クララ・シューマン 愛をつらぬいた女性ピアニスト (学習漫画 世界の伝記)
- 集英社 (1992年3月19日発売)
本棚登録 : 124人
感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784082400224
感想・レビュー・書評
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まずはクララ・シューマンの伝記が出ていることにびっくり。しかも、表紙が何とも乙女チックで、シューマンと結婚に突き進んでいく場面などは、自分は何か別のモノを読んでいるのかと勘違いしてしまいそう…。
大人の私としては、参考になったのは解説のところ。当時の社会情勢や音楽家の置かれていた状況、シューマンやブラームスとの関係などが詳しく書かれている。
クララが8歳の時、10歳年上のシューマンと出会い、21歳で結婚。37歳で未亡人になったと言うから、結婚生活は17年。その後76歳で亡くなるまで、実に40年である。このクララの存在がなければ、シューマンの音楽も今のようには注目されていなかっただろうから、運命というのは不思議なモノだ。
マンガが読書の入口になればとは思うのだが、伝記の場合、人物のキャラクタやイメージがイラストの印象でずいぶん変わってしまうのではないかというのが心配。私は子ども時代、伝記を文字だけの本で読んでいたので、息子にも早くマンガは卒業してもらえるといいのだが…。詳細をみるコメント0件をすべて表示