コレクション 戦争×文学 19 ヒロシマ・ナガサキ

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  • 集英社
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本棚登録 : 83
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (816ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784081570195

感想・レビュー・書評

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  • 私はなになにすべきだというべき論は好ましく思わないのだが、戦争の記録や戦争文学分けても広島・長崎の被曝とナチによる強制収容所に関するさまざまな作品を一度は読んでおくべきだと言いたいのです。二度と同じ過ちを犯してはならないからです。大田洋子著『屍の街』が出色。井上光晴著『夏の客』、後藤みな子著『炭塵のふる町』も悲しい。いや、すべての作品が悲しいのです。

  • 原爆は人道上許されない悲惨な兵器である。アメリカを国際裁判にかけ、弾劾されるべきである。

  • 「閃」というタイトルがついている。後藤みな子さんの文章を読もうと思って、てにとったと思われるんだが、結構読み進めてしまった。

  • 中短篇によって編まれているのが、この『コレクション 戦争と文学』のひとつの特徴である。
    本巻『ヒロシマ・ナガサキ』は、原民喜「夏の花」くらいしか読んだことのある作品がなかった。

    全て読んでみたところ、小説として良くできているとは言い難いものもあったが、それは題材の重さに起因するのだろう。
    あまりにも「伝えたい」「書き残したい」という想いが全面に出すぎてしまっているものが多かったように思う。

    戦争文学や、ヒロシマ・ナガサキを扱うときの難しさがここにある。
    筆を執り始めた動機自体には極めて痛切なものがあるにせよ、表現形式として(たとえばルポルタージュではなく)小説を選ぶのであれば、まず小説として成功しなくてはいけないだろう。
    でなければ、いかなる想いで書かれようとも、後の世には残らない。

    「夏の花」が際立って優れているのは、あの作品が描いていることや、原の想いはもちろんだが、なによりそれらが小説という形式のもとで結実し、成功しているからである。

  • 戦争×文学シリーズ

  • 今、福島第一原発の問題を抱えている日本人として、原爆や原発作業員について触れたアンソロジーは、もう、なんといっていいのか、ともかく大変なことなのだ、ということがひしひしと身のうちから膨れ上がってきました。
    被爆された方の作品、生々しさ・・・そしてたくさんの、たくさんの死・・・・それに対しての、まったく原爆から離れた人間の、被爆を語るうわっつらなすべすべした日本語・・だけど、それを批判することはできない。たぶんわたしが何か言おうとしてもこれに似たものにしかならない。すべすべなのだ。だからつるっとすべって、「原発」が安全なんて思うんだ。

    ・・・朝日新聞で始まった連載記事、「プロメテウスの罠」・・・この連載第一回を読んで、「なんだこれは」と自分の無知を思い知らされたから、なおさら、このアンソロジーは読むのが堪えた。

  • 和図書 918.6/Ko79/19
    資料ID 2011101676

  • 無知でいることは罪ではないけど、昨今の情報社会で知ろうとしないことは罪だな、と戦争文学を読むと痛感。

    「安らかに眠るには核が多すぎる」
    小栗和歌子の俳句ですが、今の日本。原発問題と関連するエネルギー問題もどうなるのやら。その前に政府ですが・・・。

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