ふしぎなスカラベ ファーブル昆虫記 (1) (ジュニア版ファーブル昆虫記)

  • 集英社 (1991年3月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784082310011

作品紹介・あらすじ

動物のふんを玉にしてころがす甲虫─ふん虫たちの不思議な習性。スカラベたちがいなければ、地上はよごれて草はかれてしまうはず。

みんなの感想まとめ

動物のふんを利用する甲虫の不思議な生態を描いた本書は、ファーブルの昆虫への深い愛情と観察力が光る作品です。読者は、ファーブルの実験を通じて、昆虫の生態を知る楽しさを感じることができます。特に、スカラベ...

感想・レビュー・書評

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  • 「ファーブル昆虫記が好きで、小学校の時、毎年の誕生日に1冊ずつ買ってもらった」
    「最近奥本さん訳の完全版を見つけ、8万円したけど頑張って買っちゃいました」
    という話を同僚の女性から聞き(彼女は変わっているよなと改めて思う)図書館に行った時に、見つけ読んでみる。

    大人が読んでもふむ、面白いね。
    ファーブ先生の甲虫への愛と実験をして生態を深く理解しようとする姿が面白い。「30年越しで育児用の玉を見つけた」とか。

    また、彼女から実はこれはスカラベサクレでは無かったんですよと聞かされていたので、本の中に出てくる「羽化したては背中は赤くお腹は白く、これはキリスト教の神父様のように見えます。まさに聖なる甲虫(スカラベサクレ)です。」とかたまに、スカラベサクレ愛が高まって来る表記があるが、「ファーブさん違うようですよ」とか思ってしまい、ツボる。

  • (2014.07.30読了)(1999.04.26購入)
    副題「ふしぎなスカラベ」
    かつて、「昆虫記」は、岩波文庫で二十分冊で発行されていました。第十四分冊まで読んでいますが、まだ六分冊残っています。
    子供向けに小峰書店から出ている7冊の「こんちゅう記」は子供に買ってあげたのを読みました。
    岩波文庫版で読み通せばいいはずなのですが、NHKの100分de名著を奥本さんが担当しているので、奥本訳に挑戦してみることにしました。抄訳で8巻ということです。ただし、8巻目は、ファーブルの伝記です。
    10歳から大人までとなっていますので、イラストや図がたくさん入ってわかりやすくて読みやすくなっています。
    昆虫の生態を屋外の自然状態での観察のみで明らかにするのはたいへんなのでしょう。ファーブルは、つかまえてきて観察しやすい環境で観察したり実験したりしています。
    かなり意地悪ともいえるような実験も繰り返し行っています。読むと実にいろんなことが分かってきます。「昆虫記」が、多くの人に読まれてきたのももっともです。
    第1巻は、フンコロガシの話です。フンコロガシの幼虫が、親の作ってくれた糞の玉の中で糞を食べて大きくなるのですが、その玉に外から穴をあけると幼虫は急いで穴をふさぐのだそうです。フンコロガシの仲間の中には、ずっと親がついている種類もあって、親が修理してくれる場合もあるとか。
    幼虫がさなぎになって成虫になって出てくる時期は、雨が降って閉じこもっている糞の玉が柔らかくなる時とか。
    卵を何個まで産めるのか試すために親が作った子供のためのナシ玉を隠してみたりもしています。昆虫を観察するための仕掛けを考えたり、昆虫の生態を確かめるための実験をあれこれ考えるのもファーブルにとっては、楽しいことだったのでしょうね。

    【目次】
    はじめに
    1 アヴィニョンの五月
    2 スカラベ・サクレ
    3 オオクビタマオシコガネ
    4 ヒラタタマオシコガネ
    5 アシナガタマオシコガネ
    6 イスパニアダイコクコガネ
    7 ツキガタダイコクコガネ
    8 ヤギュウヒラタダイコクコガネ
    9 センチコガネ
    10 ミノタウロスセンチコガネ
    昆虫って何だろう
    ファーブルの生涯(年表)

