- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086002394
作品紹介・あらすじ
神遊びをすると怖いものに遭うという。祭りの夜に神社に向かった明、俊介たち。少年たちの小さな冒険が心の奥の秘密をさらけ出し、やりきれない思いはリーダーの明に向かう。やがて悲劇が訪れ…。いたずらな神の手がぼくらの運命を変える!?二〇〇一年度ノベル大賞・読者大賞、W受賞の表題作に二編を加えた人と神をめぐる不思議でちょっと怖い異色のオムニバス・ストーリー。
感想・レビュー・書評
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加津ばあちゃんが好き。
見えないものへの畏れと、伝えられる懼れが代を超えて少年少女の閉じた世界を開く様が良かった。
絶対的な神ではなく、理解の及ばない、決して利ばかりを齎さない、しかしながら人間臭くもある人ならざる者の姿は後の作品へと受け継がれているなぁと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2001年ノベル大賞受賞
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子供の心って、抑制聞かない分、素直で残酷。
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昔気になっていて、すっかりそのまま忘れていた本です(笑)
そういえば…と思って借りてみました。
題名の『神遊び』は、神『と』なのか神『で』なのか…。
当然神様から見れば、人などというものは玩具です。
そう考えると、話の内容は察する事ができます。
現実から少しだけ不思議な世界にはみ出した、そんな話ですw -
20040717:読了