新訳 赤毛のアン (集英社みらい文庫)

  • 集英社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784083210105

感想・レビュー・書評

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  • 表紙イラスト:羽海野チカに釣られて、遂に赤毛のアンを読みました。
    本文イラストはおのともえさんという別の方だけど、ウミノ村住人とあって画のタッチはそっくりです。途中まで気が付かなかった。
    なので表紙買いしてもガッカリしないと思うよ。


    内容の方は確かに面白かった。
    でも昔に読んでおけばよかったなーとは思わなかった。
    読んでたら絶対に記憶の彼方へやってしまって、ここまで面白かったという気持ちが残らなかったと思う。
    少なくともギルバートを応援しようなんて微塵も思わなかったはず。

    児童向けでページ数の都合なのか、どことなく駆け足な感じがしたので、他の訳も読んでみたいなぁと感じました。
    これは次巻「アンの青春」で強く思うんですけどね。ページが講談社文庫の半分だったからね。


    あと最後に。ダイアナがアンのことを「アンタ」って呼んでいて、私の中のダイアナイメージが崩れました(笑)
    そういう言い方しない子だと思ってたから。
    翻訳の違いかもしれませんけど。

    • remy147さん
      初めまして。私もみらい文庫版の『赤毛のアン』を読みました。
      ダイアナがアンに対して「あんた」と呼ぶイメージは、私のイメージにはありません。な...
      初めまして。私もみらい文庫版の『赤毛のアン』を読みました。
      ダイアナがアンに対して「あんた」と呼ぶイメージは、私のイメージにはありません。なぜなら、ダイアナのようなかわいい子がアンに対して「あんた」だなんてとんでもないと思ったからです。もちろん、アンがダイアナに対して「あんた」と呼ぶイメージもありません。でも、ギルバートやレイチェルさん(リンド夫人)に激怒した時は「あんた」と明らかに呼んでいます。こればかりは例外だと思いました。
      それに、二人称だけでなく、一人称にもこだわりがあります。私のイメージでは、アンとダイアナの一人称は「あたし」ではなく、「私」です。「私」じゃないと、私の中のアンとダイアナのイメージが崩れてしまうのです。だから、声を出して読む時(私の場合、朗読しないと安心できないのです)、私のワガママで「あんた」を「あなた」、「あたし」を「私」と読んでいます。
      確かに翻訳にもよりますが、私が翻訳者だったら、もっと美しい翻訳で読みやすくしたいと思います。
      2012/10/01
  • 孤児院から手違いでグリーン・ゲイブルズに引き取られて来たアンは、数々の失敗を繰り返しながらも美しく成長し、やがてグリーン・ゲイブルズとマリラを守る存在にまでなってゆく・・・。

    一言で言えば、アンの成長物語なんだけれど、読む前は読了後こんなにアンの事が好きになるとは思わなかったぐらい、アンとアボンリーが大好きになりました。

    赤毛で孤児の為、自分に自信のなかったアン。ひたすらに優しいマシューや、厳しさの中にも愛情溢れるマリラ、そして「縁の友」ダイアナを始めとする友達との日々。

    屋根に登ったり、舟で流されたり、ケーキに痛み止めを入れてしまったりとかくドジや無茶が多いアンだけれど、いつも想像力や感情表現豊かで明るいんですよね。

    約四年の歳月が過ぎる中で、マリラやダイアナ達と絆を深め、ギルバートとも和解してゆく。新潮文庫版などと比べると描写がどうしても駆け足らしいけれど、それでもページを捲る事に、アンと一緒にグリーン・ゲイブルズで日々を過ごした気分を味わえ、最後はアンの決断に喝采を送りたくなるのです。

    ジェンダーの観点で言うと子供には時々「この時代はね・・・」と解説しながら読んだ方が良いかも。それでも、長く読み継がれて欲しい名作。

  • アンのかわいさ、強さ、勇気と想像力の豊かさがとても素敵。

  • うん、新訳なのに、忍の一字は、いかがか。

    久々赤毛のアンで楽しく読んだ。

  • 子供の頃はアンのわざとらしいほどの大げさなおしゃべりが嫌いで、恥ずかしながらちゃんと読んだことがなかったのだけど、羽海野チカ先生の表紙の本を見つけ即買いし、読んでみたらアンが可愛くておかしくて、あっという間に読了。

  • 劇団四季のミュージカルをみて。アンはどこか私に似ていて好きー!面白い!

  • 「赤毛のアン」は有名で、タイトルは知っているけど、別に興味ナシ!・・・という女子たちが、羽海野チカさんのイラストで少し借りてくれるようになった。
    新訳はどうかと思いましたが、超訳とかではなく、今の子どもたちにも読みやすいかんじになっています。

  • 小学生の頃、手にとって途中で挫折した覚えがある。ちゃんと読んだのは23歳になってからが初めて。
    最近になって、小学生の頃の担任から私はアンに似ていると指摘されたのをきっかけに読んでみた。
    読んでみると、ここまで優秀ではないけどアンに通じるものが私自身の中にあると思った。
    アンと違う部分にもこれから見つめていきたいと思う。

    『実際家』という言葉をこの本で初めて知った。児童書で読みやすいことと羽海野さんのイラストに釣られて選んだが、序盤とか訳が不自然と思える部分がいくつか。次読み返す時は別の人の訳で読んでみたい。
    あと、アンが屋根から落ちるシーンなどシリアスな場面でのイラストが軽すぎて違和感があった。
    でもはぐちゃんっぽいアンの表紙かわいい。

  • 小学生の頃、手にとって途中で挫折した覚えがある。ちゃんと読んだのは23歳になってからが初めて。
    最近になって、小学生の頃の担任から私はアンに似ていると指摘されたのをきっかけに読んでみた。
    読んでみると、ここまで優秀ではないけどアンに通じるものが私自身の中にあると思った。
    アンと違う部分にもこれから見つめていきたいと思う。

    『実際家』という言葉をこの本で初めて知った。児童書で読みやすいことと羽海野さんのイラストに釣られて選んだが、序盤とか訳が不自然と思える部分がいくつか。次読み返す時は別の人の訳で読んでみたい。
    あと、アンが屋根から落ちるシーンなどシリアスな場面でのイラストが軽すぎて違和感があった。
    でもはぐちゃんっぽいアンの表紙かわいい。

  • 羽海野センセイの表紙は買うし読む(´∀`☆)

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著者プロフィール

1874年、カナダ、プリンス・エドワード島に生まれる。幼い時に母と死別、祖父母に育てられ教師になる。『赤毛のアン』シリーズのほか、小説、短篇集を残し、世界中で多くの読者の心を捉えた。

「2022年 『赤毛のアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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