    ☆関連図書(既読)
    「昆虫記 第一分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1942.11.25
    「昆虫記 第二分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1931.07.05
    「昆虫記 第三分冊」ファーブル著、山田吉彦訳、岩波文庫、1947.02.06
    「昆虫記 第四分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1947.02.25
    「昆虫記 第五分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1934.12.15
    「昆虫記 第六分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1941.12.22
    「昆虫記 第七分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1941.10.07
    「昆虫記 第八分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1951.03.25
    「昆虫記 第九分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1930.04.05
    「昆虫記 第十分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1930.02.05
    「昆虫記 第十一分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1951.04.25
    「昆虫記 第十二分冊」ファーブル著・山田吉彦・林達夫訳、岩波文庫、1931.05.25
    「昆虫記 第十三分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1930.09.25
    「昆虫記 第十四分冊」ファーブル著・山田吉彦訳、岩波文庫、1931.10.15
    「ファーブル こんちゅう記1」小林清之介文・横内襄絵、小峰書店、1974..
    「ファーブル こんちゅう記2」小林清之介文・横内襄絵、小峰書店、1974..
    「ファーブル こんちゅう記3」小林清之介文・横内襄絵、小峰書店、1974..
    「ファーブル こんちゅう記4」小林清之介文・横内襄絵、小峰書店、1974..
    「ファーブル こんちゅう記5」小林清之介文・たかはしきよし絵、小峰書店、1974..
    「ファーブル こんちゅう記6」小林清之介文・横内襄絵、小峰書店、1975..
    「ファーブル こんちゅう記7」小林清之介文・たかはしきよし絵、小峰書店、1975..
    (2014年8月2日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    アフリカの大草原に何億という獣がいて、それぞれがふんをするはずなのに、大地がきれいなのはなぜか。それは、スカラベをはじめとするふん虫の仲間が、あっという間に処理してしまうからである。この虫たちは、自然が循環していることを、見事に見せてくれている。ツチハンミョウの仲間は、何千もの卵のうち、ごくわずかしか成虫になれない。神秘とスリルに満ちた生態を解明する。

  • 娘は低学年の時にこのシリーズを学校で全巻呼んだらしい。「その辺の子供向けのやつ読むくらいなら、こっちの方が絶対面白いからオススメ。子供向けのって色々はしょってあるんだよね」だとか。息子に強くすすめていた。
    私は子供の頃、この1冊だけ持っていた。

  • 日本でよくフンコロガシ(スカラベ)といわれる虫についての話でした。
    文章の構成が上手く、最初から順番に読んでいくと徐々に理解していける構成になっています。
    文章は読みやすく、糞を餌とする昆虫について、とても勉強になる本でした。

  • このシリーズは中学生のころ、お小遣いを貯めて1冊ずつ買ったという、とても思い入れの深い本です。イラストがとても可愛らしく、私の昆虫に対する意識を根本から変えてくれました。本能のはたらきのすごさと限界も知ることができました。

  • ◆きっかけ
    俵万智『本をよむ日曜日』で以下のように紹介されていて。ブクログにはファーブル昆虫記全てを登録はせず、1巻のみ登録。

    ファーブルは小学生の時に数話読み、面白かった記憶がある。また読み返してみたくなった。この書評が素敵で、Evernoteにコピー記録。
    「「おもしろいわよ。たまには、こういうのも読んでみたら?」物語にばかり偏る私に、勧めてくれたのは母だった。」←素敵なお母さん。娘のことをよく見ているからこそのアドバイスだよなぁ。そんなお母さんになりたいと憧れる。
    「むしろ、そういう体験をすることなしに大人になってしまうことのほうが、こわいような気がする。(中略)愛情は、なにもないところからは生まれない。まず「知る」ことが、愛情のめばえのスタートだ。(中略)無意識のうちに、自分の心のなかでは大切なものが育まれていたように、今では思う。2017/1/21

  • スカラベすげえーーーーーー!!!!!
    フンコロガシと思って軽く見るなかれ・・・すっごい虫だったんだぞ・・・。

    あとファーブルも思ってたよりずっと変な人っぽいぞ・・・・・・!!!

