺さる。
    真剣に読者に語りかけている感じが、野口さんの
    人としての素晴らしさが感じられた。

  • 有り 366.2/ノ/24 棚:9

  • □選定理由
    ・タイトル周りの、宇宙飛行士の着陸哲学というキーワードに興味を持った為

    □感想
    ・宇宙飛行士野口氏の実例を交えながら、中高年世代の状況(日米との対比も多用)を提示し、どのように先に進んでいくか?を投げかけている。
    ・自分の頭で自分の人生について考え、勇気を持って先に進めて行くことが大事だなと感じた。

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著者プロフィール

1965年、神奈川県横浜市生まれ。1991年、東京大学大学院修士課程修了。1991年石川島播磨重工業(株)に入社。航空宇宙事業本部に所属し、ジェットエンジンの設計及び性能試験業務を担当。1996年5月にNASDA(現JAXA)が募集していた宇宙飛行士候補者に選定される。同年6月、NASDA入社。同年8月からNASAが実施する第16期宇宙飛行士養成コースに参加した。1998年4月、NASAよりミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)として認定された。同年7月から8月、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)における基礎訓練コースに参加した。その後NASAにおいてMSの技量維持向上訓練を継続すると同時に、宇宙飛行士の立場から「きぼう」日本実験棟の開発支援業務に従事した。2001年4月、ISS組み立てミッションであるスペースシャトル(STS‐114)の搭乗員に任命される。野口宇宙飛行士ら7名を乗せたディスカバリー号は2005年7月26日打ち上げ、8月9日帰還。

「2006年 『スィート・スィート・ホーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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