日本の名作文学案内 これだけは読んでおきたい (これだけは読んでおきたいシリーズ)

  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784082880828

感想・レビュー・書評

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  •  小学生の頃に読み耽った一冊。夏目漱石の代表作として『こころ』の紹介がなかったり、徳冨蘆花の代表作として紹介されているのが『不如帰』ではなく『思出の記』だったりと、いま読むと不思議なラインナップ。
     二葉亭四迷『平凡』・長塚節『土』・志賀直哉『清兵衛と瓢簞』・葛西善蔵『子をつれて』・室生犀星『幼年時代』・宇野浩二『苦の世界』・佐多稲子『キヤラメル工場から』・尾崎一雄『玄関風呂』・中野重治『歌のわかれ』・横光利一『機械』・石坂洋次郎『若い人』・牧野信一『鬼涙村』・島木健作『赤蛙』・石川淳『焼跡のイエス』・大岡昇平『俘虜記』・田宮虎彦『絵本』・井上靖『夏草冬濤』・野上弥生子『秀吉と利休』・中上健次『岬』・野間宏『暗い絵』・梅崎春生『桜島』・椎名麟三『永遠なる序章』・堀田善衞『広場の孤独』・開高健『裸の王様』・円地文子『女坂』・吉行淳之介『闇のなかの祝祭』・島尾敏雄『出発は遂に訪れず』・永井龍男『石版東京図絵』・星新一『ひとにぎりの未来』・宇野千代『薄墨の桜』・井上光晴『明日』・澁澤龍彦『高丘親王航海記』が気になった。これらのうち何作が現在でも紙媒体で読むことができるのだろうか?

  • 明治から昭和までの日本文学の名作を、簡単な漫画とあらすじで紹介している。漫画は昭和っぽい絵柄で、あらすじはけっこうネタバレしている。個人的にはあまりネタバレしていないほうが良かったんだけど、書きだしの数行や作家の紹介、「テーマ別文学ガイド」というコラムもあって、全体的には良い構成。私はあまり名作文学を読んでいないので、この本を参考に少しずつ読んでいこうと思う。

  • 名作案内の本。

    日本の文学が明治・大正・昭和1・2の時代別に、
    短いマンガで内容を描きつつ紹介。
    ざっくり、軽く名作を知るにはもってこい。

    文学史でタイトルだけ聞いても、どれから読もうか迷うもの。あらすじと解説で、本編に手を伸ばしてくれるといい。

  • 少しは博学になる。

  • 日本にいるときは自分が日本人であるという意識はない。
    でも1歩外国へ行くと(観光旅行は別として)自分が日本人であるということを嫌でも思い知らされる機会がたくさん出てきます。私は日本語を勉強している外国人より、日本の物語を知らないことに結構ショックを受けました。
    外国の図書館にもおいてある名作ぐらいは内容を知っておいたほうがいいと思います。
    あらすじ本はほどほどにしましょう。

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