  •  これほど有名な著作であるのに、一度もきちんと目を通したことがなかった。先月、NHK のEテレ「100分de 名著」は「ファーブル昆虫記」がテーマだったので、この機会に少しでも読んでみたいと思った。

     以前この奥本大三郎氏の訳本が出版された時、シリーズで8冊購入していた。当時小学生だった長女に読ませたいと思ったからである。今回は逆に私が娘から借りて読むことになった。

     私は極めて田舎に居住しているが、世の中にこんなにたくさんのふん虫が存在することを知らなかった。「くそ虫」とか「ふんころがし」などと言って見向きもしないので、その生態も見たことがない。だからファーブルが書いたものを読んで初めて知ることばかりだ。

     先日たまたま見た「ニューヨーク、恋人たちの2日間」という映画に、便所掃除のイメージとしてなのか、たった5秒間ではあるが、ふん虫が自分より数倍も大きいふん球を逆立ちした格好で後ろ肢を器用に使い転がす姿が映されていた。思わず何度も何度も繰り返し再生して観察した。

     この奥本大三郎氏の「ファーブル昆虫記」はシリーズ全8巻である。あと7巻残っているので、様子をみながら全巻読みたいと思っている。

  • 小学生が読める本になっています。はじめに、の部分で
    「この中に登場する虫で日本にいないものについては、解説をくわえました。また、ファーブルの時代の、フランスのいろいろな風俗や習慣などについて、おりにふれて説明しました。現代の昆虫学者ならこう考えるだろうという点についても、おぎなってあります。」
    と書いてあるとおりの内容でした。

    昆虫記は全10巻ですが、このシリーズは「その中から、とくにおもしろくてたいせつなところばかりとりだして、書きあらめたものです。」だそうで、全8巻。最終巻は伝記だそうです。

  • 非常に有名なファーブル昆虫記、この年になって初めて読みました。

    正直、フンコロガシなんてよく知らんし、興味もないしという感じだったのですが、読んでみると確かにおもしろい。自然てよくできているなぁ、よくもここまでおもしろい発想で、昆虫を観察できるなぁと思わせられます。スカラベというのは私の身近ではまず見ることのない昆虫なのですが、読み終わると妙に親近感を覚えてしまいます。

  • 最高面白い

  • 子供の誕生日に頂きました(^ ^)

  • 昆虫すごい。子供時代何回も読み返しました。

  • 小学生の頃、親が買ってきた。
    親の気持ちもわからないではなかったが、途中で投げ出し、テレビゲームへ。

  • 奥本大三郎さん訳のファーブル昆虫記全8巻のうちの第1巻。スカラベとは、たぶん「フンコロガシ」のことだと思うけど、その生態が面白い。特に卵の話に大いに興味が沸いた。自分でも最近買ったN社製のファーブル顕微鏡で鶏の卵の殻を観察してみようと思う。

  • あちこちで子供向けに和訳されているファーブル昆虫記ですが我が家にあったのは奥本大三郎さん訳、8巻構成(8巻は伝記)の新書です。たぶんこれ。
    もう何度読み返したかわかりません。表紙なんてとっくに取れてクリーム色の本体表紙のほうが印象強い。
    小学校時代は伝記部分の面白さがわからなくて1〜7巻をフルリピートして読んでました。
    何度読んでも読み返すたびにへぇ〜と思う部分がある、スルメ本。

  • 小学生に時にめっちゃ読んだ.


    すごいはまったのを覚えてるけど,

    どんな知識が詰まってたかは…

  • 動物のふんを玉にしてころがす甲虫─ふん虫たちの不思議な習性。スカラベたちがいなければ、地上はよごれて草はかれてしまうはず。

  • 私の爬虫類好きの原点

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著者プロフィール

奥本 大三郎(おくもと だいさぶろう)
フランス文学者、随筆家。昭和19年(1944)大阪生。
東京大学文学部仏文学科卒、同大学院修了。
埼玉大学教授、大阪芸術大学教授などを歴任、埼玉大学名誉教授。
1991年より2010年まで日本昆虫協会会長。
現在NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、
訳書に『完訳版 ファーブル昆虫記』(全10巻)など多数。

「2022年 『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥本大三郎の作品

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