ラテンアメリカの文学 1

  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784081260010

感想・レビュー・書評

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  • 岩波『伝奇集』再読ダミー

  • 「バベルの図書館」が読みたくて手にした本。宇宙のように無限に広がる図書館のイメージはとても好きな世界だった。
    全体的に小説なのかどーなのかもわからないものが多かったが独特の視点と世界観がありさすがだなぁ、と感心。しかし、この本の内容をすっかり理解したかと言われると全くもって自信がない。

  • これに収録されている『アレフ』がすごく好き。
    階段の段と段の間の小さな一点、「アレフ」に、世界中のすべてが同時にかつ無限に詰まっている。
    これを読んでから、道で偶然ビー玉とか透明で球体のものが落ちているのを見つけると、なんとなく「あ、アレフだ!」と思ってしまう。

  • 『伝奇集』ほか2冊分収録。
    文学論と幻想小説が入り混じった不思議な文章。
    汚辱の世界史は犯罪小説集というかルポというか。
    言及されている文学作品とかの知識がほとんどちんぷんかんぷんだったので、もっと賢くなってから、また読もう。

  • ラテン・アメリカ文学の巨匠、ボルヘスの最高傑作ともいえる作品。ちゃんと表紙つきの方もあったのですが、篠田訳で読んだので素直にこっちということで。馬鹿な自分にとっては難解すぎて、解らないを通り越して一周回って元に戻ってきた感じです。ここまで来ると逆にすっきりします。
    「わたしを読んでいる君よ、君はわたしの言葉を理解しているという確信があるかね?」…さっぱりです。けど、雰囲気だけでも「バビロニアのくじ」、「八岐の園」、「円環の廃墟」、「ピエール・メナール」は面白かったです。「円環の廃墟」なんか夢を見ることを題材にここまでの小説を作れるのかと驚愕しちゃいました。面白かったんだけど、理解できるようになったらもっと面白く思えるんだろうなぁ…。ということで、そういうものも含めて三ツ星という評価に。ボルヘスが悪いんじゃない、自分の読解力が足りないんだ。

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著者プロフィール

1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。
驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。
小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。

「2021年 『記憶の図書館 ボルヘス対話集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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