孤絶せし者 冒険の森へ 傑作小説大全 19 (冒険の森へ 傑作小説大全)

  • 集英社
3.83
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784081570492

作品紹介・あらすじ

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。
第7回配本、第19巻「孤絶せし者」は、映画も大ヒットした真保裕一の傑作長編「ホワイトアウト」を軸に、様々な<孤絶>の形を描いたバラエティ豊かな作品群、全11編を収録!

●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏

[編集室から]
「海の冒険」で一巻を立てるのだから、当然「山の冒険」でも一巻、と思っていた。
しかし、新田次郎、井上靖はすでに投入してしまったし、夢枕獏委員の「神々の山嶺」は長大過ぎて、残念ながら初めから対象外であった。
しかし、「冒険」第二世代の傑作「ホワイトアウト」はぜひ収録したかった。で、「山」はやめてきわめて唐突に「孤絶」がテーマになった。なにも「ロビンソン・クルーソー」の状況だけが「孤絶」ではないのである。

[収録作]
【長編】
真保裕一「ホワイトアウト」
【短編】
椎名誠「漂流者」
板東眞砂子「盛夏の毒」
浅田次郎「永遠の緑」
篠田節子「幻の穀物危機」
桐野夏生「ジオラマ」
【掌編】
中島らも「ラブ・イン・エレベーター」
宮部みゆき「車坂」
星新一「霧の星で」
北杜夫「贅沢」
筒井康隆「画家たちの喧嘩」

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホワイトアウト以外、読了。人気作家のショートショートと短編が収録されている。短編5編が良かった。椎名さん以外は再読だったけど。浅田さんはホロリとさせるし、篠田さんはパニック小説で、桐野さんは虚無感、板東さんは、こってりしたいやらしさを感じさせる。それぞれの作家さんの特徴がよく出てると思った。ホワイトアウトも読もうと思ったけど私には長編過ぎて断念。

  • 長編、短編、掌編を11本収録したアンソロジー本です。
    孤絶をテーマに様々な筆者の作品が集められており
    読み応えがあります。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真保裕一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×