学習まんが 日本の歴史 2 律令国家をめざして (全面新版 学習漫画 日本の歴史)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784082391027

作品紹介・あらすじ

まんががおもしろい、だから歴史がわかる

集英社創業90周年記念企画『学習まんが 日本の歴史』全20巻

第2巻は、「律令国家をめざして」《飛鳥時代》

外国を意識することで、国としてのまとまりが強まる時代です。中国に留学生を送って、進んだ文化や制度を取りいれつつ、天皇が中心となる中央集権化を進めました。


第1章 仏教の本格的な伝来
第2章 国際国家としての目ざめ
第3章 大化改新
第4章 壬申の乱
第5章 律令国家へ

感想・レビュー・書評

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  • 倭の国から日本へ。そして、リーダー誕生!
    やはりリーダーがいなければみんながあちこち違う方向へ向かってしまう。天智天皇、天武天皇。カリスマリーダーの誕生で国が一つにまとまるのかな。
    と思いきや、今度はリーダー争いで戦いが頻発している。
    生きる為に戦ってきた人達が今度は権力争いで戦う。なんとも人間は欲深くなってきたものだ。
    それにしても、この頃は妻は違えど子供は沢山。権力者はやりたい放題だったのですね。多分この頃の女性は、そんな権力者の子供が出来ることが何よりも喜ばしいことだったのでしょう。

  • 蘇我氏・厩戸皇子が手を組み物部氏を打倒したことで、日本は仏教を積極的に受け入れて行く。日本に仏教が伝播したのは、この戦いがターニングポイントだったかも知れない。
    厩戸皇子が亡き後に台頭したのは蘇我氏で、厩戸皇子一族を滅ぼしてしまう。これが却って反対勢力の結束へ繋がり、有名な大化の改新へ繋がる。
    飛鳥時代から白村江の戦いで、中国の技術進歩に衝撃を受けた話も面白かった。

  • なんとかの皇子たちの名前はいつまでたってもおぼえられないのよね。あんまり関心ないからでもあるわけだが。表紙は荒木飛呂彦先生でかっこいいが、やはりこのシリーズのマンガの方が魅力的な感じがある。(話としては同じようなものだが後発の小学館の方が上か)

  • わかりやすかった〜!絵もなんか自然な感じだし、カラーもあって読みやすい。
    表紙がワクワクする。写真や資料も多かった!

    推古天皇・聖徳太子・蘇我馬子

    蘇我蝦夷、入鹿

    中臣鎌足・中大兄皇子(天智天皇)

    天武天皇

    持統天皇・文武天皇

    って人を軸にしているから、
    どういう経緯で天皇になったかとか、
    それぞれどんなことをしたか、どんなことがあったかがわかりやすかった!

    学生の時に感じた、
    ・急に新しい人出てきた!とか、
    ・唐とか隋とか百済とか、「なんでこんなに外国の名前が出てくるんだ…」と混乱するのとかが解決された。。
    学生の時に読んでおきたかった〜><

    特に聖徳太子が冠位十二階や憲法十七条を定めたり、法隆寺を建てた経緯が分かりやすかった。(隋に門前払いをされたけど、それで諦めるのではなく、対策したんだなー!)

    面白いし、分かりやすいしでよかった^^

  • カラーの部分がちらほらあるのが理解の手助けになりました。
    同じ人物は同じ色の服で再度出してくれることで、漫画版日本の歴史でよくある「この人誰だっけ?」状態に陥ることなく読みきり、流れを掴むことが出来ました。
    3巻も同じ集英社版で読みたいと思います。

  • 2巻は飛鳥時代を描いています。

    1章は律令国家の成立にとって、とっても大事な仏教の伝来について。仏教という、いわば大陸の新しい?思想を受け入れるにあたっての物部氏と蘇我氏の争いも描かれています。

    2章は日本が大陸の大国・隋との外交のために、国として成長していくさまを描いています。要は推古天皇の御世に蘇我馬子と厩戸皇子が摂政として政治を行い、遣隋使を派遣するあたりの話です。厩戸皇子を前面に出すわけでなく、あくまで国際国家として日本が整えてきた政治体制についてを主に描いているところがいいなと思いました。

    3章は蘇我氏が権勢をふるっている頃から大化の改新までの話。まだまだ歴史の出来事の流れがシンプルですねこのころは。でもありがたいのは乙巳の変から大化の改新までだけでなく、正真正銘大化の改新と呼べるところまでのさまざまな国家体制づくりについてページを割かれていたこと。
    この辺りまで読んでくると、他の学習漫画のまとめ方とはちょっと違うなという感じがします。

    4章は壬申の乱。この章では大海人皇子と大友皇子、天智天皇との関係も少し描かれていました。どっちの思いも真摯で真面目だったのに・・・。

    5章は天武天皇→持統天皇の御世の、律令国家がついに形になるところを描いています。

    全編通して、日本という国がどのように律令国家として形作られたのかがわかりやすい編成になっています。
    マンガを読むだけで、国家として必要な制度がいかようにして作られていったのかもわかりやすくなっています。
    他の学習漫画だと、とっつきやすさ重視で人物を中心に描いているものがありますが、ほんとうに勉強に役立てるなら、特に飛鳥時代は倭と呼ばれていた時代の”クニ”から「日本」という律令国家への成長ぶりが理解しやすいこの構成のほうが役立つのではないでしょうか。

    それからありがたいのは巻末の年表と用語解説。これもしっかり読んでおけば受験にも使えそう。

  • 小学生の子供に歴史に興味を持ってもらうため読んでみました。
    漫画にストーリーがあって読みやすく、細かい解説を飛ばしても大まかな流れが分かるのが◎。

    表紙はジョジョの荒木飛呂彦氏。
    私自身はジョジョを知っていたので表紙でニヤリとしたが、ジョジョを知らない子供は、怖そうな漫画だと思って読むのを躊躇っていました…^^;
    中の漫画は別の方で、絵柄は良い感じに無難で、内容も分かりやすかったです。

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著者プロフィール

漫画家 東京都に生まれる。1980年『少年ビッグコミック』(小学館)にて「10月のメモリー」でデビュー。少年誌や小女誌などで短編読み切り作品等を経て、1982年から同誌で連載された『気ままにウルフ』が初の長期連載作品(単行本全8巻)となる。また、『法律の抜け穴』シリーズ、企業コミックやイラスト挿絵などを手掛け、1993年から三省堂の中学英語教科書『New Crown』の編集委員として10年間イラストを担当する。代表作に『赤い靴はいた』、『緋が走る』(1999年NHK、ドラマ化)、『島根の弁護士』(2007年フジテレビ、ドラマ化)など多数。ピエゾコミックhttp://www.geocities.jp/ao10132000/

「2020年 『憲法の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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