ちょー戦争と平和 (ちょーシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 468
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086001427

作品紹介・あらすじ

ついに魔王サルドニュクスを捕縛した、ジールのクラスター王子。世界の支柱を破壊するため、彼は大国トードリアに兵を進める。国力の差からいって、勝ち目のない戦。しかし王子は、生まれて初めて城の外に足を踏み出した!一方、捕縛を阻止できなかった、サリタ、それにオニキス、サファイヤ、宝珠は合流し、ジールの行軍の先回りをする。なんとかして戦争をやめさせるつもりだった。

感想・レビュー・書評

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  • いいですねえ。
    巻が進むにつれ、どんどん面白くなってきました。
    伏線はもはや伏線ではないし、落としどころもわかるんだけど、登場人物それぞれが自分にできる最善を考えながら行動するのを読むのが心地よくて。

    エデア・タロットワークがどうして魔王を召喚するのに手を貸したのかは、そっちの理由か、と。
    人間に戻してやりたいからか、コンプレックスがあって見返してやりたかったかどちらかと思っていたけど、そっちね。

    そして化け物と忌み嫌われ、城から出るのを禁じられていたクラスターがどうして世界を破壊することにこだわるのかと言うと、世界がぼくを受け入れてくれないのなら、世界が滅んでしまえばいい、と。
    ああ、ヤダヤダ。
    それが実現できる財力のある人は中二病になってはいけない。

    ひとつ重大な誤植。
    クラスターがなぜ化け物呼ばわりされているかと言うと、目の色が左右で違うから。
    それも赤と青。
    ところが「青と青の目で」と書かれて箇所がありました。
    これでは化けものにならんでしょ。
    ただの頭がよくてイケメンな王子じゃん。

    クラスターを説得できなかった宝珠は、トードリアの女王リブロに戦争をやめるよう訴えるが、それも叶わない。

    ”私に人の命の責任など取れん。きっと誰にも取れはしない。経済の観念においても、戦争は大量の消費と需要は生むが、供給が無尽蔵な訳ではない。どこかで均衡が崩れたら、回復に手間がかかることおびただしい”

    それでも、長々と抗争を続けるよりも、さっと戦争で終わらせた方が被害が少ないと思えたら戦争に踏み出してしまう。
    始めるときはさっと戦争で終わらせられると思っても、落としどころが見つからなくて長びくのもまた戦争なんだけどねえ。

  • あぁ・・読み始めたら止まらない

  • 子どもたち編第6巻。
    リブロ様きたよーうわぁぁんっ!お姉様素敵っ!しかしあとがきにあるように、登場が唐突です(笑)

  • 魔王が捕縛され、ジールはトードリアに戦争を仕掛け…?!

  • 2008年12月27日

  • はじめて読んだシリーズものは多分これじゃないでしょうか。

  • リブロが大好きなのでたまらん一冊です。

  • 面白かった(手抜き感想)。シリーズ読了後に「ちょー葬送行進曲」でまとめて感想あり。

  • ちょーすき。
    +++++
    サリタだいすき。
    ああ、でもリブロお姉さまもほんとしゅき。

  • 2004.06.06.読了。未所有。記録不在のため感想割愛。

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著者プロフィール

作家。富士見L文庫での作品に「マルタ・サギーは探偵ですか?」シリーズ、「妖怪と小説家」などがある。

「2017年 『鳩子さんとあやかし暮らし 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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